バタバタしてしまい、更新が遅れてしまいましたがアプリリア ファンとして取り扱わない事象が起こったので、今更ですが取り扱いと思います。
2019年シーズンのMotoGP世界選手権 第18戦マレーシアGPの期間中に世界アンチドーピング機構による薬物検査で、尿サンプルから禁止リストに掲載されているアナボリックステロイド(筋肉増強剤)の陽性反応が検出され、昨年末の12月17日にFIM国際モーターサイクリズム連盟から暫定的資格停止の処分を受けているアンドレア・イアンノーネですが、暫定的資格停止を発効した2019年12月17日から18ヶ月の間 資格停止を課すことが決定しました。
これにより、イアンノーネは2021年6月16日まで資格停止となります。
今日は、アンドレア・イアンノーネが自身のインスタグラムに掲載したコメントなどを紹介したいと思います。
今回の判決を受けてイアンノーネは、第18戦マレーシアGP及び最終戦のバレンシアGPで取得したメダル、ポイント、賞金などが没収され、リザルトも含めて失格となります。
(イアンノーネは、第18戦マレーシアGPと最終戦バレンシアGP共に転倒リタイア)
今回の結果にイアンノーネが異議を唱え、国際規律法廷の決定に対し上訴する場合、国際モーターサイクリズム連盟のアンチドーピング規程第13条7項に基づき、受領日から21日以内にスイス・ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提出することができるようです。
#MotoGP | 18 months suspension imposed on Andrea Iannone— FIM (@FIM_live) April 1, 2020
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今回の件を踏まえ、アンドレア・イアンノーネは自身のインスタグラムで以下のようにコメントを残しています。
アンドレア・イアンノーネのコメント
「一件が始まってから数か月が経過し、毎日が1年のように思えました。汚染された食品を自ら摂取したわけではなく、歴史上初めてアスリート側は無実であると判断されたのに18ヶ月の刑を宣告されたので、今後の展開で無実と判断されても私は幸せになれません。
私は、この一文を受けても止まることはありません。
困難な道を歩かなければならないという苦しみの中で、私は全てのステップを続けることにしました。
皆さんは、この悲しい困難な旅の全ての瞬間を私と一緒に居てくれます。
私の側にいてくれる人や、全てのファンに感謝しています。
私が決してドーピングをしていないと信じてくれた私の友人、家族、そしてアプリリアチームを始めとし、特に私の父や、マッシモ・リボラやスポンサーにも感謝しています。
他にも、全ての裁判で私のそばにいてくれた弁護士のアントニオ・デ・レンシスには尊敬しています。
支えてくれる皆さんに、私は永遠に感謝するでしょう。」
とのコメントを残しています。
今回の判決について、アプリリアレーシングのCEO マッシモ・リボラもコメントを出しています。
アプリリアレーシングのCEO マッシモ・リボラのコメント
「アンドレアに対して課せられた判決は私達を困惑させています。裁判官は、物質を摂取してしまったアンドレアが完全に無意識だったことを認め、食品汚染の主張を認めました。
アンドレアに課せられるペナルティは全く意味がありません!
他のスポーツでも汚染された食品でアスリートに陽性反応が出るように、アンドレアは無罪とされるべきだと思います。
この状況は私達が告訴する事に対して大きな希望を残します。
アンドレアをRS-GPに再び乗せてあげたいです。
私達は、この問題が終わるまで ずっと彼の側でサポートを続けます。」
今回の判決に対して、マックス・ビアッジもコメントを発表しています。
マックス・ビアッジのコメント
「意図的に摂取したわけではないとの認識があったにも関わらず、彼は罰せられました。非常に矛盾しており、一件が明確にされていません。
彼は事実上無実なのに、避難されました。
この裁判で終わると思えませんし、恐らくCASに訴える事になるでしょう。
自ら摂取したわけではないのに、何故彼を避難するのか解りません。
このような判決を受けたアスリートは不愉快なだけでなく、全てのやる気を失います。
アプリリアは彼の近くにいるし、上手く行けば彼は戻ってこれると思います。」
とのコメントが出されています。
何か妙な判決結果になっているようですね・・・・
当初この問題が出た時は、私もイアンノーネに対して「やりやがったなコイツ!」と思っていましたが、裁判でイアンノーネが意図的に摂取した訳では無いことが認められているのに、18ヶ月の出場停止処分を下すということは、何とも煮え切らない結果だなぁと思います。
やはり、それはイアンノーネ側の証言に納得できない部分もあったから、こんな結果になったのでしょうが、"裁判でイアンノーネの不可抗力を認めた" という事実があるのに停止処分ってのはねぇ・・・・
う~ん・・・やはり煮えきりませんね。
ビアッジの言う通り、恐らくCASで続きを争うことになるのでしょうが、今後どのような展開になっていくのでしょうか!?
ってか、イタリアではコロナ大流行してるから裁判自体ができるのか微妙な気がしますが・・・
コロナの状況によって、裁判が開かれるよりも前に出場停止期間が終わったりして・・・(汗)
ホント、今シーズンは一体どうなっちゃうんでしょうね・・・?
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確かに『意図的摂取ではないと認められた』のに18ヶ月の資格停止処分は厳しいね
返信削除スポーツ仲裁裁判所でまだワンチャンあるみたいだからそこで減刑あるかもね
ぶっちゃけFIMやドルナはイアンノーネの事よりコロナの影響による開催スケジュールの事や
スポンサー料、テレビ放映権料の事の方が懸念事項じゃないかな
これがもし、兄マルケスが『スペイン産の牛肉によるうっかりドーピング』疑惑だったら
どうなってたんだろうとは思うけれど
コメントありがとうございます!
削除"兄マルケスが『スペイン産の牛肉によるうっかりドーピング』疑惑だったら
どうなってたんだろう?"
実に面白い事を考えますねぇ~(笑)
スペイン政府が予算作って賄賂渡しますねきっと(笑)
スポーツ選手が故意不可抗力を問わずこう行った事で罰せられるのは常識ですから不可抗力にしてもアンドレアは運が無かったのかな。それにしても18ヶ月は厳しすぎる……レース中に相手のブレーキ握った奴ですら次のシーズン走ってたのに。
返信削除コメントありがとうございます!
削除ですよね!おかしいですよね!?
裁判中に認めてるわけですし、ロマーノ・フェナティがブレーキ握った時は、チーム側から解雇になったわけですが、解雇になる前に出ていたペナルティは2レースの出場禁止でしたしね。
処分を出した所が違うと言えど、殺人行為は2レースの出場禁止で、不可抗力で禁止薬物が出てしまった人は18ヶ月の出場禁止。
やっぱおかしいですよね?