来週末にいよいよ開幕! BSBシルバーストーンテスト結果!!


本日よりWSBK 4戦 オランダROUNDMotoGP第3戦 アメリカGPが開催されますが、BSB(ブリティッシュスーパーバイク選手権)の開幕まで残すところ1週間となり、最高峰のスーパーバイク クラスは、4月9日にシルバーストーンでシーズン開幕前最後となるオフィシャルテストが行われました。
今シーズンのBSBでの注目するべき話題と言えば、昨年までMotoGPクラスへ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニから参戦していたスコット・レディングが、今シーズンはBSBにBe Wiser PBM Ducatiからフル参戦。
昨年のWSBKにバリーニ レーシングチームからフル参戦していたシャビ・フォレスがHonda RacingからBSBへフル参戦することが注目されていますが、今シーズン McAMS Yamahaへ移籍したジェイソン・オハローランがモンテブランコとポルティマオで行われた第1回、2回のテストで好タイムを記録しており、今シーズンのタイトル獲得ライダー候補に挙げられています。
今日は開幕直前にシルバーストーンで行われたBSBオフィシャルテストの結果とオハローランのコメントを紹介したいと思います。


BSB シルバーストーン オフィシャルテスト 結果

※画像クリックで拡大します。

開幕直前に行われたシルバーストーンのオフィシャルテストでも、オハローランがトップタイムを記録し総合1番手でテストを終えました。
オハローランの昨年までのチームメイトで、今期はAnvil Hire Yamahaから参戦するダン・リンフットですが、2015年 BSBチャンピオンのジョシュ・ブルックスよりも0.137秒差で2番手に入り、シーズン開幕前のテストを良い形で終えています。
ちなみに、ブルックスは今季Be Wiser PBM Ducatiへ移籍し、スコット・レディングのチームメイトとなります。
シルバーストーン テストでトップタイムを記録したオハローランよりコメントが出ていますので紹介したいと思います。


ジェイソン・オハローランのコメント

「モンテブランコテスト、ポルティマオテスト、シルバーストーンテストと、全てのオフィシャルテストでMCAMS ヤマハチーム全員でシーズン前に本当に良い仕事をしました。
時々高温になるヨーロッパのトラックでテストをすると、結果に誤解が生じることがあるのでイギリスのサーキットに戻って我々のペースを確認するのは大事なことでした。
来週末になると、いよいよ開幕戦ですからね。」


とのコメントが発表されています。
オハローランは、CBR1000RRからYZF-R1に乗り換えて、まるで水を得た魚のように好タイムを連発しています。
また、元チームメイトで昨年までCBR1000RRを駆っていたダン・リンフットも今季はYZF-R1での参戦となり、今回のテストを2番手で終えています。
こうなると、現行型のCBR1000RR(SC77)はWSBKの結果も考えると立場がありませんね・・・

噂では2020年にCBR1000RRはフルモデルチェンジすると言われていますが、昨年までWSBKで活躍していたフォレスは、今期Honda Racingからの参戦なのですが大丈夫なのでしょうか!?

また、昨年までMotoGPクラスへ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニから参戦していたスコット・レディングについても私はフォレスと同様に今季苦戦するのではないか?と思っています。

レディングはポケバイからキャリアを始め、その後CEV(スペイン選手権)に参戦しMotoGP世界選手権へ進んでいます。
イギリス人ですが、イギリスの国内選手権のBSBに参戦したことがありません。
なので、BSB特有の狭くてアップダウンの続くコースで苦戦すると予想します。

しかし、MotoGPからAMAへ1年参戦した後、BSBに参戦したジョン・ホプキンスが参戦初年度に年間ランキング2位でシーズンを終えた事もあるので、一概にレディングがBSBでは良い結果を残せないとは言えない部分もあります・・・・

今年MotoGPからWSBKへ移籍したアルバロ・バウディスタがここまでのレースを全勝していることから、電子制御などマシンの仕様の違いがありますが、同じパニガーレV4Rでシーズンを戦うレディングはバウディスタと比較される事になると思います。
レディングには、とりあえず自分のレースをして私の予想を裏切る結果を残してほしいと思います!
BSB開幕戦は来週の4月19日~21日に開催されます。
今シーズンも目が離せないシーズンとなりそうです!



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コメント

  1. あくまでも私個人の意見なのですが、JSBとBSBの交流やマシン規格の統一とかすれば盛り上がるのではないでしょうか?年1戦ぐらいは交互に相手国招待で混走レースしてポイントもそのままもらえるとかすれば、お互いが切磋琢磨してレベルも上がると思いますし。
    四輪のSuperGTとDTMでは交流と規格統一をされているみたいですね。

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    1. コメントありがとうございます。
      夢のようなオールスター戦になるとは思うのですが、移動や輸送費が莫大な金額になるはずです・・・
      イギリスは昔からの伝統を重んじる所があり、後軸で200馬力を超すスーパーバイク クラスでもトラコンなどの電子制御が禁止されてますし、現在のマシンレギュレーションがJSBとBSBでは違いすぎるので規格統一は厳しいと思います。
      現段階で一番オールスター戦が可能なのは、やはり鈴鹿8耐ですかねぇ・・・

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