チーム・スズキ・エクスターのサテライトチーム保有は2022年シーズンか!?


チーム・スズキ・エクスターが5月11日にメディア向けてバーチャルプレスカンファレンスを開催しました。
バーチャルプレスカンファレンスの中で、チームマネージャーのダビデ・ブリビオがアレックス・リンスとジョアン・ミルの契約更新について、7月中旬から開催が予定となっている今シーズンについて語ったのですが、プレスカンファレンスの中でサテライトチームの保有に感しては2022年を目標として検討していることをコメントしました。
今日は、5月11日に行われたバーチャルプレスカンファレンスでのダビデ・ブリビオのコメントを紹介したいと思います。




以下、MotoGP公式HPより

チームマネージャー ダビデ・ブリビオのコメント

「我々は最高の2人を起用し、重要なことを実行するためのサイクルが整っていると思います。
マルケスは破ることが非常に困難なライダーです。
クアルタラロとマーベリックは非常に速いですが、彼らと対決できると思います。
戦闘的なバイクを作り上げ、最善の運営をしなければいけません。


ジョアンについては、彼がどこまで行けるのかは時間が示してくれるでしょう。

アレックスとファイトするポテンシャルを備えていることは確かです。
今年はチーム内の競争環境が向上することを期待しています。
アレックスはジョアンが速いライダーであることを認めていることから、成長するでしょう。

ジョアンはアレックスに挑むことを望みます。

アンドレア・イアンノーネと共に参戦した2018年は、終盤の6、7戦だけでしたが、競争となり、常に1人が表彰台を獲得しました。
当時、表彰台に登壇しなかったライダーがチームメイトに対して不快に思うことはなかったです。
そのようなことが今年再現されることを期待します。


今年のチームは、ここ数年間で最も強いチームになることを期待しています。

今、スズキのナンバー1は存在しません。
スズキにはナンバー1が2人います。
このようになるように全力を尽くし、優れた方が勝ちます。
チーム内で競争が発生し、トラックで決着が付くことに関心があります。
これは2人のためになり、ジョアンはアレックスがリラックスを許さない存在になるでしょう。


我々は2人を2021年と2022年に継続して起用できることを嬉しく思います。

これが我々の目標でした。
アレックスとの交渉は正直、大変簡単でした。
1年以上も前にスズキからの継続参戦を望み、今すぐに契約ができることを伝えてくれました。
そして、丁度1年前に日本に行き、契約更新に関して協議をしました。

2019年の6月、7月に2021年の契約書に調印するには、会社のシステムにより我々の会社の社長まで段階を踏んで進まなければいけません。

適した時期にプロセスを踏まなければいけません。
2019年には2020年を考え、2020年が始まったときに2021年に関して協議を開始しますが、アレックスとは既に合意していたことから我々は落ち着いていました。
継続参戦が決まって、我々全員は幸せです。


ジョアンとは、昨年の中頃に話し合いをしました。

「君を継続的に起用して、長期的なプロジェクトを一緒に実行したい。」と伝えました。
将来において、安定が結果に結びつくと考えます。
彼は残留することを望み、契約を更新するオプションを所有していたことから、正直、交渉は簡単でした。

契約に関しては、我々の目標を達成できて、大変嬉しいです。

アレックスは既に証明したように優勝することができます。
ベストライダーに仲間入りしています。
ジョアンはそのレベルに達成するポテンシャルがあり、今後の我々の目標は2人がトップ5,6入りに進出することであり、グループを先導する2人の強いライダーを起用することです。



マルク・マルケスの4年契約には誰もが驚きました。

2年契約が通常ですが、我々の意向はアレックスとジョアンを可能な限り長い期間一緒に参戦することです。
アレックスはスズキで長いキャリアを歩むことを望むと何度も伝えてくれました。
当然、戦闘力の高いバイクを提供しなければいけません。
そうでなければ、オプションを探してしまいます。
長期期間の契約を結ぶことに何も問題はありませんでしたが、会社としてはステップ・バイ・ステップで前進することを望むことから、2年毎が最善でした。
2人のライダーと2023年と2024年の契約を結べることを期待します。



我々にはB計画は無く、後任も考えていませんでした。

ライダーを抱える全てのパーソナルマネージャーたちと話しをしますが、それは通常のことです。
パドックは小さな共同体です。
マルク・マルケスがホンダに残留すること、ファビオ・クアルタラロがヤマハと契約を締結すること、マーベリック・ビニャーレスはドゥカティに移籍するオプションがありましたが、ヤマハに残留することを望んでいました。
周りの状況を把握していましたが、我々の意向は、常にアレックスとジョアンを維持することで、他者との交渉や起用の計画がありませんでした。


今シーズンのチャンピオンシップが短くても長くても、あまり変わりません。

速いライダーはいつも上位に進出します。
同じサーキットで連続開催されても、結果はほぼ同じでしょう。
トップ2、3はほぼ同じだと思われ、スズキがサプライズとなることを期待しますが、同時に驚きではないかもしれません。
6か月間もレースが開催されていません。
どのように始まるのか見てみたいです。

オーストリアでの2戦連続開催は望みませんが、もしかしたら、そうなるかもしれません。

我々としては、アッセン、またはシルバーストンでの連続開催を好みます。
某ライダーはオーストリアで非常に速いですが、ヘレスではそれほど強くありません。
チャンピオンシップの開催に向けて解決策を探し、我々は受け入れます。
オーストリアで2戦連続して開催されることで、12戦に到達するのであれば、それでOKです。
闘うためにオーストリアに乗り込みます。


解決策を追求するために、ドルナとメーカー間で話し合いが実現したことを嬉しく思います。

特別な1年であることを理解して、可能な限り最善の手段で状況を管理することに努めます。
重要なのはシーズンを始めることです。
たとえ10戦でも実施できれば、チャンピオンシップを開催したことになります。
特別な1年であることから受け入れなければいけません。
リスク0は不可能です。

我々の多くのチームスタッフたちはイタリアに住んでいます。

スペイン、イギリス、フランス、日本にもメンバーがいることから、各国の状況を確認しています。
もし、欧州に来る場合には検疫が必要となるので、今欧州に来てヘレス入りの前に検疫を受けた方が良いです。
日本人スタッフたちは早く欧州に入るかもしれません。
ドルナとの話し合いを続けています。


チーム内では、1台のバイクに3人のメカニックが作業にあたることから、最低2メートルのソーシャルディスタンスを維持することは困難です。

医療プロトコルを確認することが非常に重要です。
サーキットに入場する前に検査を受け、陽性が判明すれば入場できません。
そして、どのように作業をするのか確認する必要があります。
今年はパドックでの生活やホテルでの息抜きはできません。
直接ホテルに戻り 休んで、次の日にサーキットで作業をします。
プロトコルを調整するために2か月の時間があり、我々はそれに従って行動します。


サテライトチームの保有に関しては、プロジェクトを継続し2022年に向けて検討しています。

我々はライダーたちとの契約に関して集中し、現在 最も重要な課題に関して協議をしているので、数週間後、もしくは数か月後に再びこの課題を取り上げ、ファクトリーの意見を確認します。」





とのコメントです。
スズキのサテライトチーム保有の件に感しては、是非とも実現して欲しいと思います!!
そして、ザルコにスズキに移籍してほしいんですよねぇ・・・・
彼のライディングスタイルは、GSX-RRにマッチするはずですからヤマハ時代以上の走りができると私は個人的に睨んでいます!

まずは、2022年シーズンの事よりも今シーズンと来シーズンの結果が重要になってくるでしょうが、是非とも結果を残してサテライトチームを保有して欲しいと思います!!




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コメント

  1. 「2023年と2024年もリンスとミルで戦いたい」こう言われるのはライダーとしては嬉しいだろうが、
    繋ぎ止めておく為に戦闘力の高いマシンを提供し続けないとね

    2022年「ロッシとロレンソがスズキで参戦」は無いな・・・おもしろそうなんだけどね
    青いカミソリコーナリングマシンとか

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    1. コメントありがとうございます!
      そこですよね。問題はGSX-RRの戦闘力アップ!!
      マシン構想は一番好きなんですけどねぇ・・・結果がもっと欲しいです・・・!

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  2. GSX-RRが毎戦、もっともっと優勝争いの常連にでもならない限り
    型落ちGSXをサテライトで走らせたいチームは今の所無さそうですよね。
    ドルナが技術のあるチームと大きなスポンサーでも紹介してあげてやっと
    実現できそうですかね?ヨシムラ・スズキとか最高ですけど今のヨシムラに
    そんな体力もないし夢物語ですよね。僕のゲームMotoGP15では参戦してますけどw

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    1. 組長コメントありがとうございます!
      結局は組長のおっしゃる通り、GSX-RRがもっと強くなって結果を残せるマシンになる必要がありますよね・・・
      モリワキ・ホンダならぬヨシムラ・スズキが実現したらファンとしては最高ですよね!
      USヨシムラ・スズキでエリアスとロジャー・ヘイデンが乗るなんて事は絶対に無いでしょうが・・・

      何にせよ、GSX-RRにはまずは結果を残して欲しい所です!!

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