ヨハン・ザルコは母国GPで台風の目になれるか!?

さて、いよいよ明日からFP1の始まるMotogpフランスグランプリですが、気の高いライダー ヨハン・ザルコが、個人的にルマンでは表彰台争いに食い込んでくるのではないかと思っています。




日本では125cc時代のケアレスミスでザルコ師匠と呼ばれ、知名度の高いザルコですが、昨シーズン終了直後の公式テストからMotoGPクラスにステップアップし、マーベリック・ビニャーレスの速さの陰に隠れてしまいましたが、すんなりYZR-M1を乗りこなし個人的にザルコは乗れている印象を持ちました。
第1戦はリタイヤ、続く2戦目は5位入賞、3戦目も5位入賞、4戦目はファクトリーの2人を抑え、YAMAHA勢トップの4位です。
この調子で行けば、間違いなくルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるでしょう。
前回のスペイングランプリで何故ザルコがファクトリーのビニャーレスとロッシよりも速かったのか?という記事を目にしました。
その記事では、選択したタイヤの違いと書かれていました。
考えようによっては、タイヤ選択でファクトリーマシンに勝てるとも考えられますし、ザルコの2016年型のマシンは2017年型のファクトリーマシンと比べてそれほど戦闘力の差は無いと考えることもできるのではないでしょうか?
ちょっと前のYZR-M1はファクトリーにはシームレスミッションが入っていて、テック3のマシンは搭載されて無かったりと、性能差は結構かけ離れていました。
カル・クラッチローがテック3でYZR-M1を駆っていた時よりも今年度のYAMAHAのマシンはファクトリーマシンとサテライトマシンの戦闘力の差があまり無いのではないか?と推測します。
チームメイトのヨナス・フォルガーも手堅くポイントを重ねており、悪くない成績だと思います。
戦闘力差が少ないかもしれないと述べましたが、レースタイムを見れば10秒ちょっと離されているのですが、レース内容や立ち回りが影響してしまうので仕方の無いことだと思います。
昨年のルマンの結果ですが、YAMAHAファクトリーのホルヘ・ロレンソ バレンティーノ・ロッシ SUZUKIのマーベリック・ビニャーレスの順になってます。

YAMAHA機にとっても相性が良いサーキットなのは明白です。
FP1も見てなくて結論付けるのは次期早々ですが、以上の点から、明日から始まる母国フランスグランプリでザルコは案外活躍し、表彰台に乗るのではないかと思います。
世界的な評価はどうなんだろう?と思い、ブックメーカーのフランスグランプリのオッズを拝見すると(クリックで拡大)






1番人気はビニャーレス、以下マルケス、ロッシ、ロレンソ、ペドロサ、ザルコとなっており、6番人気でオッズは15倍です。
去年SUZUKIで3位に入ったビニャーレスが1番人気になるのは当然ですね。
果たして、私のイチオシのライダーのザルコは活躍できるのか!?
そして、忘れちゃいけないもう一人のフランス人ライダー ロリス・バズにも注目です。

Motogpに上がる前年、チームメイトのトム・サイクスに恩を仇で返した呪い?から未だ解き放たれていませんが、(この辺の事情はリンクフリーのブログITATWAGPさんの記事を読んでください)果たして、バズ・バズーカ炸裂となるのか!?
明日から始まるフランスグランプリから目が離せません。

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