2013年から2017年までレプソル ホンダのチーム監督を務めたリヴィオ・スッポ氏がGPone.comのインタビューに答え、今回の新型コロナウイルスによりMotoGPの開催スケジュールの変更がチームとライダーに与える影響についてコメントしています。
スッポ氏によりますと、スポンサーおよびライダーとの契約には "緊急事態、または不可抗力の理由で発生した場合に適応される様々な条項"があるらしく、チャンピオンシップの開催の中止が増えれば、チームスタッフやライダーの報酬に直接影響するそうです。
以下、GPone.comより
リヴィオ・スッポ氏のコメント
「スポンサー契約およびライダー契約には "緊急事態、または不可抗力の理由で発生した場合に適応される様々な条項"が含まれています。チャンピオンシップがキャンセルされた場合、スポンサーはスポンサー料を支払う必要はありません。
よって、ライダーでさえ給料を受け取ることができません。
ライダーの給料は2つの分野に分かれています。
1つ目はレース内容に関連した報酬で、2つ目はイメージの権利に関連しています。
大会が開催されなかった場合レース内容に関連した報酬はもらえませんし、ライダーが負傷して欠場した場合なども支払いは中断されます。
ライダーごとに色んな契約条項や様々なケースがあるので、ライダーの報酬を一般化することは困難です。
結局は、ライダーとの契約交渉に依存しています。
例えば特定の行動に対して予想される罰金があります。
私はライダーに対して罰金を科したのはジャック・ミラーだけでした。
ジャックはいつも飲み歩いていたので、いつもトラブルを起こしていました。
私はジャックにとって父親のような存在であり、最後に一緒に飲んだビールの費用がどれだけ高くついたかを思い出しました・・・。
逆の例もあり、2009年シーズンのケーシー・ストーナーには、3戦欠場しても多く給料を支払ったケースもあります。」
とのコメントです。
大会中止はドルナ社やチームは勿論、選手やチームスタッフの給料に直接影響してくるので、なるべく避けたいですよね。
なので、なるべく開催延期の処置を取り、今シーズンの最終戦が11月29日の冬に開催する気持ちも解ります。
皆さん生活がかかってますからね・・・
ちなみに、現在のスッポ氏はMotoGPの世界から引退してから、イタリアのThok E-bikesexitという会社と協力し、電動マウンテンバイクの開発に関わっています。
私は自転車には詳しくないのですが、2018年11月に開催されたEICMAで世界中の二輪メーカーに混じって参加していたようです。
長年MotoGP界に貢献してきたスッポ氏が、今も2輪関係の仕事をしているのは喜ばしいです。
思いつきなんですが、MotoGPの開催が無い期間に「あいつ今何してる?~MotoGP版~」でも放送してくれないですかね?(笑)
ライダーは勿論、開発者とかも踏まえて当時の状況や思い出を語ってもらったり・・・・
もし番組制作してくれるなら、絶対に見たいです!!
オリビエ・ジャックとかどうしてるんだろうなぁ・・・・
人気ブログランキング
コメント
コメントを投稿