アレイシ・エスパルガロ談：今は超上手く乗れてるから2度表彰台に乗らないと満足できない！！

新型コロナウイルスの影響で、グランプリがいつ再開されるか全く目処がついてないMotoGP世界選手権ですが、今季から車体面だけでなくエンジンは従来のV字バンク角72度から92度に変更し、完全新設計マシンとなったアプリリアのエースライダーアレイシ・エスパルガロがオフシーズンテストからの好調を踏まえてコメントを発表しています。

以下、MotoGP公式HPより

アレイシ・エスパルガロのコメント

「全てが最高の気分です。
私のキャリアの中で身体面は、これ以上にないほど絶好調ですね。
アプリリアへ所属４年目ということもあり、クルーチーフをはじめ全てのメカニックたちの事を良く解っています。
本当に強いグループです。

私が追求していたのは、決定的なビックチェンジでした。
それが必要な状況でした。
バイクには、大幅な改善が必要でマレーシアで受け取ったバイクは、マレーシアとカタールで小さな問題があったのですが、全体的にはこれまでのシーズンと比較して戦闘力が遥かに優れています。

私のキャリアにおいて、GP20はアプリリアのベストバイクです。
エンジンはよりエレクトリックになり、前モデルよりも非常に走りやすいです。
しかし、パワーはまだ十分ではありません。

より多くのパワーを追求していますが、ライダーにとって決定的にイージーなバイクに仕上がっています。

シャーシもすごく乗りやすく、コーナーの後半部分でよく曲がってくれます。
大きな違いと言えば全体的に落ち着いた感じがあり、走行中のストレスが軽減されたことです。
よりリラックスしてブレーキングに入れることができるので、マレーシアとカタールで実施したレースシミュレーションでは、とてもイージーに走らせることができました。

2020年シーズンは楽しいシーズンになりそうです。
おかしな風に聞こえるかもしれませんが、表彰台を争う準備ができていると手応えを感じています。

しかし、容易なことではない事も理解しています。

このカテゴリーは信じられないほどレベルが高く、他社のバイクは非常に強力でライダーのレベルは非常に高いのですが、私たちは大きなブランドであり、アプリリアは大きな努力をしています。

私は今、超上手く乗れているので少なくても２度の表彰台を獲得できなければ、満足しないでしょう！

シーズンのスタートが待ち切れません。
プレシーズンテストでは、ライバルたちと比較することがそれほど簡単ではありませんし、バイクが本当に良いのか悪いのかを知りたい所ですが、もう少し待たなければいけないでしょう。
開催が何時になるのか待つ必要がありますが、早い時期にシーズンが始まることを願います。」

とのコメントを発表しています。
アレイシはオフシーズンテストでも結果を残していますし、アプリリアファンとしては、本当に心強いコメントです。

実際に今期モデルのRS-GPは、アプリリアの最高峰クラスマシン史上で一番良いマシンだと思っています！

原田哲也選手がGP500クラスに参戦した時のマシン aprilia RSW-2 500なんて、他社がV型4気筒 500ccのマシンで参戦する中、Vツインで排気量410ccでしたからね・・・

その後RSW-2 500は、430cc → 460cc → 498ccと排気量が上がっていくのですが、レギュレーションに定められた排気量以下のマシンで戦う発想と実行力はaprilia以外のメーカーでは実行できないんじゃないでしょうか！？

そして、MotoGPクラス開幕時のアプリリアの4stマシン RS3も忘れてはいけません！
他社が4気筒、5気筒で参戦を発表する中、RSW-2 500と同じ「最低重量を活かす」という構想の元に生まれたマシンですね。