McAMS Yamahaクルーチーフが語る2020年式YZF-R1の凄さ!!


市販車ベースで行われる選手権では、今年フルモデルチェンジを行ったCBR1000RR-Rが注目を浴びていますが、BSBの名門チーム McAMS Yamahaに所属しているクルーチーフのクリス・アンダーソン氏が、2020年式のYZF-R1について絶賛しています。
1月末にポルティマオテストが行われたスーパーバイク世界選手権のSBKクラスでは、今季PATA YAMAHA WORLDSBK OFFICIAL TEAMに移籍したトプラック・ラズガトリオグルがトップタイムをマークし、YZF-R1に感銘していることから、今年のYZF-R1はベースポテンシャルが相当上がっているようです。
記事中に掲載しているクリス・アンダーソン氏が解説を行う動画では、2020年型のYZF-R1はマフラーとエアフィルターの交換で後軸で202.6馬力を記録しています。
(まぁ後軸馬力については、計測するダイノマシンによって様々なタイプと計算方式とかあるし、インチキもできるようですが・・・)
今日は、2020年型のYZF-R1を絶賛するMcAMS Yamahaクルーチーフのクリス・アンダーソン氏のコメントを紹介したいと思います。



2020年型 YZF-R1馬力計測 動画






クリス・アンダーソン氏のコメント(McAMS Yamahaクルーチーフ)

「新しいYZF-R1は大きな前進を果たしました。
私たちはエンジンの分野でいくつかの優れているポイントを見つけました。
私たちは昨年まで使用していた旧式のYZF-R1よりも、遥かに多くのパワーを得ています。
私達は数週間のうちに、このパワーを活かせるマシン作りの方向性を見つけます。

バージョンアップされたのはエンジンだけでなく、一新されたエアボックスとエアスクープも挙げられるのですが、エンジン周りの他で私たちにとって最もエキサイティングなことは、新しいフェアリングです。

私たちはイタリアのヤマハ レーシング ファクトリーと全面協力しており、彼等から送られてきたフェアリングは素晴らしい芸術作品です。

フェアリングは空力特性を改善するように設計されており、ワールドスーパーバイクのチームからのフィードバックは本当に励みになりました。
今月後半にモンテブランコとヘレスで、どのように機能するかを楽しみにしています。

他にもテストすべきことがいくつかあります。
昨年、スーパーバイク世界選手権のメンバーは新しい燃料タンクを試しており、与えられたフィードバックは非常に肯定的でした。

これらのパーツは昨シーズンの終わり頃に到着していたのですが、大きな変更点なのでレースが行われる週末にはやりたくなかったので、モンテブランコで初めて試す予定です。」

とのコメントです。
昨シーズンのBSBは、レギュラー参戦している3台のパニガーレV4Rが年間タイトル1~3位を独占するドカティ勢の一人勝ち状態でした。
今季はWSBKの方でもヤマハ勢が好調なので、若いタラン・マッケンジーに大暴れして欲しいと思います!
昨年の開幕戦では、違う意味で大暴れしてしまいましたが・・・
今年のBSBも前年度王者不在のシーズンになるわけですが、アンダーソン氏が絶賛する2020年型のYZF-R1は活躍することができるのでしょうか!?
誰が年間タイトルを獲得するのか非常に楽しみです!



コメント

  1. BSB王者はSBKに行っちゃいますからねぇヌシの様なオッサン意外は・・・
    JSBやモトアメリカとかの選手にもっと行って欲しいな

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    1. コメントありがとうございます!
      最近のSBKはBSB出身の選手ばかりになってきましたね。
      JSBやmoto Americaから選手が出てきてほしいのは勿論ですが、ARRCから人位はレギュラー参戦して欲しい所です。

      実力はあると思うんですけどねぇ・・・

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