アプリリアが2020年型のRS-GPを公開!!


2月7日にセパン・インターナショナル・サーキットで行われるオフィシャルテストを控えているMotoGPクラスですが、アプリリアがTwitter上で完全新設計となる2020年型のRS-GPの画像を公開しました。
アプリリアのMotoGPマシン RS-GPは今シーズンから車体面だけでなくエンジンも新設計となり、従来のV字バンク角72度から92度に変更し、完全新設計マシンでシーズンに挑みます。
昨シーズン終了直後に行われたMotoGPクラスのバレンシア オフィシャルテストとヘレス オフィシャルテストには従来型のRS-GPで参加したので、2月7日にセパン・インターナショナル・サーキットで行われるオフィシャルテストが新型のRS-GPの初走行となります。
今日は、アプリリアのテクニカルディレクター ロマーノ・アルベシアーノ氏のコメントとアプリリアのTwitterで公開された2020年型のRS-GPについて紹介したいと思います。




2020年型 RS-GPの画像

















うーん・・・「F1マシンかよ!?」
この一言に限りますね・・・

けど、デスモセディッチよりはバイクらしさも残り、デスモセディッチより まとまった造形で良いのではないでしょうか?
アプリリアファンとしてはイイと思います!!
フロントディスクカバーとか、ドカティがリアホイールに施していたことと同じ様な事をやってますが、それもそれでアプリリアらしさを感じます。
まぁ~シーズン終盤まで使っているかは解りませんけど・・・

記事冒頭で述べたように、アプリリアのテクニカルディレクター ロマーノ・アルベシアーノ氏のよりコメントが出ているので紹介したいと思います。



以下、MotoGP公式HPより

アプリリアのテクニカルディレクター ロマーノ・アルベシアーノ氏のコメント

「2020年型のRS-GPは全く新しいバイクとなります。
昨シーズン途中にV字のバンク角度が広がったエンジンを選択しました。
これは物事を単純化する為に正当化され、複数の点火時期と異なるマフラーを選択できるようになります。
これはより、大きなポテンシャルを秘めたバイクに変換されるということです。

複数の点火時期を選択できることは、我々にとって最も関心があるパワーデリバリーを決定する際に重要となります。

実際のところ、考えるほど劇的な変化ではありません。
V字のバンク角度が広がったエンジンは、以前のモデルと比較して完全な革命を必要としませんでしたが、とにかく全てを再設計しました。
この複雑な改造の理由はV字がより広がったエンジンではなく、パッケージ全体を改善するというアイデアによるものです。」

とのコメントです。

ロマーノ・アルベシアーノ氏のコメントにあるように、点火時期の問題だけでなくRS-GPには92度バンク角のエンジンに変更することで、もう一つ恩恵が生まれます。

皆さんご存知の通り、MotoGPクラスはシーズン中にエンジンの改良が禁止されています。
アプリリア以外のMotoGPクラスを走るV4エンジンを搭載したメーカーのマシンは、外部にフライホイールを取り付けており、エンジン自体を改良する事なく回転慣性重量を変えることができ、ブレーキングの安定性やトラクション性能を変更でき、その結果 グリップやコーナーリング性能を変更することができます。

直4エンジンを採用するヤマハとスズキは、エンジンスペースの問題から外部フライホイールを使用することができないのは仕方ないのですが、挟角72度のエンジンを採用する従来型のRS-GPではV4エンジンなのに外部フライホイールを使用することができませんでした。

エンジンの詳細や画像は明らかにされていませんが、今回生まれ変わった挟角92度のエンジンでは外部フライホイールが使用できるようになっているはずです。

2月7日に行われるセパンテストが新RS-GPの初走行となるので、セパンテストでのタイムに期待するのは無理がありますが、シーズン中盤辺りからトップ5圏内の常連になってほしいとファンとして願います!

また、現在ドーピングの疑いがかけられているアンドレア・イアンノーネですが、2月4日に開かれる審理に出席する予定になっているのでセパンテストには参加しません。
イアンノーネの代役として、ロレンソ・サヴァトーリがテストに参加することが決定しています。






果たして、完全新設計となる2020年型のRS-GPはシーズン中にどこまで熟成し、表彰台に登ることができるでしょうか!?
是非ともアレイシ兄には登って欲しいと思います!



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コメント

  1. 見た目のカッコよさなら今期のモトGP機の中で一二を争うかも
    まぁまだドカとアプリリアしか今期デザインを発表してないけど
    カッコよさトップクラスでも中身の戦闘力はKTMに遅れを取ることもしばしば
    イアンノーネと代役ライダーの事くらいしか話題に上がらないアプリリアだけど
    今期の完全新設計マシンはどうなることやら

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    1. コメントありがとうございます!
      そうなんですよね・・・問題は中身なんですよね・・・
      エンジンレイアウトからして、間違ってはいないと思うのでマシン作りに磨きをかけていって、何とか表彰台を獲得して欲しいと思います!

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  2. カッコいい。このままのボディでRSV4が出たら欲しくなる。

    最近のバイクはデザインに大事なテールも無い。

    新エンジンも良いみたいで・しかし、昨年はトップを走ったノーネはいないとは・・・

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    1. コメントありがとうございます!
      羽の主張が凄いですが、まとまったデザインですよね。
      私、羽は嫌いな人種なのですがバイクのボディラインもまとまっていて、キレイに仕上がってると思います!
      恐らく写真と実車を見るのでは印象が違うでしょうし、正式な車体グラフィックが施されると更にカッコイイはずです!!

      これで速かったら申し分ないのになぁ・・・

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