Team SUZUKI ECSTARのチームディレクター 佐原 伸一氏が2019年シーズンの振り返りと2020年シーズンに向けての抱負を海外メディアに語っています。
佐原 伸一氏と言えば、現行型の市販車 GSX-R1000Rの車両開発課長も努めた方です。
2019年シーズンは2勝を手にしたGSX-RRですが、コメントの中で佐原氏は「正直に言うと、もっと表彰台に上がれると思っていた。」と述べています。
2019年シーズンのマシン開発方向は2018年シーズンのGSX-RRに小変更を施した熟成版と呼べるマシンでしたが、2020年シーズンも基本コンセプトは変えずに更に熟成を進めたマシンになるようです。
今日はTeam SUZUKI ECSTARのチームディレクター 佐原 伸一氏のコメントを紹介したいと思います。
佐原 伸一氏のコメント(Team SUZUKI ECSTAR チームディレクター )
「2019年シーズンは私達にとって本当に良いシーズンとなりました。アレックス・リンスが2勝を挙げ、ジョアン・ミルは負傷したにもかかわらず急成長を見せてくれました。
しかし正直に言うと、もっと表彰台に上がれると思っていました。
他メーカーと比べ、私達はバランスの取れたバイクを持っているので、開発の方向性を変える必要はないと思いますが、パフォーマンス全体をアップグレードして改善する必要があります。
私は、アレックスの "在り方" が好きです。
アレックスは常に戦いの準備ができており、レースに関しても予選でのポジションが良くなくても、日曜日に改善することができます。
なので、私達はアレックスのことを "Sanday Boy" と呼んでいます。
しかし、2020年シーズンはアレックスの能力を高める必要があります。
彼が良いグリッドポジションを獲得できれば、もっと良いレース結果が得られると確信しています。
もちろんアレックスのライディングの問題だけでなく、私達が彼に与えるマシンも影響します。
アレックスがグリッドポジションを向上できるように、私達は良いマシンを作りアレックスを支援しなければなりません。
ジョアン・ミルに関してですが、ブルノで転倒により負った怪我はシーズン後半のパフォーマンスに影響を与えました。
しかし、ミルは多くのレースで表彰台に近づくことができました。
来年ミルはルーキーではなくなり、1年間で得た経験の恩恵を受けて走ることになるでしょう。
ミルは近い将来トップライダーになる可能性を持っていることは間違いありません。」
とのコメントを述べています。
個人的に今のMotoGPクラスのマシンで一番好きなマシンがGSX-RRです。
小さい車体から生まれる、素晴らしいハンドリング性能。
「走る・止まる・曲がる」が一番キッチリできるマシンに仕上がっていると思います。
GSV-Rもアレはアレで嫌いじゃなかったのですが、GSV-Rの何倍もGSX-RRの方が好きです(笑)
純粋に乗ってみたいバイクです。
佐原氏のコメントから察するに、2020年シーズンも熟成版のマシンとなるGSX-RRですが、来シーズンは表彰台の獲得数と勝利数を伸ばすことができるでしょうか!?
やはり、スズキが勝つと盛り上がります!
是非とも2020年シーズンは表彰台の常連になってほしいと思います!
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FP初日にある程度セッティングできたマシンを用意できれば
返信削除ライダーはタイム出すのに集中できるし予選にむけて余裕を持ってに進められるし
ソコが重要になってくるね
予選で2列目までに入れれば表彰台にぐっと近づくな
しかしリンスもミルも少々アグレッシブなバトルをする時があるから
アツくならずにクールデビルな走りを期待したい
コメントありがとうございます。
返信削除昨シーズンはヤマハ勢はFPは良くても決勝レースでズルズル下がる場面が見られましたが、スズキ勢はFPはイマイチでも決勝レースで順位を上げる場面が見られました。
おっしゃる通り、GSX-RRのベースセッティングが煮詰まりFP初日から強い走りができれば、今シーズンは昨シーズンよりも勝ち星が増えるはずです。
個人的に来季GSX-RRには3勝以上してほしいと思っています。