ロッシのファクトリーチームからの参戦は今年いっぱい!クアルタラロがファクトリー入り!ロレンソがテストライダーに就任!各選手のコメント!


昨日、ビニャーレスが契約更新をした記事を書きましたが、その直後にヤマハから色々発表されちゃいましたね(汗)
記事の題名どおりなのですが、ヤマハ発動機より2021年以降のMotoGPクラスの参戦体制が発表されました。
発表によりますと、バレンティーノ・ロッシのファクトリーチームからの参戦は今シーズンいっぱいで、2021年シーズンからはロッシに変わりファビオ・クアルタラロがファクトリーチームへ加入し、ビニャーレスのチームメイトとなるようです。
また、昨年現役を引退したホルヘ・ロレンソですが、前評判通りヤマハのテストライダーに就任しました。
また、テストチームのクルーチーフにシルヴァーノ・ガルブセラ氏が就任し、ヤマハは最強の布陣で今シーズン以降を戦っていくようです。
ヤマハ発動機より発表された人事について、バレンティーノ・ロッシ、ファビオ・クアルタラロ、ホルヘ・ロレンソ、リン・ジャービス氏よりコメントが発表されているので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより




今シーズンでファクトリーチームを去るバレンティーノ・ロッシのコメント

「ライダー市場の状況を理由に、ヤマハから将来に関する決断を今年の最初に下して欲しいと頼まれていました。
昨シーズン中に発言したように、将来の決断を急がず ある程度の時間が必要です。
ヤマハは、そのことを理解してくれて交渉が終了しました。
技術変更と新しいクルーチーフが加入した後で、最初の目標は戦闘的になることです。
そして、2021年もキャリアを継続することです。

将来の決断を下す前に幾つかの回答が必要となり、それはトラックと序盤のレース結果がもたらすでしょう。

継続を決めた場合、ヤマハはファクトリー契約とファクトリースペックのバイク提供という全ての分野に関して支援の準備があるので、そのことを嬉しく思います。
テストでチームと一緒に良い仕事をするためにベストを尽くし、シーズンのスタートに向けて準備を進めたいです。」



リン・ジャービス氏のコメント

「2021年に関する決定を下す前に、2020年の戦闘力を評価するというバレンティーノの決断をヤマハは全面的に尊重し、同意します。

2020年シーズンに向け、バレンティーノの能力とスピードには全面的に尊重し信頼していますが、同時にヤマハは将来の計画を企てる必要があります。

今日、最高峰クラスに参戦する6メーカーは速く、若いタレントの起用を要求し、その結果、ライダー市場は以前よりも早まっています。

2021年のファクトリーチームにバレンティーノの名前がない状態でシーズンをスタートさせることに違和感がありますが、ヤマハは彼の決断を待ちます。

彼が自信を感じレースを継続する場合、ファクトリースペックのバイクと全面的な技術支援を提供します。
引退を決断した場合には、ヤマハのブランドアンバサダーとして ヤマハ・VR46・マスターキャンプとライダーズアカデミーの協力関係を継続し、拡大していきたいです。
それら全ては憶測であり、シーズン開幕が直前に控えています。
彼が最終的に引退をするまで、毎日全力でサポートすることをファンに保証します。」




2021年からファクトリーチーム入りするファビオ・クアルタラロのコメント

「ヤマハと数か月間の話し合いがまとまり、契約に至ったことがとても嬉しいです。
安定を追求することは簡単ではありませんが、今回は3年間の計画がハッキリしたので本当に嬉しいです。

昨年と同じように懸命に仕事に取り組みます。

最高のパフォーマンスの実現に向け、モチベーションが非常に高いです。
この冬は非常に長く感じました。
私のクルーに再会して仕事を続け、新型のYZR‐M1に乗れる来週のセパンテストが楽しみです。

また、最高峰クラスに参戦する機会を提供してくれたヤマハとペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームに感謝したいです。

今年も彼らが誇りを持ってもらえるように全力を尽くします。」



リン・ジャービス氏のコメント

「ファビオが2021年と2022年にヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームに加入することを大変嬉しく思います。

彼のデビューシーズンは、まさにセンセーショナルでした。

ポールポジション6回、表彰台7回という数字は、彼の輝かしく並外れたライディングスキルの兆候であり、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームとの2年契約を満了した後、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームに昇格するように招待するのは、当然のステップです。

2020年シーズンはファクトリースペックのYZR‐M1を提供し、ヤマハの全面的な支援が受けられます。

ファビオは20歳ながらバイクに乗っているとき、降りているときも素晴らしい成熟度を示してくれ、2021年に我々のチームに加わることを楽しみにしています。

ファビオとマーベリックは、チャンピオンシップの勝利を追求するために、また YZR‐M1の開発を継続するために、我々全員に大きな刺激を与えてくれるでしょう。」





ヤマハのテストチームに加入したホルヘ・ロレンソのコメント

「ヤマハ・ファクトリー・レーシング・テスト・チームに加入するという決断をとても嬉しく思います。
パドックに留まるという計画を常に考えていて、これは最も適した役割だと思っています。

私はチームとバイクを良く把握しています。


ヤマハ車は私のライディングスタイルに本当に合うことから、『マイ・オールド・バイク』との再会が本当に楽しみです。


ヤマハに復帰することで、良い思い出が蘇ります。

一緒に多くの優勝、表彰台、そして3つのタイトルを獲得したので、どこが強いのか理解しています。

この機会を提供してくれたヤマハに感謝したいです。

バイクを走らせ、限界を追求するという愛することが許される一方で、以前よりも少し平穏な生活を楽しめます。

仕事へのモチベーションは高く、YZR-M1に乗れる日が待ちきれません。

ヤマハの将来のためにベストを尽くしたいっです。
私の走行経験がヤマハのタイトル奪回に向け、エンジニアたちとライダーたちの助けになることを願います。」






リン・ジャービス氏のコメント

「ホルヘのヤマハ復帰を嬉しく思います。
彼の引退を知った時すぐに、我々に加入してもらえるように提案を考え始めました。

我々と一緒に参戦した9年間の成績は全てを語り、M1とヤマハの人たちと家族のような親密な関係がある経験豊富なライダーです。

完璧な一貫性と優れた技術面の洞察力を兼ね備えた非常に精密でモチベーションの高いライダーであることを我々は良く知り、ハイレベルのテストライダーとして、必要な全ての能力を備えています。

彼の経験、知識、ライディングスピードと経験豊富なシルヴァーノ・ガルブセラのコンビネーションはテストチームを強化するというヤマハの戦略において重要であり、日本のエンジニアたち、テストライダーたちとモンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPの間のギャップを埋めることを目指します。」




とのコメントです。
ヤマハは今現在で考えられる最強の布陣を敷いてきましたね。
記事冒頭でも少し触れましたが、フランコ・モルビデリはどういう立ち位置になってるんでしょうね・・・・?
恐らく、今シーズンの活躍次第で来年以降もペトロナスから継続参戦か否かという感じだと思いますが・・・

そして、フランキーの他にもう一人・・・
ジョナス・フォルガーは、どういった気持ちでこの発表を見たんでしょうか・・・


ジョナス・フォルガーがヤマハのテストライダーをクビに・・・後任はどうなる!?

持病のジルベール症候群が原因で2017年シーズンの日本GPから戦線を離脱し、ヤマハのテストライダーをしていたジョナス・フォルガーですが、ヤマハが2020年シーズンのテストライダーとしてフォルガーと契約を結ばないことが明らかになりました。 フォルガーの公式HPには、今回のテストライダーの契約が更新されなかったことについて ...

複雑な気持ちだったことは間違いないでしょうね・・・
けど、相手がロレンソなんで文句を言っても仕方ない気がします。
アンソニー・ウエストのように跡を濁さず、フォルガーには穏やかな気持で見守ってほしいと思います!




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コメント

  1. 俺達のロレンソがYAMAHAに帰ってくる
    しかし
    マカ帝王ことロッシは今期限りで去ってしまうが・・・

    20年、ロレンソの助けで早々に1勝を挙げ現役続行を決意
    21年、ペトロナスに移籍、モルビデリを直に鍛える
    22年、VR46ペトロナスを発足、ロッシチーム代表にライダーはモルビデリとルーカ・マリーニ
    なんてならないかな?(笑

    モルビデリは誰かがフォローしないとイタリアのチームに獲られる可能性が、ドカとかプラマックに

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  2. うまく、まとめましたね~ジャービスさんお見事!?
    とにかくロッシ御大にはうまい事どいてもらわないと
    ビニャーレスも桑太郎もヨソに行きかねない状態でしたからね。
    ホルヘさんもロッシのアシストは嫌だからテストライダー
    受けないのかな?と思っていたら「まぁ・・そういう人事なら
    やりましょうか」って感じで受けたし漢気ですな。
    開幕して各選手に対してのホルヘさんのボヤキやコメントが楽しみですw

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