Ninja 650 KRT EDITIONとNinja 650の2020年モデルが2月1日から発売!価格は80万円から!


ヨーロッパで行われるSupertwinクラスで勝ち星を積み重ねるNinjya650とNinja 650 KRT EDITIONの2020年モデルの発売日と販売価格がカワサキモータースジャパンより発表されました。
2020年モデルはマイナーチェンジとなり、間もなく導入される排出ガス規制 EURO5に対応しただけでなくエンジンが小変更され、フェアリングが変わったことによりエアクリーナーボックスとスロットルボディを繋ぐダクトの形状も変更され、中回転域におけるトルクが向上しているようです。

発売日に関しては両モデルとも2020年2月1日から発売となり、販売価格に関してはNinjya650が880,000円(税込み)Ninja 650 KRT EDITIONが902,000円(税込み)となるようです。
今日は、カワサキモータースジャパンより発売日と販売価格発表されたNinja 650 KRT EDITIONとNinja 650について紹介したいと思います。

以下、カワサキモータースジャパン公式HPより

Ninja 650 KRT EDITION & Ninja 650の2020年モデルについて


新型Ninja 650は従来からのコンセプト「ファン・スタイル・イージー」を継承しつつエンジンの改良により、中回転域におけるトルクの向上と排出ガスのさらなる清浄化を達成しています。
車体面では、スタイリングをNinjaシリーズ共通のスポーティなイメージとし、新採用のLEDヘッドライトや4.3インチTFTカラー液晶スクリーンを備えるインストゥルメントパネルが先進性と高級感を与えています。
また、ハンドリングの軽快さを高める最新のタイヤを採用することで、取り回し性が向上し、スポーツライディングと日常における気軽なライデイングの両方で優れたパフォーマンスを発揮します。
KRT EDITIONの車体デザインにはスーパーバイク世界選手権で戦うNinja ZX-10RRと同イメージのカラーリングを採用し、よりスポーティなイメージを身に纏っています。

Ninja 650 KRT EDITION & Ninja 650の2020年モデル プロモーション動画




エンジン


●低中回転域で力強いトルクを生み出す649cm³パラレルツインエンジンは、軽快なスロットルレスポンスを発揮し、常用回転域においてもパワフルで爽快な加速を楽しめます。
 また低中回転域でのパフォーマンスだけでなく、高回転域でも心地良く吹けあがる優れたオーバーレブ特性を発揮し、ビギナーにも扱いやすいパワー特性としながら懐の深いスポーティなセッティングになっています。

●エアクリーナーボックスとスロットルボディを繋ぐダクトの形状変更が、中回転域におけるトルク向上を含めたエンジン特性の向上に貢献しています。

●デュアルスロットルバルブを採用することで、吸気量を緻密にコントロールし、リニアなスロットルレスポンスを実現しています。
加えて、高い燃焼効率を発揮し、燃費の向上にも貢献しています。

●形状がスリムなエアクリーナーボックスを採用し、吸気口を1つとすることで低中回転域での性能とレスポンスを向上させています。

エキゾーストシステム


●シンプルで流れるようなサイレンサー形状は車体のスリムさを強調しています。
また、エンジン下にマウントしたサイレンサーはマスの集中化と低重心化を実現しています。

●まもなく導入されるEURO5排出ガス規制を考慮し、吸排気系に改良を施すことで よりクリーンな排出ガスを実現しています。

ヒートマネージメント

●冷却した空気の流れを誘導するラジエータファンカバーを採用。
ラジエータを通り熱くなった風がライダーに当たらないようにするだけでなくフューエルタンクやフレームその他パーツの温度上昇を抑制するように流れることで、渋滞時などの快適性が向上しています。

アシスト&スリッパークラッチ

●レース活動からのフィードバックを元に開発されたアシスト&スリッパークラッチシステムを搭載。
2種類のカムによって様々な機能を実現しています。

●アシストカムによるセルフサーボ効果はクラッチレバーの操作感を軽くスムーズにするとともに高負荷時の駆動力を確実に伝達します。

●スリッパーカムは急なシフトダウンなど過度なエンジンブレーキがかかった際に、クラッチプレートの圧着を弱めてバックトルク逃がすことで、リヤタイヤのホッピングやスリップを抑制します。





2020年型 Ninja 650&KRT EDITIONのフレーム&サスペンション



フレーム

●重量15kgの高張力鋼を使用したトレリスフレームを採用。
カワサキ独自の解析技術を用いたスイングアームとともに、車両の軽量化や軽快な取り回しとハンドリングを実現しています。

●パイプを可能な限り直線形状で構成し、曲げ部分の角度を小さくすることで、パイプに掛かるストレスを分散させています。

●スイングアームは単体重量を4.8kgに抑え、形状をスイングアームピポッドからリヤアクスルまでできる限り直線的にすることで、車体の軽快さとナチュラルなハンドリングに貢献します。

●ツインチューブタイプのリヤフレームはシート高を790mmに抑え、優れた足つき性を実現しています。

サスペンション

●φ41mmのテレスコピックフロントフォークは高い路面追従性と快適性の向上に貢献しています。

●リヤサスペンションはホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションを採用。
リヤショックユニットとリンクをスイングアーム上側にマウントすることで、マスの集中化を図るとともに軽快なハンドリングと快適な乗り心地を実現しています。

ブレーキ


●フロントブレーキにはφ300mmペタルディスクとデュアルピストンキャリパーを採用。
スポーティな印象を高めるとともに、ダイレクトなブレーキタッチと高いコントロール性を実現しています。



●リヤブレーキにはφ220mmのペタルディスクとシングルピストンキャリパーを採用。
高い制動力と安定性に貢献します。

ホイール

●軽量且つ高剛性な星形5本スポークホイールを採用し、優れたハンドリング特性を実現。
また、シャープなスタイリングにも貢献しています。

●ダンロップ社の最新モデル、SPORTMAX Roadsport 2がより軽快なハンドリングに寄与しています。

スタイリング


●よりシャープな外観とNinjaシリーズ共通のスタイリングが、新型Ninja 650にスーパースポーツ同様のスポーティなイメージを、ライダーに信頼感を提供します。

●新採用のツインLED ヘッドライトは、左右それぞれにロービーム、ハイビーム、ポジションランプを装備。夜間走行時の明るさを大幅に向上し、優れた視認性を確保します。

●LEDテールライトはXパターンに点灯し、高い被視認性とデザイン性を両立します。

●段差の少ないなめらかなフェアリング表面が、高級感のある外観を実現しています。

●サイドカウルにビルトインしたウインカーやアンダーカウル、コンパクトで跳ね上がったテールカウルは、シャープでスポーティなイメージを強調します。

●チェーンカバーと一体のインナーフェンダーはテールカウルの裏側への泥はねを低減するとともに、アグレッシブなイメージを強調します。

ライディングポジション

●着座位置を前寄りにしたシートは低いシート高(790mm)とスリムな車体と組み合わせることで優れた足つき性を実現します。

●トップブリッジにスポーティなセパレートハンドルを装着。
上体がリラックスしたアップライトなライディングポジションを確保するとともに、スポーティなライディングポジションを取る事ができる高い汎用性を備えています。

●低い位置に落とし込んだスリムなフューエルタンクが軽快でアグレッシブなスタイリングを演出。また、ニーグリップしやすい形状が優れた操作性を実現しています。

●クラッチとブレーキレバーは5段階の調整ダイヤル付きとすることで、ライダーの好みに合わせて位置変更が可能です。

●タンデムシートの厚み、形状を見直すことで、快適性を向上しています。

●ライダー、タンデムライダーのステップラバーには硬質な中空ラバーを採用。
振動を低減することで走行中の疲労を低減します。

●ETC2.0車載器キット、ヘルメットホルダーを標準装備しています。



インストゥルメントパネル


●新型4.3インチフルデジタルTFTカラー液晶スクリーンを採用。
多彩な機能に加え、コクピットに先進性と高級感を与えています。
液晶スクリーンは背景色の選択が可能で、自動調光機能を備えています。
ディスプレイには以下の表示機能を備えています。
(デジタルスピードメーター、デジタルバースタイルタコメーター、ギヤポジションインジケーター、シフトアップインジケーターランプ、燃料計、オドメーター、デュアルトリップメーター、瞬間/平均燃費、航続可能距離、平均速度、アワーメーター、水温、時計、電圧計、カワサキサービスリマインダー、オイル交換リマインダー、およびエコノミカルライディングインジケーターなど。)

スマートフォン接続機能

●インストゥルメントパネルにBluetoothを内蔵し、スマートフォンとの相互通信が可能です。
専用のスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP」を使用することで、モーターサイクルライフを豊かにする多くのインタラクティブな機能を実現しています。

スマートフォン接続機能では、以下の機能を利用できます。
Vehicle Info(車両情報)
燃料計、オドメーター、メンテナンススケジュールなどの情報を、スマートフォン経由で閲覧可能。
Riding Log(ライディングログ)
GPS ルート情報を記録し、スマートフォン経由で閲覧可能。
Telephone notices(電話通知)
スマートフォンの電話着信、メール受信情報を車両ディスプレイに表示。
Tuning – General Settings(チューニング - 一般設定)
スマートフォンから、表示単位の変更や日時の設定などができます。
アプリを立ち上げて走行している間は、車両とスマートフォンは常時接続しており、エンジンが停止すると最新の車両情報がアプリに保存され、スマートフォンで閲覧できます。




Ninja 650 / Ninja 650 KRT EDITION 2020年モデルのスペック

車名(通称名):Ninja 650/Ninja 650 KRT EDITION
型式:2BL-ER650H
全長×全幅×全高:2,055mm×740mm×1,145mm
軸間距離:1,410mm
最低地上高:130mm
シート高:790mm
キャスター/トレール:24.0°/100mm
エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列2気筒/DOHC 4バルブ
総排気量:649cm³
内径×行程/圧縮比:83.0mm×60.0mm/10.8:1
最高出力:50kW(68PS)/8,000rpm
最大トルク:63N・m(6.4kgf・m)/6,700rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式:セミドライサンプ
エンジンオイル容量:2.3L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常噛6段リターン
クラッチ形式:湿式多板
ギヤ・レシオ
1速 2.437(39/16)
2速 1.714(36/21)
3速 1.333(32/24)
4速 1.111(30/27)
5速 0.965(28/29)
6速 0.851(23/27)
一次減速比/二次減速比:2.095(88/42) / 3.066(46/15)
フレーム形式:ダイヤモンド
懸架方式:前 テレスコピック(インナーチューブ径 41mm)
     後 スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
ホイールトラベル:前 125mm
         後 130mm
タイヤサイズ:前 120/70ZR17M/C (58W)
       後 160/60ZR17M/C (69W)
ホイールサイズ:前 17M/C×MT3.50
        後 17M/C×MT4.50
ブレーキ形式:前 デュアルディスク300mm(外径)
       後 シングルディスク220mm(外径)
ステアリングアングル(左/右):32°/ 32°
車両重量:194kg
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:15L
燃料消費率(km/L):32.1km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時) 23.6㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)
最小回転半径:2.8m
生産国:タイ王国




カラー・メーカー希望小売価格

Ninja 650

パールブリザードホワイト
880,000円
(本体価格800,000円、消費税80,000円)


Ninja 650 KRT EDITION

ライムグリーン×エボニー
902,000円
(本体価格820,000円、消費税82,000円)




Ninja 650は、ノースウエスト200やマン島TTレースなどの公道レースのSupertwinクラスを長年支配しており、トップ10のほとんどがNinjya 650だったり、このクラスのレースで強さを見せつけています。
ノートンがSupertwinクラスでのカワサキの連勝を止めるために販売したガチンコ本気マシン Norton Superligh に加え、今年のEICMA 2019で発表された aprilia RS660 が2020年シーズンから Ninja 650のライバルとなることでしょう。



ヨーロッパで行われるSupertwinクラスのプライベーターのマシンやサーキット走行を楽しむライダーのマシンを見てみると、ZX-6Rのフロント周りを移植していたり、ヤマハのYZF-R6などのフロント周りを移植しているのをよく見ます。
この手のバイクでサーキット走行を楽しむ時は、自分でマシンを作って仕上げる楽しさがあるので、その辺も大きな魅力だと思います。
全日本ロードレース選手権でGP-MONOが開催されていた時に、マシンを見る楽しさがあったように、Supertwinクラスの車両を見ていると製作者の工夫が見受けられ物凄く面白いです。


「日本でもこの手のカテゴリーレースが流行ればいいのになぁ・・・」と以前から思っていたのですが、日本国内でも2020年シーズンから岡山国際サーキットでMiddle Twins Racing Project (M T R P)『ミドルツインズレーシングプロジェクト』がスタートするようで、物凄い反響を呼んでおり、11月末の時点で開催必要台数を超えることが確実となっているようです。

岡山国際サーキットで行われるMiddle Twins Racing Projectを発端に、日本中でSupertwinクラスのレースが普及していくことを願っています!






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コメント

  1. 最近のバイク、特にスポーツ系はマスの集中化もあって腹下ショートサイレンサーが主流だけど
    テールエンドまで伸びて跳ね上げた細長い大きめサイレンサーが好きだな

    まぁ純正が気に入らなければ交換すればいいだけなんだけど
    不人気車種だと選択肢が少なかったりして困るんだよね

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    返信
    1. コメントありがとうございます。
      時代の流れですよね・・・
      ウインカーが溶ける程カチ上がったマフラーって最近あまり見ないですよね・・・
      アレはアレでカッコよかったのに・・・

      削除

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