アズランが最終戦で逆転!ASB1000クラスの初代チャンピオンに輝く!ARRC最終戦タイROUND最終日結果!


11月30日~12月1日の日程で、2019年シーズン最後の選手権となるARRC(アジア・ロードレース選手権)の最終戦であるタイROUNDがチャーン・インターナショナルサーキットで開催されました。
今回のARRC最終戦には、2020年シーズンもスーパースポーツ世界選手権にPTR HONDAから参戦が決まっている大久保 光選手がAP250クラスにワイルドカード参戦しており、今年から新たに新設されたASB1000クラスでは、ブロック・パークスとアズラン・シャー・カマルザマンのタイトル争いが、最終戦の決勝レース2まで争われる目の離せない最終戦となりました。
19pt差でパークスがリードして迎えた最終戦ですが決勝レース1でパークスが転倒し、アズランとパークスのポイント差は僅か3ptに。
昨日行われた決勝レース2では、序盤からアズランがレースをリードして独走状態を築き、文句無しの1位フィニッシュ。
これにより、アズランが最終戦でポイントランキングを逆転し、ASB1000クラスの初代チャンピオンに輝きました。
簡単ではありますが、昨日行われたARRC 第7戦 タイROUNDのレース動画と各クラスのレース結果、ASB1000クラス初のチャンピオンに輝いたアズラン・シャー・カマルザマンのコメントを紹介したいと思います。



ARRC最終戦 タイROUND 最終日動画



ARRC 第7戦 タイROUND UB150クラス 決勝レース2結果
※画像クリックで拡大します。




ARRC 第7戦 タイROUND AP250クラス 決勝レース2結果


※画像クリックで拡大します。



ARRC 第7戦 タイROUND SS600クラス 決勝レース2結果


※画像クリックで拡大します。




ARRC 第7戦 タイROUND ASB1000クラス 決勝レース2結果


※画像クリックで拡大します。








アズラン・シャー・カマルザマンのコメント(ASB1000クラス 初代チャンピオン)

「アッラーを称賛します。
今年、私はアジア・ロードレース・チャンピオンシップのASB1000クラスのチャンピオンになりました。
多くの浮き沈みがありましたが勤勉なチームにより、私たちはこのチャンピオンシップを勝ち取る事ができました。
私は、チームのメンバー全員に心から感謝したいと思います。
私のキャリアを通して支えてくれたスポンサーとファンに感謝します。
そして、私を信じてくれたアリシャム(ONEXOX TKKR SAG Team チームオーナー)からの素晴らしいサポートに感謝します。」


アズランのコメントにもあるように、今シーズン初開催となったASB1000クラスの開幕3日前にバイクが到着するという、非常に厳しいシーズンのスタートを切ったにもかかわらず開幕戦の決勝レース1では優勝し、まさかの開幕レースで勝利!
その後 第3戦 タイROUNDではダブルウィンを達成するなど、好成績を残したアズランは懸命の走りが認められ、ARRC 第5戦からBMW Motorradがアズランへオフィシャルサポートを提供しています。

バトルに強く、土壇場で底力を発揮し、ノッた時は誰も手がつけられなくなる アズランの強さが目立ったシーズンだと思います。

決勝レース2での後続を圧倒的に離し、タイトルに向かって独走するアズランの姿がとても格好良かったです!



来シーズンのARRCですが2020年3月6日〜8日の日程でマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開幕戦を迎えます!



来年は一体どういうシーズンになるのでしょうか!?
恐らく、アズランのバイクも新型S1000RRになるでしょうし、ホンダのザクワァン・ザイディも新型のCBR1000RR-Rになります。
ポイントランキング2位に終わったブロック・パークスやアピワット・ウォンタナノン、伊藤 勇樹選手のYZF-R1も新型になりますし、カワサキのZX-10RRも新型になります。
今シーズン怪我で7戦中3戦を休戦したにもかかわらず、カワサキ勢で総合ランキングトップのポイントランキング6位でシーズンを終えたティティポン・ワロコーンの存在も無視できません。
そう考えると、役者の多い来季のARRCが一番予想できない選手権になるんではないでしょうか?

来年は一体どんなドラマが繰り広げられるのでしょうか!?
開幕戦が楽しみです。




人気ブログランキング

コメント

  1. JSB勢とARRC勢はどちらが速いのか
    レギュレーションの問題とかもあるだろうけど交流戦とか無いのかな?

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      そういえば、来年から全日本ロードレース選手権もST1000クラスがスタートしますし、ASB1000クラスとほぼ同じレギュレーションになりそうですね。
      ARRCの鈴鹿ラウンドで日本人ライダーのエントリーが増えたら、相当面白いことになりそうですね!
      そうならないかなぁ~・・・

      削除

コメントを投稿