アプリリアがサーキット専用モデルのRS250SPを発表!


11月5日~11月10日の日程で行われているミラノモーターサイクルショー(EICMA 2019)でアプリリアがRS660に続き、250ccのサーキット専用モデルのRS250SPを発表しました。
今回発表されたモデルはサーキット専用モデルですが、以前、コチラの記事でRS250の4st版について紹介したのですが、ピアッジオグループのCEO ディエゴ・グラフィ氏のコメントを読むとRS250SPの公道モデルが発売される可能性も完全に否定できないかもしれません。
今回発表されたRS250SPですが、moto3マシンと言うよりも、若者向けの安価なエントリークラスのマシンという位置づけになり、販売価格は10,000ユーロ 以下(日本円で約120万円)で販売するそうです。
RS250SPは、アプリリアの親会社であるピアッジオから発表されました。
発表によると、2020年シーズンからジュニアCIV(Campionato ItalianoVelocità)の一部として、RS250SPを使用したワンメイクレースであるイタリアFMI・アプリリア・スポーツプロダクション・チャンピオンシップを全6戦で行う予定になっています。



RS250SPは、SCプロジェクト製のレーシングエキゾースト、オーリンズ製の足回りとブレンボ製のブレーキシステム、マルケジーニ製の17インチホイールにピレリ製のスリックタイヤを採用しています。



RS250SPの心臓部となるエンジンですが、小型レーシングバイクの制作で実績のあるイタリアのメーカー OHVALE製のエンジンを搭載します。



ちなみに、OHVALEはミニバイク製造で有名なブランドで、日本正規輸入ディーラーのOHVELE JAPANも存在します。


OHVALE GP-0

moto3車両ではなく、若者向けの安価なエントリークラスのマシンとしてRS250SPを市販するアプリリアには一つの"願い"があります。
それは、イタリア国内から次世代のマックス・ビアッジ、ロリス・カピロッシ、バレンティーノ・ロッシを見つけることです。

現在のMotoGPでは、スペイン出身のライダーが強さを発揮していますが、WGP(ロードレース世界選手権)の時代に日本人ライダーが強い時代がありました。
なので、アプリリアの"願い" や RS250SP市販した理由が、いかにもレース好きなアプリリアらしいなぁと凄く共感できます。






RS250SPの馬力や車重などのスペックは正式に公表されていませんが、100kg未満の重量になると言われています。
(逆にこのパッケージで100kg超えたら、それはそれで衝撃ですよね・・・
NSF250Rが84kgなので、同じくらいの車重であることをアプリリアのバイクファンとして願います・・・)

全6戦で行われるアプリリア・スポーツプロダクション・チャンピオンシップですが、11歳以上の男子と女子に参加資格があるようです。
現段階ではRS250SPの馬力や車重、詳細なスペックは公表されていませんが、アプリリアがRS250SPを市販した経緯を考えると馬力はそれほど出ていなくても問題ないのかもしれませんね。

アプリリア レーシングCEOのマッシモ・リボラ氏が、RS250SPを市販した理由について、以下のようにコメントを残しています。


RS250SPの市販化について マッシモ・リボラ氏のコメント(写真左)

「2020年から連盟とパートナーシップを結べたおかげで、チャンピオンシップで若者に夢を実現する場や楽しみを提供する事ができます。
これが私たちの願いです。
競争力のあるバイクで世界への道を切り開いて欲しいと思います。
これが、RS250SPを設計した理由です。」

とのコメントです。
RS250SPの日本での発売はないのでしょうか・・・?
スペックや価格が正式発表されて、内容次第では欲しい1台です。

以前、コチラの記事でRS250の4st版について紹介したのですが、ピアッジオグループのCEO ディエゴ・グラフィ氏は、インドを中心としたアジア圏での展開を考えているようなのですし、今回のRS250SPはアプリリアの親会社であるピアジオから発表された事も考えると、2020年の2月6日~9日の日程で行われるデリー・オートエキスポ 2020あたりでRS250SPの公道モデルが発表されたらいいなと ファンとして期待してしまいます。


今回のEICMA2019で発表されたRS250SPが、第2のロッシやビアッジ、カピロッシを誕生させる1台となることをバイクレースファン、アプリリアのバイク好きとして見守りたいと思います。



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コメント

  1. アレイシ・エスパルガロ「次世代ライダー発掘・育成もいいがモトGP機開発にもっと予算を回せないのか?ピアッジオグループはそれなりに大きな会社なのにケチりすぎてませんか?レース結果をライダーの能力に頼りすぎじゃありませんか?」

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    1. コメントありがとうございます。
      アレイシの心の声が(笑)
      KTMやアプリリアってそんな傾向が強いですよねw

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    2. ウルセー黙って負けていく日本メーカーを(泣きながら)応援してろw

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