2019年シーズンが終了!MotoGP最終戦バレンシアGP決勝レース結果!


11月15日(金)~11月17(日)の日程で、2019年シーズンの最終戦となるMotoGP 第19戦バレンシアGPがスペインのバレンシアサーキットで行われました。
今回のレースを最後にホルヘ・ロレンソが引退してしまったわけですが、何か未だに信じられません・・・
SNS上では、「マルケスのチームメイトが弟のアレックス・マルケスに内定していて、ザルコはアヴィンティアに行く」「けど、ザルコはアヴィンティアに行くくらいならMoto2を走ったほうがマシって発言している」など情報が飛び交っていますが、ザルコの件は置いといて、マルケスのチームメイトはアレックスに内定で間違い無さそうな気がします。

また、昨日の情報ではロレンソの後任のライダーは当初、バレンシアGP最終日に発表されると推測されていましたが、HRCはロレンソの最終レースに敬意を表して後日発表する予定だと言われています。

ロレンソの後任ライダーについては、motorsport.comコチラの記事で報じていますので、時間のある方は読んでみて下さい。
今日は簡単で申し訳ないのですが、昨日行われたMotoGP最終戦バレンシアGPのレース結果と各ライダーのコメント、明日から始まるMotoGP世界選手権の2020年シーズン最初となるバレンシアテストの無料視聴方法や、2020年シーズンのMotoGP世界選手権の開催日程について紹介したいと思います。



MotoGP最終戦 バレンシアGP moto3クラス 決勝レース結果

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MotoGP最終戦 バレンシアGP moto2クラス 決勝レース結果

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MotoGP最終戦 バレンシアGP motoEワールドカップ 決勝レース2結果

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MotoGP最終戦 バレンシアGP MotoGPクラス 決勝レース結果

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MotoGP最終戦バレンシアGPを終え、MotoGPクラスに参戦している数名のライダーからコメントが出ているので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより



ホルヘ・ロレンソのコメント(このレースで現役レーサー引退)

「今日は特別な1日でした。
グリッド上では、これまでの全てのレースと全く違う感情があり、コンディションは非常に難しく、ラストレースで完走したかったので序盤はいつも以上に慎重になりました。

レースでは自分自身の走りに集中しました。
幾つかのポイントを稼いで完走できたことが嬉しいです。
マルクの信じられないシーズンの後で、私もチーム部門のタイトル獲得に貢献できたことは最高です。

最大の敬意とプロフェッショナルな姿勢で対応してくれたホンダの全ての人たちに感謝したいです。
彼ら全員の将来の健闘を祈ります。」









マルク・マルケスのコメント

「勝利でパーフェクトなシーズンのパーフェクトなシーズンエンドとなりました。
今日はゴールドヘルメットを被り、自分自身に少し特別なプレッシャーをかけたので、少し賢くなる必要がありました。
やりたいことを正確にやり遂げ、チーム部門のタイトルを獲得することができました。
トリプルクラウンを達成できた最高のシーズンとなりました。

ライダー部門のタイトルが常に最初の目標ですが、チーム部門のタイトル獲得に貢献できたことが嬉しいです。
チームの為だけでなく、最高のチャンピオンであり、ハードなライバルであり、そして素晴らしいチームメイトであるホルヘ・ロレンソにとっても、このタイトルは大切だから嬉しいです。
今年は完璧な走りができたので、今年を上回るのは難しいでしょう。」



ファビオ・クアルタラロのコメント

MotoGPクラスのデビューシーズンで7度の表彰台と6度のポールポジションを獲得できるなんて誰も想像することができなかったと思います。
これ以上望むことはできません。
全てがチームの仕事と私自身の仕事の成果です。
沢山の人達が、『準備ができていない、最高峰クラスに値しないと』言っていましたが、それに相応しいことを証明するためにシーズンを通じて努力を重ねてきました。

マルクが本当に強いことは昨日の時点で解ってました。
勝つことができなければ、2位で良いだろうと考えていました。
それに、ヤマハ勢で1番になれたのは良いボーナスですね。
それほど離されなかったので、強の結果に誇りを持てます。
信じられないシーズンエンドとなりました。
私はとても幸せです。
チーム全員が誇りを持っていいでしょう。」




アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント

「全体的にレース中のスピードが嬉しいですね。
私たちのペースは非常に一貫性があり、最終的なマルケスとのタイム差は、それほど離されませんでした。
3位を獲得するためにミラーに追いつこうと頑張りましたが、彼はトラックの幾つかのセクションで私よりも速かったので、表彰台に相応しいです。

セパンとバレンシアで速かったので、シーズンの終わり方に満足しています。
総合2位ですが、不運にもマルケスとのポイント差は非常に大きくなりました。
総合3位とのポイント差も大きいですが、バルセロナとシルバーストンでの0ポイントは、私たちの責任ではなかったですからね・・・。」



ダニロ・ペトルッチのコメント

「チームにとって重要なレースだったので本当に残念です。
スタートで不運にもローンチコントロールを切ってしまい、大きくポジションを落としました。
その後の周回でポジションを挽回し、リズム良く走れていましたが、ロッシを抜いた直後に転びました。

転倒の原因が理解できません。
こんな形でシーズンが終わり後味がとても悪いですが、今年は私のベストシーズンです。
沢山の分野で改善が必要ですね。」




マーベリック・ビニャーレスのコメント

「一番の目標は総合3位の獲得に向けて挑むことだったので、優勝と表彰台を少し忘れていました。
難しいレースとなってしまい、リアグリップが厳しかったです。
これは時々発生していたことなんです。
今日も起きてしまったので、検証が必要ですね。

リンスの近くでゴールすることに集中し、多くのポイントを稼ぐことにしました。
ヤマハ勢の1番になれたこと、そしてトップ3に戻れたことがすごく嬉しいです。

新しいバイクのテストが待ちきれません。
高いモチベーションと熱意を持って新しいシーズンに立ち向かえます。
このことが非常に重要です。
バレンシアとヘレスで非常に重要なテストが控えているので、この冬はヤマハと一緒に本当に良い仕事を行い、来シーズンに向けて、もう一度良い雰囲気を作り出してチャレンジを続けます。」



バレンティーノ・ロッシのコメント

天候よりグリップ不足に苦しみました。
これは以前に起こった問題です。
十分なリアグリップがなく、数ラップ後にはタイヤのパフォーマンスが大きく低下してしまったので、スローダウンを強いられました。
後半戦はこの問題に大きく苦しみ、まだ解決できていません。

新しいシーズンが始まる来週の火曜から仕事をしなければいけません。
バレンシアとヘレスで重要なテストが控えています。
好天候に恵まれることを願い、改善に向けて頑張ります。

ヤマハから新しいことが幾つかあり、新しいクルーチーフを迎えます。
仕事の仕方を理解し、強くなって戻ってくるための重要なテストとなるでしょう。



アレックス・リンスのコメント

「確かに今シーズンは本当に良かったです。
チャンピオンシップで総合3位を争い続けました。
今日は総合3位を奪回するために懸命に挑み、ライバルのビニャーレスに勝つことができました。

フィニッシュラインまでドヴィジオーゾとバトルをしましたが、彼を抜くのは非常に難しかったです。
新たなシーズンに向けて準備をします。」




ジョアン・ミルのコメント

「プラクティスの時と同じフィーリングを見つけることができなかったので、少し欲求不満なレースとなりました。
残念でしたが上手くレースで走ることができ、トップ5フィニッシュと今シーズンに優勝を挙げたライダーたちに近づけました。

このレースで何かできると考えてたのですが、そのことは関係なく純粋に嬉しいです。
今年のルーキーシーズンは、本当に良いものとなりました。
来シーズンが楽しみですし、来週のテストがとても楽しみです。」



フランコ・モルビデリのコメント

「転倒は残念でした。
レース中は速さを感じていました。
時々、前に誰もいないと、フロントタイヤが大きく冷えてしまいます。
このようなことが起こってしまうので、2つのオプションがあります。
それは、プッシュを止めて後退するか、プッシュして温まるのを待つかです。
不運にも4コーナーでピットから出た直後のように転んでしまいました。

表彰台を狙い、前のライダーたちを追いかけてましたが、トップ3に進出できると手応えを感じたことは良かったです。」




カル・クラッチローのコメント

「私の体は大丈夫です。
ラストラウンドのレースで転んでしまったのは残念です。
皮肉になってしまいますが、すごく良い感じがありました。
1コーナーで少しだけブレーキを遅くしたら、トラックの汚れたところに乗ってしまい転びました。

もう少しでセーブができそうでしたが、上手くマネージメントできませんでした。
火曜日から始まるテストが楽しみです。
テストのスケジュールはまだしっかり把握していませんが、来年に向けてバイクを改善できるように頑張ります。」




ヨハン・ザルコのコメント

「体は大丈夫ですが、もっと酷い怪我をしていたかもしれません。
今日は難しいレースでした。
長いレースになることは覚悟していたのですが、もしかしたら 中古タイヤの方が正しいペースで走れるかもしれないと考えました。
10番手前後を走行できたことは良いと思います。
ポル・エスパルガロを抜いた後、良いペースを掴もうと頑張りました。

ペトルッチが転倒するのを見て、私も同じコーナーで転んでしまったので、もしかしたら少し集中力が切れたかもしれません。
滑りながら『レースが終わって残念だ』と思っていて、他車をチェックしませんでした。
そしたら、レクオナのバイクに完全に足をすくわれてしまいました。

左の足首が痛いです。
怖かったですが酷くなく、骨折もありませんでした。
明日はもう少し検査が必要となりますが、大丈夫だと思います。
このような形でシーズンが終わってしまったことが残念です。」




イケル・レクオナのコメント

「転んでしまいチームに申し訳ないです。
最高だった週末を、このような形で終わりたくなかったです。

MotoGPクラスでの初レースとなりました。
私を助けてくれたチームと一緒に週末を通じて速く走れました。
良い仕事をしてくれたチームのみんなに感謝したいです。

転びましたが、正直何が起こったのか解りません。
ブレーキングが遅かった訳でもないです。
走行ラインがズレた訳でもないですし、最初に同じコーナーでペトルッチが転び、次にザルコ、最後に私が転びました。
何が起こったのか解りませんが、私がMotoGPクラスにいる事が嬉しいです。
来季に向けて頑張ります。」


とのコメントを各ライダーが残しています。
気になるのは、ロッシとビニャーレスが "以前から起こっているリヤグリップの低下" についてコメントしていることです。
単にチーム内だけの問題なのか、YZR-M1の問題なのか気になりますが、恐らく後者の問題でしょう。
決勝レースを戦う上で致命的な問題なので、是非ともオフシーズン中に改善して欲しいポイントです。



今年のバレンシアGPも開催時期の関係から気温が低く、Moto3クラスは特にでしたが、他のクラスでも転倒の多いレースとなりました。
まさか、久々に見れたザルコのバク宙が、あんな形で見ることになるとは予想していませんでした。

来季はアヴィンティアなのか、moto2クラスを走るのか正式発表が待ち遠しいですが、ちゃんとしたザルコのバク宙を見たいと思います。

明日の11月19日~20日の日程で、早くも2020年シーズンの第一回 オフィシャルテストが開催される訳ですが、どういったテストになるのか非常に楽しみです。
無料視聴の方法ですが、コチラの記事を参考にしてみて下さい。

最後になりますが、2020年シーズンのMotoGP世界選手権の開催スケジュールは以下のとおりです。


MotoGP 世界選手権 2020年シーズン開催スケジュール

3月8日     カタールGP    ロサイル・インターナショナル・サーキット
3月22日   タイGP      チャーン・インターナショナル・サーキット
4月5日     アメリカズGP   サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
4月19日   アルゼンチンGP  テルマス・デ・リオ・オンド
5月3日     スペインGP    ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト ※motoE開催
5月17日   フランスGP    ルマン ※motoE開催
5月31日   イタリアGP    アウトードロモ・ディ・ムジェロ
6月7日     カタルーニャGP  バルセロナ‐カタルーニャ・サーキット
6月21日   ドイツGP     ザクセンリンク
6月28日   オランダGP    TT・サーキット・アッセン ※motoE開催
7月12日   フィンランドGP  キュミリンク
8月9日     チェコGP     アウトモトドローム・ブルノ
8月16日   オーストリアGP  レッドブル・リング‐シュピールベルク ※motoE開催
8月30日   イギリスGP    シルバーストン・サーキット
9月13日   サンマリノGP   ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリ ※motoE開催
10月4日   アラゴンGP    モーターランド・アラゴン
10月18日 日本GP      ツインリンクもてぎ
10月25日 オーストラリアGP フィリップアイランド・サーキット
11月1日   マレーシアGP   セパン・インターナショナル・サーキット
11月15日 バレンシアGP   サーキット・リカルド・カルド


2020年シーズンは、どんなシーズンになるのでしょうか!?
非常に楽しみです。



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コメント

  1. マルケス、1シーズン420ポイントというとんでもない数字を残しつくりロレンソの記録を塗り替える
    ロレンソ、3ポイント獲得しチームチャンピオンシップ獲得に貢献する
    良く頑張ったロレンソ、しかし優勝争いするロレンソがもっと見たかった

    ザルコは深刻な怪我な無さそうでなによりだが結果を残したかったザルコをしては不本意だろう
    しかし単独転倒をしてトボトボ歩いている所にテック3KTMミサイルを生身に食らうとは・・・
    ザルコは御祓いした方がいいのでは思ってしまう

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    1. コメントありがとうございます。
      ザルコはたいしたこと無いようで、ほんと何よりですね・・・
      さすが日頃からバク宙してただけあります。

      motoEワールドカップにトゥーリの代理で参戦していたマヒアスは右手小指を切断するかもって話も聞きますし・・・

      そうなるとエンコ詰める訳で、ブレーキングにも左右してくるかもしれませんよね。
      マヒアスの来季がかなり心配です。

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