今週末は視聴が大忙し!MotoGP第15戦タイGP・BSB第11戦ドニントンパークGP・全日本ロードレース選手権 オートポリスROUNDについて!


10月4日~6日の日程でMotoGP 第15戦タイGPがブリーラム・ユナイテッド・インターナショナル・サーキットで開催されます。
同じ日程で、ブリティッシュ スーパーバイク選手権(BSB)のショーダウン2戦目となる、第11戦 ドニントンパークGP ROUNDがドニントン・パーク・サーキットのGPコースレイアウトで開催され、同じ日程で全日本ロードレース選手権 オートポリスROUNDも開催されます。
ここ数年、全日本ロードレース選手権のオートポリスROUNDは仕事の都合で観戦に行けなかったのですが、今年は問題なく観戦できそうなので1日だけでも足を運ぼうと思っているので、申し訳ありませんが記事の更新が追いつかないかもしれません・・・
今日は今週末に開催されるMotoGP 第15戦タイGP・BSB 第11戦 ドニントンパークGP ROUND・全日本ロードレース選手権 オートポリスROUNDについて紹介したいと思います。



ブリーラム・ユナイテッド・インターナショナル・サーキット コース紹介

ブリーラム・ユナイテッド・インターナショナル・サーキットは、同地に所在するサッカークラブであるブリーラム・ユナイテッドFCの系列に連なるサーキットで、当初のサーキット名称もチーム名に由来しています。
オーナーも同じネウィン・チドチョブ氏が務めるほか、立地も同チームのホームスタジアムであるニュー・アイモバイル・スタジアムの裏手にあります。
サーキットの設計はヘルマン・ティルケ氏が行い、建設費は約62億円におよびました。
国際自動車連盟グレード1Tを取得しており、コースの分割も可能です。
グレード1Tの取得によりF1のテスト走行での利用も可能となっており、当初「F1の開催は想定していない」としていましたが、サーキットの運営会社では2014年に入りF1関連のコンサルタントと相次いで契約しており、F1開催の可能性も視野に入れているようです。
敷地内には他にドラッグレース用の直線走路や、モトクロス用のダートトラックも設けられています。
ピットエリアがメインスタンドの真下にあるため、全体的に高低差の無いコースの全景がグランドスタンドから見ることができる反面、ピットワークを見ることができません。

2017年8月に、タイ政府のスポーツ庁とドルナスポーツの間で、2018年から3年間の開催に関して調印し、今年MotoGPが初めてタイで開催することが決定しました。
初開催に向けて昨年2月中旬に3日間のオフィシャルテストが実施され、多くのファンがサーキットを埋め尽くしています。


全長:4.554Km
コース幅:12m
コーナー数:12 (左:5 右:7)
最大直線距離:1000m

MotoGP 第15戦タイGPを前に、MotoGPクラスの選手からコメントが出ているので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより


マルク・マルケスのコメント

「アラゴンは最高の週末でした。
ホームのファンの前で勝てたことは喜びです。
この自信とエネルギーを維持し、良いグランプリになるようにタイに行きます。

タイトル獲得が目前の状況ですが、私たちのアプローチに変わりはありません。
日曜に可能な限り強くなるために自分たちの仕事に取り組みます。
昨年はエキサイティングなレースだったので、もう一度 最高の光景を提供したいです。」




ホルヘ・ロレンソのコメント

「1年前は良い週末ではありませんでした。
大きなクラッシュが原因でレースに参加することができませんでしたが、ホンダRC213Vを走らせるマルクが強かった このサーキットで走りたいです。

困難だった週末の後なので、良い週末にしたいです。
プラクティスではペースが良くなっていることを証明しました。
目標はそのポテンシャルを発揮することです。」



バレンティーノ・ロッシのコメント

「欧州を離れた一連のレースが始まります。
初戦はタイです。
昨年の週末はとても良く、予選は2位。
決勝レースでは速く走れ、最後まで表彰台を争いました。
理解できなかったのですが、レースは4位でフィニッシュ。
今年の目標は、もう一度速く走ることですね
昨年よりも速く走ることです。」



マーベリック・ビニャーレスのコメント

「アラゴンで序盤に速く走れる手段が見つかりました。
これは重要なポイントです。
今シーズンは1ラップ目から15ラップ目まで、多くの問題を抱えながら走っていたので、この改善策をタイに持って行きたいです。

私たちは本当に好調な状態でタイに到着できます。
昨年は良いレースをしたので、ポジティブな感じがあります。
気温が高いことから要求が厳しくなりますが、私たちにとってとても良いトラックです。
チームの雰囲気はとても良く、私たちは良い仕事をしています。

前戦よりも戦闘的になり、上位陣に接近したいです。
何度も言うように、私たちの目標はヤマハ勢の1番になり、総合3位に向けて戦うことです。



ファビオ・クアルタラロのコメント

「私たちのバイクはコースレイアウトに適応することから、アラゴンよりも少し良いと思います。
2度目の開催という事で、経験豊富なライダーたちに それほどアドバンテージがありません。
素早くコースに適応するために懸命に働き、ベストを尽くします。

私は遠征が大好きなので、これからシーズンのお気に入りの時期を迎えます。
それに、タイGPの後で少し休息する機会があるでしょう。」



アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント

「アラゴンでは、私たちの仕事が正しいことを自分たち自身に証明する事と、自信を持って終盤5戦に挑むために表彰台が必要でした。
レースに向けてものごとを整理し、週末を通じて小さな前進を果たしました。

毎戦の目標は、バイクとのフィーリングをセッション毎に改善することです。
昨年は素晴らしい週末となったので、今年は金曜に好発進を決めたいです。
タイでは天候が重要な役割となるので、上手く適応しなければいけません。」



ダニロ・ペトルッチのコメント

「シーズンのワーストレースが過ぎ、これから良くなると考えたいです。
アラゴンのレースはターニングポイントにならなければいけません。
そして、忘れたいです・・・

出発前に問題解決を追求するためにドカティのファクトリーで仕事をしました。
タイで幾つかの解決策をチェックしたいです。
この状況を一転させたいと思います。」


とのコメントが各ライダーから出ています。
続いて、同じ日程で大事なショーダウン2戦目を迎えるBSB 第11戦 ドニントンパークGP ROUNDのコース紹介に移りたいと思います。
今週末はTyco BMWからクリスチャン・イドンのチームメイトとして、タラン・マッケンジーの兄の テイラー・マッケンジーが参戦することになっています。




BSB 第11戦 ドニントンパークGP ROUND コース紹介

ドニントン・パーク・サーキットは1931年に完成し、第二次世界大戦以前から二輪・四輪のトップカテゴリーのレースが開催されていましたが、1939年に勃発した第二次世界大戦中にコースが閉鎖され、軍用車の保管場所として使用されていました。
第二次世界大戦後、サーキットとしての利用が再開されたもの施設が老朽化が激しく、1977年に所有者が変わったことをきっかけにコースと施設の改修が行われ、それ以降はF3000やF3選手権などのトップカテゴリーのレースが再び盛んに行われるようになりました。

コースレイアウトですが、緑の広い丘陵地にあり煉瓦で造られたピットエリアと、緑豊かななだらかな起伏のコースが特徴です。
1977年と1984年にコースレイアウトが改良された他、1993年のF1開催前に観客席が増設、改良されました。
その後も随時ピット施設や観客席が改良されています。

路面はイギリスらしいローグリップ舗装で、バイクでは常にハイサイドやトラクションコントロールの制御との戦いになるのですが、トラクションコントロールを搭載していないBSBの車両を操るライダーの技量に注目となります!
(まぁトラコンあってもタイヤ減ったら滑るので、そこまでトラコンが付いていない影響は無いと思いますが・・・)

ドニントンパークは、2つ難易度の高いセクションが繰り返す作りになっています。
前半セクションは高速でスムーズな作り、後半のセクションは急激なブレーキングセクションとなっており、ストップ&ゴーの作りで、高速コーナーと低速コーナーの複合コースとなっています。
さらにカギを握るのは、開催日によっては気温が低くブレーキやタイヤが適正な作動温度に達するのが難しいコースとも言えます。
2015年に開催されたWSBKの決勝レース1・レース2共に雨が振らなかったのですが、路面温度は僅か21℃しかなく、気温は14℃を超すことがありませんでした。

近年のハイパワー化で市販ベースと言えどBSBのマシンは300km/hを越してきますが、コーナーリング性能はどうしてもMotoGPマシンの方が高いので、減速度がMotoGP車両より上がり、ブレーキングがより一層カギを握ってきます。
最も難易度が高いのはターン9の始まりの部分で、転倒が多く見られます。
BSBの車両は270km/h以上でアプローチし、1.5Gの重力に耐えながらの減速となります。
また、2009年のWSBKのレース2に、ターン8で芳賀 紀行選手が激しい転倒を喫し、左腕と右肩を骨折する重傷を負ったコースです。


コース全長:4.0029km
コーナー数:12(左5 右7)
ホームストレート:550m

ショーダウン2戦目の大事な一戦となる、BSB 第11戦 ドニントンパークGP ROUNDを前に、各選手からコメントが出ているので紹介したいと思います。
以下、BSB公式HPより


ジョシュ・ブルックスのコメント

「アッセンは困難な週末でした。
ドニントンは、トミーとスコットが第3戦(ナショナルコース レイアウト)で強かったので難しいでしょう。
トラックはわずかに異なりますが、それほど大きな違いはないはずです。

レース1でクラッシュする前は、ドニントンで順調だったことも覚えておくべきですし、クラッシュでかなりのトラウマを負い、その後 競争力のあるスピードに戻すのが難しくなったので、全てが上手く行くことを願っています。

自分の可能性を最大限に発揮し、サーキットで良いパフォーマンスを発揮できるはずだと思うので楽しみにしています。」



トミー・ブライドウェルのコメント

「ショーダウンの最初のラウンドは難しかったです。
アッセンの最初のレースでクラッシュする 最悪のシナリオから始まりました。
週末ではポジティブになりレース2で2位でしたが、レースペースが少し良くないと感じてがっかりしました。

私はとても快適に乗っていて、クラッシュした時は、どうなったのか少し困惑しました。
私たちはポジティブに切り替えなければなりません。
ショーダウンで何かが起こる可能性があります。

チームは素晴らしい仕事をしており、私はうまく乗れていると思います。
私たちはドニントンに入ることに再び焦点を合わせる必要があります。
今週末が楽しみです。
シーズン前半は良いレースができたので、何ができるかを確認し、今回のより長いコースレイアウトは なお良いと思っています。
私たちは、ギャップを縮めるため、ドニントンで再び強く走れることに集中しています。」



タラン・マッケンジーのコメント

「アッセンはちょっとした災害でした。
金曜日から始まり、バイクに私たちが知らなかった問題があり、土曜日は金曜日を失ったため、再びゼロから始めなければなりませんでした。
私たちはバイクを機能させようとしましたが、うまくいかなかったので、土曜日のFP3から再びゼロから始めました。
すべてのセッションでバイクに変更があったので、毎回別のバイクに乗るようなものでした。

私たちはドニントンのサーキットで、物事を好転させたいと考えています。

コースレイアウトは非常に優れており、前半戦では週末にセッティングを大きく変更する必要はなかったので、セットを煮詰めることができることを願っています。
グランプリサーキットにはナショナルコース レイアウトと比べ、2つのコーナーがありますがバイクのセッティングが大きく変わるとは思いません。

前回はしっかりしたスタートを切れ、レースのトップ5にいました。
以前はバイクが上手く機能していたことを知っているので、少し自信があります。
天気は明らかに重要となるでしょう。

レースごとに表彰台を獲得する為にできる限りのことをしています。
最後の2ラウンドで、それができると信じています。 」

とのコメントが出ています。
ショーダウン1戦目のアッセンでは、レディングがダブルウィンをしているので是が非でも他のライダーはレディングの独走を止めたいところでしょう!
何かとBSBのショーダウンでは毎回ドラマが繰り広げられるので、今週末もなにか起こる気がしてなりません。
最後になりますが、今週末に行われる各選手権のタイムスケジューは以下のとおりです。




MotoGP 第15戦タイGP タイムスケジュール

10月4日(
11:00~11:40 Moto3クラス FP1
11:55~12:40 MotoGPクラス FP1
12:55~13:35 Moto2クラス FP1
15:15~15:55 Moto3クラス FP2
16:10~16:55 MotoGPクラス FP2
17:10~17:50 Moto2クラス FP2

10月5日(
11:00~11:40 Moto3クラス FP3
11:55~12:40 MotoGPクラス FP3
12:55~13:35 Moto2クラス FP3
14:35~14:50 Moto3クラス Q1
15:00~15:15 Moto3クラス Q2
15:30~16:00 MotoGPクラス FP4
16:10~16:25 MotoGPクラス Q1
16:35~16:50 MotoGPクラス Q2
17:05~17:20 Moto2クラス Q1
17:30~17:45 Moto2クラス Q2


10月6日(
10:40~11:00 Moto3クラス Warm Up
11:10~11:30 Moto2クラス Warm Up
11:40~12:00 MotoGPクラス Warm Up
13:00~    Moto3クラス 決勝レース
14:20~    Moto2クラス 決勝レース
16:00~    MotoGPクラス 決勝レース



第11戦ドニントンパークGP タイムスケジュール

※スーパーバイククラスのみ掲載

10月4日(
18:15~19:00 FP1
23:15~24:00 FP2

10月5日(
18:45~19:30 FP3
24:00~24:18 Q1
24:25~24:37 Q2
24:44~24:52 Q3

10月6日(
17:35~17:55 WUP
21:30~     決勝レース1 20周
24:30~     決勝レース2 20周




全日本ロードレース選手権 オートポリスROUND タイムスケジュール

10月4日()ART合同走行
08:00~08:25 JP250
08:40~09:10 J-GP3
09:25~10:05 JSB1000
10:20~10:50 J-GP2
11:00~11:30 ST600-A Gr.
11:45~12:15 ST600-B Gr.

12:45~13:10 JP250
13:25~13:55 J-GP3
14:10~14:50 JSB1000
15:05~15:35 J-GP2
15:45~16:15 ST600-A Gr.
16:30~17:00 ST600-B Gr.
 
10月5日()公式予選・決勝レース(JSB1000)
08:00~08:20 JP250公式予選
08:35~09:10 J-GP3公式予選
09:25~10:10 JSB1000公式予選
10:25~11:00 J-GP2公式予選
11:15~11:45 ST600-A Gr.公式予選
11:55~12:25 ST600-B Gr.公式予選
12:35~13:30 ピットウォーク
13:55~ JP250 決勝レース(12Laps)
14:55~ JSB1000  スタート進行(コースイン~選手紹介)
15:20~ JSB1000 決勝レース1・スタート(20Laps)
16:30~ MOTORCYCLE PARADE
 
10月6日()ウォームアップ・決勝レース
08:00~08:20 J-GP3 ウォームアップ
08:35~08:55 J-GP2 ウォームアップ
09:10~09:30 JSB1000 ウォームアップ
09:45~10:05 ST600 ウォームアップ
10:20~ J-GP3 スタート進行(コースイン~選手紹介)
10:40~ J-GP3 決勝レース・スタート(15Laps)
11:30~12:25 ピットウォーク
12:35~ J-GP2  スタート進行(コースイン~選手紹介)
12:55~ J-GP2 決勝レース・スタート(18Laps)
14:00~ JSB1000  スタート進行(コースイン~選手紹介)
14:25~ JSB1000 決勝レース2・スタート(20Laps)
15:35~ ST600  スタート進行(コースイン~選手紹介)
15:55~ ST600 決勝レース・スタート(15Laps)




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コメント

  1. 仏陀パワーで開眼しロレンソの如意棒がハッスル・・・じゃなくて
    RC213Vをキン斗雲の如く爆速で乗りこなすだろう

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    1. コメントありがとうございます。
      仏様に何を頼んだのか・・・
      213Vが乗りやすくなりますように・・・
      ですかね・・・?

      削除
  2. またビニャはヤマハ勢で一位になるのが重要です。とか寝ぼけた事言ってる・・・
    この人の志てこんなちっちゃいのか、あんたマルケスをやっつける為に
    ヤマハに来たんじゃないのか、一体誰を相手に戦ってるんだか・・・。

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    返信
    1. コメントありがとうございます。
      そこですよ。
      私も同じこと思いました。
      なので赤文字で(笑)

      ワンメイクレースのYZR-M1 CUPにでも参戦してるんでしょうか・・・?

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  3. WRCもあるよ!

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    1. コメントありがとうございます。
      私、バイクレース以外のレースは全く見ないので、4輪のことは解らないんです・・・
      たまに見る番組がない時はWRC付けてますが、サスペンションの動きが凄くて見入ってしまいます。

      削除
  4. 台風19号で茂木に被害が出ませんように、来週のF1鈴鹿サーキットはヤバそうですね。

    マルケスの最終ラップはさすがでしたね、でも他のホンダライダーは苦しんでいるのに、マルケスだけが異次元でした。ヤマハ勢は全員上位なのですがね…。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      今のRC213Vがマルケス専用機と言われても仕方ない結果になっちゃいましたね・・・

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