8月29日~30日の日程で、MotoGP 第13戦 サンマリノGPの舞台であるミサノ・サーキットでMotoGPクラスのオフィシャルテストが行われました。
合計4つのセッションが行われたテストでは、ファビオ・クアルタラロが3つのセッションで最速タイムを記録し、オフィシャルテストをトップタイムで終えました。
ファクトリーチームのロッシとビニャーレスには、ブルノテストで投入された2020年型エンジンの第2バージョンが準備され、テストを行ったようです。
レプソル・ホンダのマルク・マルケスには、2020年型もプロトタイプマシン開発に向け、4台のバイクが準備されテストを行いました。
今日は、先日行われたMotoGPクラスのミサノテストの結果と各選手のコメントを紹介したいと思います。
MotoGPクラス ミサノ オフィシャルテスト 結果
※画像クリックで拡大します。
ファビオ・クアルタラロのコメント
「フロントの新しいセッティングにトライしたのですが、ミサノはタイヤがブレーキングで大きく苦しみ、バイクからフィードバックが必要となるので、ポジティブなテストとなりました。2日目は1日目より周回を重ねませんでしたが、レースに向けて幾つか良いことが見つかりました。
僕たちは本当に速く走ることができたので、週末が本当に楽しみです。
グリップレベルは今回のテストと異なるので、タイムはあまり大きな意味を持ちませんが、素晴らしいラップができ、良いペースで走れました。」
フランコ・モルビデリのコメント
「2日目は1日目より暑くなり難しい状況となりましたが、少し改善することができ旋回性が良くなりました。これはシルバーストーンで不足していたことなので、進歩を果たせたことが嬉しいです。
これから少し休息に入りますが、レースウィークエンドに入って行けるのが嬉しいです。
今回のタイムは週末に起こることを表しているとは思いません。
テストは現実とは大きく違いますからね。」
バレンティーノ・ロッシのコメント
「最初に2020年型のプロトタイプをテストし、その後 残りのシーズンに使用することができる新しい幾つかのことに焦点を当てました。リアグリップと加速が改善されたので、全体的にそれほど悪くなく良い感じです。
僕たちは戦闘力があります。」
マーベリック・ビニャーレスのコメント
「レースに向けて沢山の仕事に取り組みました。レース序盤での改善に向け、セットアップに全ての時間を費やしました。
2日目は1日目よりも少しポジティブだったので、とても嬉しいです。
特に暑いコンディションの中で改善できました。
気温が上がった時に、レースシミュレーションを行いながら沢山の周回を重ね、ペースはとても良かったので、とても嬉しいです。」
アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「1日半もテストができたことは幸運でした。フィジカル面は大丈夫です。
まだ幾つかの傷が残っていますが、ここに来るまでの数日間を利用し、しっかり体調を整えました。
トラックは昨年と違ってグリップが低かったです。
しかし、レースを考えて興味深いことを試すことができました。
自分たちのスピードには満足できていませんが、今回はコースに出ることが重要でした。
2週間後の週末に向け、しっかり準備を整えます。」
ダニロ・ペトルッチのコメント
「2週間後にレースが開催されるトラックで走行できました。この2日間は非常に重要で、レースを考えて沢山のことを理解できました。
沢山の重要なことを試し、私たちが取り組んだ仕事に満足しています。
当然、週末に改善が必要ですが、ペースが嬉しいです。
自信があります。」
マルク・マルケスのコメント
「来季のことを考え始めるときが来たので、私たちにとって大変忙しいテストとなりました。最初にシーズン終盤に向けてのテストに取り掛かり、良い仕事ができました。
それから、2020年に向けて幾つかのパーツを試しました。
全体的に良いテストとなり、テスト時間を最大限に利用して、私たちは良い仕事をしました。
この2日間、バイクの上で良い感じがあったので、沢山のことを理解することができました。」
ホルヘ・ロレンソのコメント
「不運にもバイクの上でとても良い感じがありませんでした。骨折した背中が非常に痛く、シルバーストーンの週末よりも辛かったです。
日曜日にはレース周回数の20ラップを走り切ることができ、嬉しかったのですが、フィジカル面の要求が非常に厳しかったので、レース中は痛みに耐えながら走行し、患部が腫れ上がりました。
数日間休息を取ったことで少しは良くなりましたが、まだバイクを走らせるには痛みが激しいので、次戦に向けて可能な限りベストコンディションに持って行けるように、テストを終了することをチームと一緒に決断しました。
僅かな周回数でしたが、シャーシなど幾つかの新しいパーツを試すことができました。」
カル・クラッチローのコメント
「ミサノでバイクのフィーリングを改善し、異なるテストプログラムがありました。2週間後に使用できるバイクの良いベースを見つけることを含め、HRCとミシュランのテストが沢山ありました。
これはテストの後にファーストラップができないことを意味します。
私たちは改善に向け、チームとホンダと一緒に懸命に働きましたが、まだやるべきことがあると感じています。
ポジションとラップタイムは、あまり心配していません。
1ラップだけのタイムをマークし、レースの週末に繰り返すことが出来ないことは頻繁にありますからね。
それが私に対して反対に作用することを期待するし、週末になれば速く走れます。
昨年のミサノはまともな結果だったので、今年も再現できることを期待しています。」
アレックス・リンスのコメント
「私たちにとって本当にポジティブなテストとなったと思います。モンメロで試した仕様違いのシャーシを比較することも含めて沢山のことを試しました。
スイングアームと電子制御のセッティング、ミシュランの新しいタイヤも試しました。
全体的にポジティブです。
テスト中に記録したラップタイムは心配してません。
最速タイムをマークしても賞品はありません。
新しいことをテストしているときは、限界までプッシュしません。」
とのコメントを各ライダーが発表しています。
リンスのコメントはクアルタラロへの当てつけに聞こえる気がしますが・・・
サンマリノGPのレースウィークまで まだ1週間期間が空きますが、どのライダーが今回のテストをレースウィークに活かすことができるでしょうか!?
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ルーキーや若手はテストで数字出して目立つ事も大事だからねぇ
返信削除テスト番長のビニャ男は一発タイムよりレースペースを意識したみたいだけど変わったな
ロレンソが背中痛いって初日午前中しか走らなかったから
もう引退だの、来期1年休養だの話がすぐ出るのはなんなのかね?
コメントありがとうございます。
削除ロレンソの件ですが、マスコミってホント暇なんだなぁ~・・・
と実感します。
サンマリノですし、ロッシが勝つと凄く盛り上がるんですけどねぇ~・・・