スペイン人ライダーはやる気 満々!? MotoGP 第14戦 アラゴンGPについて


先週行われたMotoGP 第13戦 サンマリノGPに引き続き、今週も連続開催となっていることから本日9月20日~22日の日程でMotoGP 第14戦 アラゴンGPが開催されます。
今回の第14戦 アラゴンGPを観戦するに当たり注意する点として、moto3クラス、MotoGPクラス、moto2クラスの順で決勝レースが行われることになっていますので時間を間違えないように注意してください。
簡単ではありますが今日は、MotoGP 第14戦 アラゴンGPの舞台モーターランド・アラゴンのコース紹介と、レースウィーク前に発表されたMotoGPクラスの選手のコメント、MotoGP 第14戦 アラゴンGPのタイムスケジュールについて紹介したいと思います。



モーターランド・アラゴン コース紹介

モーターランド・アラゴンは2009年9月開業しました。
サーキットの建設は、著名なサーキットデザイナーであるドイツ人建築家のヘルマン・ティルケが、イギリスの建設会社フォスター・アンド・パートナーズと共同で手がけ、F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサがテクニカル&スポーツコンサルタントを務めました。
施設は結合された3つのゾーンから形成され、 テクノロジーパーク、スポーツエリア、レジャー&カルチャーエリアの3つに分かれています。
テクノロジーパークには、自動車工業に関する研究・教育機関が置かれ、スポーツエリアには、様々なレイアウトを構成できるレーシングサーキット本体、カートコース、グラベルコースによって構成されています。
レジャー&カルチャーエリアにはホテル、ショッピングセンター、その他商業施設が置かれています。



全長距離:5.1km
コース幅:15m
最大直線:968m
コーナー数:17(左10 右7)

パッシングポイントは、長いホームストレートと1コーナー、 4,5,6の複合コーナー、 12コーナー、バックストレートから16コーナーへの侵入がパッシングポイントとなります。

ちなみに、昔取り上げて紹介したmoto2のエンジンを管理しているExternPro社が、今回グランプリが開催されるモーターランド・アラゴン内にあります。
たった7名の社員でエンジンのメンテナンスを行っており、ExternPro社のモットーはズバリ「ノーミス」です!
CBR600RRのエンジンがmoto2で使用されていた時にドルナ社との契約では、エンジン間の馬力(130馬力・ピーク時)の差は3%とされていましたが、ExternProはさらにこだわり、その差を約1%にまで縮め納品していました。
テクニカル・ディレクターのトレバー・モリス以外の6名のスタッフは、全員モータースポーツ界の仕事は未経験ということで、非常に熱意のある会社だと思います。




MotoGP 第14戦 アラゴンGPを前に、MotoGPクラスへ参戦する選手よりコメントが発表されているので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより

マルク・マルケスのコメント

「ミサノでの素晴らしい勝利の後、出身地のセルベラにとても近いアラゴンで早く走りたいです。
私の住んでいた街から沢山の人たちが来てくれ、ファンがエクストラな力を与えてくれるでしょう。
チャンピオンシップにおいて、大きなアドバンテージがありますが、週末へのアプローチを変えるつもりはありません。
いつものようにプッシュし、全力を尽くします。」



ホルヘ・ロレンソのコメント

「アラゴンは好きなトラックで、過去に良い思い出があります。
ミサノでは良い週末のスタートが切れたので、アラゴンでは強くなりたいです。
目標は上位陣とのギャップを詰めることです。
シルバーストンとミサノより上のポジションで完走したいです。」


アレックス・リンスのコメント

「モーターランドは最高の場所です。
昨年は上位陣とバトルができ4位でフィニッシュしました。
素晴らしいレースができたので、ミサノから直接訪れることが嬉しいです。
早くトラックに戻り、良い結果を残したいです。
スペインのファンが最高の雰囲気を作ってくれ、ファンのサポートを感じたいです。」


ジョアン・ミルのコメント

「アラゴンが大好きです。
いつも上手く走れていたので、ミサノよりも強くなりたいです。
過去には優勝を挙げたことがあり、いつも良いフィーリングがあるので、私にとって特別な場所です。
スズキのバイクにコースレイアウトがとても適していると思うので、週末が楽しみです。
懸命に働き、ファンの前で素晴らしいパフォーマンスがしたいです。」



アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント

モーターランド・アラゴンは、開催日程の中で最も特殊なトラックな1つです。
素晴らしいリザルトを獲得したことがありませんが昨年は戦闘力があり、2位でレースを終えました。
この記憶とメンタリティを持って乗り込もうと思います。
ミサノで確認したように1年ごとに状況が変わってしまいますが、週末を通じて上位争いができるか確認したいです。」



ダニロ・ペトルッチのコメント

「モーターランド・アラゴンは今までに、幾つかの理由で際立つ結果を獲得することができていませんが大好きなトラックです。
もしかしたら今回は結果を獲得し、ここ数戦の流れを変えられる機会になるかもしれません。

シルバーストンとミサノでは、レースでプラクティスよりも速く走ることができたので、日曜に向けてしっかり準備できるように、良いプラクティスにすることが課題となります。
チームは懸命にとても良く働いていますが、最大の目標である総合3位を堅守するために終盤戦に向けてもう一歩前進しなければいけません。」



バレンティーノ・ロッシのコメント

「ミサノの後でアラゴンに行き、2連戦となります。
前戦で作業が必要なことを確認したので、アラゴンは歴史的に難しいトラックですが週末に集中します。
ここでは今まで問題がありましたが、今回はここに来るまでに何度も良い内容のレースをしてきました。
懸命に働かなければいけないことは確かですが、過去よりも戦闘的になれることを期待します。



マーベリック・ビニャーレスのコメント

「ミサノで表彰台を獲得した後、楽観的な気分でアラゴンを迎えます。
スペインでのグランプリはとても特別で、ファンと雰囲気は最高です。
それに、アラゴンは本当に好きなトラックです。
ここに来るまでに良い仕事ができているので、ここでも速く走れることを期待します。

私たちの目標に向けて集中力を維持し、週末を通じて改善を続けたいです。
後半戦に入って私たちのポテンシャルはどんどん良くなっているので、良い仕事ができると思います。






ファビオ・クアルタラロのコメント

「週末を通じて良い仕事ができ、マルク・マルケスと優勝争いをした後なので大きな自信を持ってアラゴンに乗り込みます。
目標は良いスタートを確保するために1列目を獲得し、上位争いをすることです。

モーターランド・アラゴンのストレートは、レッドブルリンクとミサノで証明したようにヤマハ車にとって問題にはならないと思います。
良いスタートを切り、序盤の5ラップを強く走ることができれば、戦うことができるでしょう。」



アンドレア・イアンノーネのコメント

「ミサノの後、肩の負傷から回復するためにリハビリに集中していました。
あまり時間がなく、次戦を迎えるのは残念です。
状況は完璧ではありませんが、参戦の可否はメディカルチェック次第です。
目標は歯を食いしばってでも、グリッドに並ぶことです。


以上のように各選手からコメントが発表されています。
イアンノーネの目標が "歯を食いしばってでもグリッドに並ぶこと" というのがアプリリアのバイクに乗っている私としては少し悲しいところです・・・
アラゴンに関しては、マルケスが勝つと私は予想しているのですが、対抗馬が誰になるのか予想が付きません。
ブッチぎりでマルケスが決勝レースを制すのでしょうか?
それとも、番狂わせでマルケスを負かすライダーが現れるのでしょうか!?
決勝レースに注目したいと思います。

最後になりますが、MotoGP 第14戦 アラゴンGPのタイムスケジュールは以下のとおりです。


MotoGP 第14戦 アラゴンGP タイムスケジュール

9月20日(
16:00~16:40 moto3クラス FP1
16:55~17:40 motoGPクラス FP1
17:55~18:35 moto2クラス FP1
20:15~20:55 moto3クラス FP2
21:10~21:55 motoGPクラス FP2
22:10~22:50 moto2クラス FP2

9月21日(
16:00~16:40 moto3クラス FP3
16:55~17:40 motoGPクラス FP3
17:55~18:35 moto2クラス FP3
19:35~19:50 moto3クラス Q1
20:00~20:15 moto3クラス Q2
20:30~21:00 motoGPクラス FP4
21:10~21:25 motoGPクラス Q1
21:35~21:50 motoGPクラス Q2
22:05~22:20 moto2クラス Q1
22:30~22:45 moto2クラス Q2

9月22日(
16:00~16:20 moto3クラス WUP
16:30~16:50 motoGPクラス WUP
17:40~17:20 moto2クラス WUP
18:20~ moto3クラス 決勝
20:00~ motoGPクラス 決勝
21:30~ moto2クラス 決勝



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コメント

  1. マルケスはん、あんまりハッスルしすぎると腰を痛めまっせ

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    1. コメントありがとうございます。
      ストーナーとマルケス兄弟の釣り番組ができそうですね(笑)

      削除
  2. マルケス兄弟の乗ったボートの船外機はホンダではなくマーキュリーか・・・無難だな
    船外機がヤマハやスズキだったら笑ったんだけど

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