鈴木竜生が初優勝!!マルケスがクアルタラロを認める! MotoGP 第13戦 サンマリノGP決勝レース結果!


9月13日~15日の日程で、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ(ミサノサーキット)でMotoGP第13戦 サンマリノGPが開催されました。
moto3クラスでは、ポールポジションからスタートした鈴木 竜生選手が所属するチーム SIC58 Squadra Corseのホームとなるレースでキャリア初の優勝を遂げました。
また、MotoGPクラスでは最終ラップまでファビオ・クルタラロとマルク・マルケスによる優勝争いが繰り広げられました。
今日は昨日行われたMotoGP 第13戦 サンマリノGPの各クラスの決勝レースの結果と、MotoGPクラスの選手より発表されたコメントについて紹介したいと思います。



MotoGP 第13戦 サンマリノGP moto3クラス 決勝レース結果

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MotoGP 第13戦 サンマリノGP moto3クラスの決勝レースは、自身初のポールポジションからスタートした鈴木 竜生選手が接戦を制し初優勝を挙げました。

2位には14番グリッドからスタートしたジョン・マカフィーが、0.112秒差で2位表彰台を獲得。
トニー・アルボリーノが、0.201秒差の3位に入りました。

moto3クラスに参戦している日本人選手の結果ですが、小椋 藍選手はアンドレア・ミニョと最終ラップの優勝争い中に接触転倒し、今季2度目の転倒リタイア。
真崎 一輝選手は、19周目に転倒リタイア。
佐々木 歩夢選手は、1周目に転倒しリタイア。
ウォームアップ走行でトップタイムを記録した鳥羽 海渡選手は、スタート直後の1コーナーでイン側から進入してきた他車に追突され、転倒リタイアとなりました。



MotoGP 第13戦 サンマリノGP moto2クラス 決勝レース結果

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MotoGP 第13戦 サンマリノGP moto2クラスの決勝レースは、3番グリッドからスタートしたアウグスト・フェルナンデェスが2戦連続となる3勝目を挙げました。
2位にはポールポジションからスタートしたファビオ・ディ・ジャンアントニオが0.186秒差の2位表彰台を獲得。
アレックス・マルケスが1.283秒差の3位獲得となりました。

今回好調だったmoto2クラスに参戦する日本人選手の長島 哲太選手ですが、14位走行中の14周目に転倒しリタイアとなりました。




MotoGP 第13戦 サンマリノGP motoEワールドカップ 決勝レース2結果

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MotoGP 第13戦 サンマリノGP motoEワールドカップの決勝レースは、決勝レース1で初優勝を挙げたマッテオ・フェラーリが決勝レース2も制し、シーズン2勝目を挙げました。

2位には8番グリッドのエクトル・ガルソがマティア・カサデイとの2位争いに競り勝ち2.687秒差の2位表彰台を獲得。
マティア・カサデイが3位となりました。

昨日行われた決勝レース1で転倒したニキ・トゥーリですが、メディカルセンターからヘルコプターで近郊の病院に搬送され精密検査を受けた結果、左手首と左脚大腿骨の骨折が判明した為決勝レース2を欠場となりました。

motoEワールドカップの次の開催ですが、最終戦バレンシアGPが最終戦となっており、2レースが行われる予定となっています。



MotoGP 第13戦 サンマリノGP MotoGPクラス 決勝レース結果

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MotoGP 第13戦 サンマリノGP MotoGPクラスの決勝レースは、マルク・マルケスがファビオ・クアルタラロとの優勝争いを繰り広げ、最終ラップにクアルタラロを捕らえ、今季7勝目を挙げました。
2位のクアルタラロは3周目からレースの主導権を握ったもの、最終ラップに抜かれ0.903秒差の2位表彰台を獲得。
ポールポジションからスタートしたマーベリック・ビニャーレスが1.636秒差の3位表彰台を獲得しました。

ミサノが自宅から車で10分程度の場所に位置し、ホームレースとなった7番グリッドのバレンティーノ・ロッシですが、12.660秒差の4位となり、フランコ・モルビデリが5位を獲得し、ヤマハの全4台がトップ5に入る結果となりました。

MotoGPクラスに参戦している中上 貴晶選手ですが、4周目に転倒したものレースに復帰して18位で決勝レースを終えました。



決勝レースを終えて、MotoGPクラスの選手よりコメントが発表されていますので紹介したいと思います。



以下、MotoGP公式HPより

マルク・マルケスのコメント(サンマリノGP 優勝)

「ヤマハ勢が支配したトラックで勝ちました。
シルバーストンでは私のレースでしたが、リンスが勝ちました。
今日はファビオ・クアルタラロのレースでしたが、私が勝ちました。
レースをリードして消耗した彼に勝利が相応しいと思います。
成熟し、良いタレントとキャラクターの持ち主です。
彼は優勝する準備ができています。

ここ数戦は最後の瞬間に負けていました。
昨日のこともあり憤りがあったのですが、チームは私のことを良く把握しているので、熱くなるなと助言してくれ、冷静さを維持することができました。

アドバンテージが広がっていますが、今日は正直あまりチャンピオンシップのことを考えませんでした。
ファビオを大きく引き離しているので必要なかったのですが、挑戦しなければ落ち着いて眠れませんからね。

93ポイント差は重要です。
もてぎでチャンピオンシップに終止符が打てるようにしたいですが、急ぎたくないですね。
急ぐのは良くないことです。
2014年は急ぎ過ぎて、長引いてしまいましたからね。」



ファビオ・クアルタラロのコメント(サンマリノGP 2位)

「20周以上をマルクと一緒に、0.5秒以内でノーミスで走ったことを喜ばなければいけません。
僕はルーキーですからね。
7度のタイトルを獲得したライダーとバトルでき、負けたことに怒りはありません。
これは喜びの涙です。
ワールドチャンピオンとファイトした最高の瞬間でした。

彼が仕掛けて来ることは解ってました。
2年前にペトルッチを抜いたように同じことを私にに仕掛けましたが、4コーナーで抜き返すことができました。
その後は限界ぎりぎりで、14コーナーで仕掛けましたが、フロントグリップを失いそうになったので2位を確保しなければいけませんでした

マルクはとても速いです。
ペースはとても一貫していて非常に困難でした。
1秒以内でフィニッシュし、大きな経験を積みました。
彼と一緒にレースをしたことが喜びです。
早い時期に同じような状況が来ることを期待します。」




マーベリック・ビニャーレスのコメント(サンマリノGP 3位)

「トップから1.5秒差だったので嬉しいです。
私たちは1戦ごとに接近しています。
より良く、より速く、より一貫して走れる手段を理解しているところです。
今日は、路面が非常にスリッピーな状況で上位を戦いました。

作業を続ける必要があります。
沢山のことを理解し始めていますが、まだ十分ではありません。
改善しなければいけませんが、自信は高まっています。

次はアラゴンです。
私が愛しているトラックです。
いつも速く走ることができ、ヤマハは正しい方向に向かっています。
シルバーストンでもヤマハは非常に強かったです。
もし、クアルタラロが転倒しなければ、僕たちは優勝に近づくことができたはずです。

レース毎に良くなっています。
私はもう一歩前進しなければなりません。
優勝争いができるポテンシャルを感じています。




バレンティーノ・ロッシのコメント(サンマリノGP 4位)

「ファンの歓声を聞くのは美しいことなので表彰台争いを望んでいたのですが、レースはだいたい予想通りでした。
マーベリックがもう少し速く、クアルタラロがもう少し遅くなるかもしれないと思ってましたが、前の3人はベターなペースで走っていました。

トラックの2、3の場所でタイムロスすることは分かってました。
週末を通じて、この問題の解決を試みていましたが、不運にも達成できませんでした。

7番グリッドからのスタートは厳しいです。
ドヴィを抜いたけど、リンスに抜かれました。
フランコはとても上手く走っていたので抜くことに苦しみました。
オーバーテイクが難しいトラックで私のペースはKTMを含め、前のライダーたちほど速くなかったので、接近することが難しかったです。

サマーブレイクの後 バイクの多くのことを変更しましたが、これが私たちのポテンシャルだと思います。
前の3人は特にコーナーの立ち上がりで速かったですね。
まだ何かが欠けています。」




アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(サンマリノGP 6位)

「思っていた通りに厳しいレースになりました。
全員が特にフロントタイヤのグリップに苦しみ、プッシュすることに苦労していました。
6位で終わってしまったのは残念です。
4位争いをするために、ロッシとモルビデッリに追いついたとき、ノーミスでアタックを仕掛けるコンディションではありませんでした。

週末を通じ、私たちの仕事に満足しています。
金曜はライバルたちとのギャップが非常に大きかったですが、私たちの状況を大きく改善することができました。」




アレックス・リンスのコメント(サンマリノGP リタイア)

「クラッシュし、悪い1日になってしまいました。
週末を通じて少し苦しみ、トラックはあまりにもグリップがなかったので全員が少し苦しんでいました。
スタートで幾つかのポジションを挽回しましたが、ポル・エスパルガロはブレーキングがハードで、KTMは強い加速力があるので抜くのが難しかったです。

彼を抜いた後 コーナリングスピードを維持しながら、スムーズに4コーナーに進入しようとしたのですが、不運にもグリップ不足が原因でフロントを失いました。
幾つかのポイントを失ったので残念ですが、昨年良いリザルトを獲得したアラゴンGPがすぐに始まることがとても嬉しいです。」


とのコメントが各選手より発表されています。
マルケスのコメントにもあるように、クアルタラロはヤマハの救世主となりそうな気がします。
まだルーキーですが、ビニャーレスやロッシより信頼性に置ける気がします。
ベテランの大御所ライダーのロッシが座学的なことを教えるなりして、大事に育てて行って欲しいです。

次回のMotoGP世界選手権の日程ですが、9月20日~22日に開催される第14戦 アラゴンGPとなります。
母国グランプリとなるスペイン人ライダーが多いので、どういったレースが繰り広げられるか非常に楽しみですね!




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コメント

  1. 鈴木選手とシッチのお父さんの抱擁でウルってきました。

    クワッタハッホ凄すぎる・・・。

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    1. コメントありがとうございます。
      やはり、世界選手権で君が代が流れるのは心地良ですねw

      私は声出して歌いました♪

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  2. 鈴木選手おめでとう
    弟マルケスは、逃げ切れるか
    兄マルケスは、もはや磐石

    マルケスアンチが最終ラップでマルケスがクアルタラロに対してイン閉めしたのはセコいとか
    チャンピオンとして恥ずかしいとか発狂してるみたいだが
    クアルタラロを強いライダーと認めたからこそ必死でラインを消したんだろうに

    リンスの転倒は勿体無かった
    ポイントランキングでペトルッチを引き離すチャンスだったのに逆に離された

    自宅はサーキットから10キロのロッシと自宅からサーキットが見えるモルビデリの
    ミサノは俺の庭対決はロッシに軍配だが表彰台を逃して残念そうだ

    ロレンソは連続ポイントだが・・・がんばれ

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    1. コメントありがとうございます。
      俺の庭対決(笑)

      マルケスがあそこでインを締めるのは、レースなんで当然のことなんでセコいって言う意見は違うかなぁ~と思います。
      間が開かずアラゴン戦ですからね。
      スパニッシュたちの気合が入りまくるでしょうし、誰がマルケスのライバルになるのか・・・?

      うーん・・・今の所マルケスのブッチギリの気がしてなりませんが・・・・

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  3. 全クラス総じて転倒者が多かった様に感じましたが、
    ミザノって路面が特殊なんですかね?それとも変わってしまったとか?
    ドカやスズキがふるわなかったのはそのせいなんですかね?
    それでもタツキやマルク、クワタロウはたいしたものでしたね。

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    1. 組長コメントありがとうございますm(_ _)m
      どうやらテストのときよりも路面グリップが低かったみたいですね・・・
      リンスにはもう少し期待していたのですが、非常に残念な結果となってしまいました・・・

      そして、何気にアプリリアのホームレースでもあったんですけどねぇ・・・
      今週末のアラゴン戦が非常に楽しみです!

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