ロレンソ「全て私の責任です」 MotoGP 第7戦 カタルーニャGPの動画と各選手のコメント


6月14日~16日の日程でMotoGP 第7戦 カタルーニャGPが開催され、大会最終日の昨日は各クラスの決勝レースが行われました。
MotoGPクラスの決勝レースではマルク・マルケスが優勝するも、2周目にホルヘ・ロレンソがコーナーの侵入で転倒し、ドヴィジオーゾ、ビニャーレス、ロッシを道づれにする多重クラッシュを起こしてしまいました。
上位3人のライダーを巻き込んだ転倒となったため、世界中ロレンソの転倒で持ち切りとなり、マイナーな当ブログを読んでくれている 普段は温厚な方達からも激辛コメントが寄せられるほどです(笑)
今日はmoto3クラス、moto2クラスの決勝レースのダイジェスト動画と、MotoGPクラスの決勝レースのフル動画の紹介、昨日の決勝レースから一夜明けてMotoGPクラスに参戦している選手からコメントが発表されているので紹介したいと思います。



MotoGP 第7戦 カタルーニャGP moto3クラス 決勝レース ダイジェスト動画




MotoGP 第7戦 カタルーニャGP moto2クラス 決勝レース ダイジェスト動画




MotoGP 第7戦 カタルーニャGP MotoGPクラス 決勝レース フル動画



決勝レースから一夜明け、MotoGPクラスの選手より以下のようにコメントが出ています。


以下、MotoGP公式HPより

マルク・マルケスのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース 優勝)

「リアにソフトタイヤを選択しました。
序盤にプッシュし、タイヤを熱しすぎないように注意しながら、一貫して速く走れるように頑張りました。
私たちは週末を通じて懸命に働き、このレースに向けて準備をし、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。

チームがドヴィに何かが起こったかを知らせてくれたので、自分のレースに集中するように努めました。
僕たちには最良な戦略があり、サーキットに応援に来てくれた全てのファンに感謝したいです。
アレックスと一緒に勝利を祝うときは、いつも特別です。
彼は今週末とても上手く走れていました。」



ファビオ・クアルタラロのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース 2位)

「今日は特に厳しかったので、2位を獲得したことがとても嬉しいです。
今シーズンのベストスタートが切れ、2つしかポジションを落としませんでした。
しかし、4コーナーでミスを犯し4つもポジションをおとしました。
そこから表彰台に向けて闘いました。
2番手までポジションを上げ、プッシュしました。

前腕はアドレナリンと薬のおかげで、それほど痛くありませんでした。
終盤は痛みが激しくなりましたが、表彰台という見返りは大きいですね。
ヨーロッパラウンドが始まってから、僕たちはとても速く走れています。
セッションにおける今週末のワーストリザルトは2番手です。
ペースはすごく良いですが、ここまでと同じように仕事を続けなければいけません。
僕にチャンスを提供してくれたチームと仕事ぶりに感謝したいです。
チームの初表彰台となり嬉しいです。」


ダニロ・ペトルッチのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース 3位)

「3位がとても嬉しいです。
2ラップ目のアクシデントがなければ、困難だったことは間違いありません。
大きなチャンスを失ったアンドレアの事が居た堪れません。
マルケスのペースを追いかけようと頑張りましたが、今日は無理でした。
リンスとクアルタラロもとても速かったです。
アレックスとは何度も抜きあいました。
右前腕が彼のタイヤにぶつかりましたが、状況を上手く切り抜けることができました。
ファビオに抜かれましたが後続とのアドバンテージを広げるために、彼を追いかけようと挑みました。

今日は可能な限りの中でベストリザルトです。
3戦連続の表彰台を獲得し、総合3位に接近しました。
アッセンもこの調子を続けなければいけません。」


アレックス・リンスのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース 4位)

「結果は少し残念です。
今週末は良いリザルトを獲得できる手応えがありましたが、レース中に幾つかの問題を抱えていたことを考えれば、悪くないリザルトです。
難しく厳しいレースでした。
ロレンソとの間で発生した多重クラッシュは残念です。
あそこでマルケスとのアドバンテージが広がってしまいました。

トラックは高温で、特に右コーナーでのフィーリングが厳しかったです。
理想は良いスタートを切ってマルケスと一緒に走ることでしたが、可能ではなかったと思います。
問題がありましたが、4位で終われたことが嬉しいです。」


ホルヘ・ロレンソのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース リタイア)

「もし、ブレーキングが遅いと、あまりオプションがありません。
今回がそうでした。
私の責任です。
私のミスです。
謝りたいです。
ドヴィ、マーベリック、バレンティーノを転ばせてしまったのは、とても不運でした。
彼らの責任ではありません。
私の責任です。

不運にも3人にぶつかりましたが、それ以外のことを考えれば今週末は一歩前進し、一貫していました。






アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース リタイア)

「とても良いスタートが切りトップに飛び出し、計画していた作戦を実行するには完璧なポジションに位置してました。
リアタイヤは、まだ温まっていなかったので無理してペースを刻んでませんでしたが、他のライダーたちのペースとレース展開を考えれば、僕たちが主導権を握ることができるだろうと考えました。

アクシデントに関しては発言を控えたいですが、レースは完全にオープンな状況でした。
明日は戦闘力を高めるための重要なテストが控えています。
次戦のアッセンでやり直すために、今回のテストを最大限に活かさなければいけません。」


バレンティーノ・ロッシのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース リタイア)

「良い週末となっていたので、とても残念です。
プラクティスを通じて良い仕事をし、タイヤ選択も良かったと思います。
バイクに快適さがあり、ウォームアップ走行では良いペースで走れましたが、午後にはもっと上手くできそうな手応えがありました。

決勝レースに向けて楽観的でしたが、あのコーナーでペトルッチを抜こうとして、少し速く進入しました。
同時に前でクラッシュが発生し、ホルヘのバイクを避けることができずクラッシュしました。

強さを感じ、良いレースができたかもしれないのでとても残念ですが、ムジェロと比較すれば良い週末になったことがポジティブです。
僕は戦闘力があって思いっきり楽しんだので、ここから新たにスタートを切りたいです。」


マーベリック・ビニャーレスのコメント(第7戦 カタルーニャGP決勝レース リタイア)

「インに非常に速く進入して来るライダーが見え、クラッシュを避けるためにバイクを起こそうとしました。
僕の目の前にはドヴィがいて、彼らがクラッシュするだろうと考えましたが、不運にも僕のリアタイヤに転倒したバイクが当たり、放り出されてしまいました。

接触を回避することはできませんでした。
本当に残念ですが、良いスタートを切り、良い1周目になったことが嬉しいです。
僕たちは燃料満タンにしたバイクで本当に上手くバイクを仕上げ、週末の仕事の進め方は悪くありませんでした。

アッセンで今回の作業を再現できるように頑張ります。
今回は1周目にトップグループに位置し、プッシュできることを確認しました。
これが最も重要なことなので、次回も同じことができるか確かめたいです。

マルケスを追走できたかは解りません。
バイクは良く走り、チームは週末を通じて素晴らしい仕事をしたので、この調子で仕事を続ける必要があります。」

と、各選手からコメントが出ています。
とりあえず、ロレンソは平謝りするしかないですよね・・・・
しれっと「今週末に一歩前進できた」と主張している所は、わざわざ日本のHRCへ出向いて作ってもらった特性タンクパッドの効果をアピールしているのでしょうか・・・?



そして、昨日投稿した記事に書き込んでくれた 皆さんのコメントが 激辛 で、読んで笑わせてもらいましたw







結構皆さん言いたい放題言ってますが、コメントをくれた3名の気持ちが私も良く解ります!

何だかんだ言いながら、皆さんの皮肉の込め方にロレンソ愛を感じます!!

レース後にヨーロッパでMotoGP世界選手権を放送しているBT sportのリポーターのサイモン・パターソン氏は以下のようにツイッターでコメントを出しています。

"ドヴィはブレーキングを強くかけた為、ロレンソの前を横切ることになり、ロレンソはドヴィを避ける為にブレーキを強くかけた。
巻き込まれたヴィニャーレスは、アウト側に膨らんでしまった。
ロレンソに非があるが、全てロレンソが悪いわけでは無い。"


私はロレンソを擁護するわけではありませんが、サイモン・パターソン氏の言う事が全てだと思います。
今回は4人の選手にとって災難となりましたが、次回のオランダGPで頑張って欲しいと思います!
特にロレンソには、わざわざ日本にまで行ってHRCに作ってもらった特性タンクパッドの効果を実証して欲しいと思います!!



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コメント

  1. 本当に今回の事故はレーシングインシデントで誰にでも起こり得るし
    被害者にも加害者にもなり得る事なので、非を認めたロレンソをこれ以上
    責めても何も得るものが無い話ですよね。何時もの頑固なロレンソだったら
    コンニャロー!ってディスり捲くれるのに素直に謝られたら出来ないわwまた
    チャンピオンシップもまだまだ長いから今後も何が起きるか予測不能なMotoGP
    ファンも気持ち切り替えて次なるダッチTTを雨乞いしながら待ちましょう
    割とアッセンと相性の良いヤマハ勢の継続的な活躍を期待しつつ。

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    1. コメントありがとうございます。
      マスコミを利用したりするロッシでさえも、寛大な様子ですし、私もサイモン・パターソン氏の言う事が全てのような気がします。
      ビニャーレスは処分を望んでいるようですね(笑)

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  2. ロッシもドヴィも大人の対応してますね
    過激な発言をするとマスコミに燃料与える事になるから控えてるのかな?
    ビニャーレスはネチネチ言ってるけど

    ロレンソのカタルーニャ仕様のヘルメットのドクロマークが撃墜マークに見えてきた
    ロレンソミサイルの陰に隠れてるけどアレイシを負傷させたスミスミサイルもなかなか

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    1. コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、ビニャーレスは処分を望んでいるようですね・・・
      ドクロマークが撃墜マークwww
      笑わせてもらいましたw 座布団あげたいです。
      スミスに関しては、テストライダー失格ですよね!
      1周目ですよ!!
      何もデータは取れないし、エースライダーを潰すし、ロレンソの陰に隠れていますがスミスの今の役割を考えると、最低の決勝レースだと思います。
      もしかしたら次戦アレイシの代役として走るとなれば、何ともヒドい話ですよね・・・
      ちなみに私はアプリリアのバイクに乗って、スミスレプリカのX-14を使用していますが、今回の結果はテストライダーとして失格だと思います。

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  3. Rd2アルゼンチン→モルビデリに追突されリタイヤ
    Rd5フランス→バニャイアに追突されリタイヤ
    Rd7カタルニア→ロレンソに追突されリタイヤ
    7戦開催中3戦で貰い事故、そりゃヴィニャーレスさんも怒りますわ

    ちなみに、モルビデリの時は非常に穏やかな対応
    バニャイアの時は若干切れ気味
    ロレンソの時はかなり切れ気味と怒りのボルテージが上がっております
    次突っ込んだ人は一発殴られる位の覚悟はした方がいいかと・・・

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    1. コメントありがとうございます!
      確かにビニャーレスは今季巻き込まれてリタイアが多いですね!!
      どちらかと言うとビニャーレスは精神的にまだ若い所があるので、本当にそろそろ手が出るかもしれないですね(笑)

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