ドーピングでFIMのレースに出場停止中のアンソニー・ウエストがマジギレ! FIMにF●CKと連呼し実質引退宣言か!?


2018年シーズンにWSBK SSPクラスとARRC SS600クラスにレギュラー参戦していたアンソニー・ウエスト選手ですが、自身のFacebookで「FUCK」という言葉を繰り返し使い、「FIMはクソ」だとコメントを掲載しておりマジギレしています。
アンソニー・ウエスト選手は、昨年7月に開催されたWSBK 第9戦 ミサノROUNDの際に、世界アンチ・ドーピング機構により行われた薬物検査で、レギュレーションで認可されていない薬物使用が発覚し、昨年の9月に行われたWSBK 第10戦 ポルトガルRoundとARRC第5戦以降、活動停止処分を受けました。
コアなバイクレースファンの皆さんは知っての通り、昨年 禁止薬物の使用が発覚したウエスト選手は2012年のmoto2参戦時代にも禁止薬物が発覚し、出場停止処分を受けています。
ドーピング検査により2度目の活動停止を受けたウエスト選手は、2019年シーズンはFIMルールの対象外の ブラジル・スーパーバイク選手権に参戦しています。
ブラジルへ活動の舞台を移したウエスト選手に何があったのでしょうか!?
今日は、アンソニー・ウエストが自身のFacebook上に掲載したコメントを中心に紹介したいと思います。


2018年のWSBK 第9戦 ミサノROUNDの際に行われた検査で発覚した薬物は発表されていませんが、アンソニー・ウエスト選手がmoto2時代に引っかかった薬物については公表されており、DMAA(メチルヘキサナミン)と言う物質です。

メチルヘキサナミンは間接的な交感神経作動薬で、1944年からスプレー状の鼻粘膜充血除去薬として販売されるも1983年に自主的な販売中止となりました。
2006年からは興奮剤、精力増強サプリメントなどの名称で販売され、ゼラニウム根エキスと表記されているサプリメント等に含まれています。

一般的に安全性には疑問があり、メチルヘキサミンを含むサプリメントによる死亡例が少なくとも5件報告されていることから、多くの運動競技団体や政府機関で利用を禁止されています。

moto2時代にウエスト選手が使用したDMAA(メチルヘキサナミン)が含まれる製品は「Mesomorph」というボディビルダーのために特別に設計されたサプリメントです。
アンソニー・ウエスト選手愛用のサプリメント

当時の本人の証言によれば、軍隊に入っている姉からトレーニング中に貰ったそうで、初めて出場停止処分を受ける前から使用していたようです。



昨年の2018年7月に開催されたWSBK 第9戦 ミサノROUNDの際に世界アンチ・ドーピング機構により行われた薬物検査で、レギュレーションで認可されていない薬物使用が発覚し、2回目のサンプルでも陽性反応が出てしまいました。
よって、9月に行われたWSBK 第10戦 ポルトガルRoundとARRC第5戦以降は活動停止処分をFIMより受けています。

ウエスト選手は、活動停止処分を受けた2018年9月からFIMと世界アンチ・ドーピング機構に異議を唱え続けており、2019年シーズンはFIMルールの対象外の ブラジル・スーパーバイク選手権に参戦しています。

そんな中、6月7日にアンソニー・ウエスト選手のFacebookページに以下のようなコメントが掲載されました。




私なりに翻訳するとこんな感じです。


アンソニー・ウエスト選手のFacebook掲載文

FUCK!   FIM!!
俺は、このスポーツにはウンザリだ!!!!
オマエらは、俺がもう一度 他のバイクに乗っていることを見ることは無いだろうな。
テメェの勝ちだよFIM。
オマエらは卑劣な犬だ!!
FIMは、このスポーツ(ブラジル・スーパーバイク選手権)とは何の関係もないはずなのに、本当にクソな奴らだよ。

FIMは、
オレがブラジル カワサキという居場所を失うように手を回して来やがった!
FIMはオレのレーサー生命を何度も破壊し、俺は鬱病のせいで死にたいとまで願ったよ。

オレは、お前らのクソみたいな政治ゲームにウンザリだわ。

Fuck You ! FIM!!


私がMotoGP世界選手権に参戦した1999年以来、私をサポートしてくれた全てのファンの方には申し訳ないです。
私はファンの皆さんを愛しています。
さようなら・・・・

って感じですかね。
凄く興奮して文章も荒いですが、moto2時代に服用して引っかかった「Mesomorph」を服用して興奮している時に投稿したなんて事は無いと信じたいです・・・・



ウエスト選手が何故いきなりこのような文を自身のFacebookに掲載したのか、現時点では不明な所も多いのですが、どうやら "ブラジル・スーパーバイク選手権はFIMとは無関係であるにもかかわらず、FIMはウエスト選手がブラジルで走るのを阻止しようとしてきた" と主張しているようです。

ウエスト選手によると、「FIMはブラジル カワサキに私のスポンサーシップを辞めさせるように、カワサキ ジャパンを説得することに成功した。」と一部に漏らしており、「スポンサーシップの資金が見つからない限り、レースに出れない」とも言っているようです。

現時点でウエスト選手以外から、それらしいコメントが出ていないので何とも言えない所があるのですが、"ウエスト選手が2019年シーズンはブラジルの国内選手権を走る"と聞いた時に、「出場停止期間中はFIMの下に組織されたレースへの参加と、いかなる形式のレースにも参加できない。って感じの規則がなかったっけ? と思ったのですが、私の記憶が確かで、そういう一文が記載されているならば、そういった理由でFIMが手を廻してるのではないかと思うのですが・・・
(私は世界で一番自分が信用できないと思っているので間違えてたらごめんなさい。)

実は私、昔からウエスト選手は大好きなんですよね・・・
雨のレースだけではなく、アグレッシブなライディングとか本当に好きです。



だから昨シーズン 2回目の禁止薬物の使用が発覚した時は本当にショックでした。

ちなみに、ウエスト選手の問題のFacebook投稿文の直前の投稿では、下記のARRCのSS600クラスの映像と共に短文を投稿しています。


 
ウエスト選手の短文には、「ファイナルラップでプライベートバイクでワークスチームをやっつけるので、FIMが私にレースをさせたくない理由だ。」と記載しています・・・・



出場停止処分を受けた2018年シーズンはSSPクラスではカワサキのZX-6Rを、ARRCではヤマハのYZF-R6を駆り、両選手権にウエスト選手はフル参戦していました。


けどね、ウエストさん。
アナタの事を好きなライダーだから言わせてもらうけど、それはやっぱり違うよ。
意図的にドーピングして無いにしろ、プロライダーを名乗ってバイクで飯食ってるんだから、moto2時代にドーピングで引っ掛かった後から気を付けるべきなんだよ。
100歩譲ってFIMやカワサキジャパンの陰謀があったとしてもアナタの取った行動や対応は、プロが行うべき行為じゃないんだよ・・・・

今回Facebookに投稿された内容は実質、引退宣言とも取れるような気もしますが、本当にもう2度とウエスト選手の走る姿は見れないのでしょうか!?
だとしたら、私は悲しいです・・・
今後、ウエスト選手のドーピング問題はどういう結末を迎えるのでしょうか!?



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コメント

  1. ・・おっしゃる通りですね。
    FIMの指摘通り禁止サプリを止めて自身の反省と
    潔白アピールを全力でするべきだっただけですよね。
    このままではジャンキーライダーという汚名のまま
    終わってしまいますね。。残念ですね。

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    1. 組長コメントありがとうございます。
      ファンの多いライダーですし、組長のおっしゃる通り潔白をアピールして、出場停止期間を消化して戻って来れたでしょうに・・・・・
      ウエストのFacebookへの投稿は残念でたまりません。

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  2. 検査に1回引っかかったんなら別のサプリメントに替えればいいだけなのに
    2回目もって常習性を疑われても仕方ない・・・
    ボディビルダー用サプリメントを使ったなんて言ってるが、本当は精力増強サプリメントを使ってたんじゃないのか?
    サプリメントがクセになって止められなかったんじゃないか?

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    1. コメントありがとうございます。
      癖になっていたか常習性があったかは解りませんが、おっしゃる通り別のサプリとかに変えれば良かったと思います。
      今までのウエストの走りがDMAAの力によって発揮されていたのであれば、意図的に使用せざるを得なかったのでしょうが、そうでないと信じたいです。
      けれども、今回のFacebookへの投稿は余りにも愚かな行為だと思いますし、私はウエストの投稿文が残念でたまりません。

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  3. その2回目のドーピングは禁止されている成分が新たに加わった成分だと認識ですが、
    FIMがその成分発表していないからアンソニーが一生懸命抗議していたそうです。
    真相はどうなんでしょうね?

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