5月17日~19日の日程でMotoGP 第5戦 フランスGPがブガッティ・サーキットで開催されました。
決勝レースはレースは各クラス難しいコンディションの中行われ、転倒の多いラウンドとなりました。
昨日行われた各クラスの決勝レースのリザルトはコチラのページに掲載しているので、必要な方はご利用ください。
今日は昨日行われた各クラスの決勝レースの動画と、MotoGPクラスに参戦する選手より決勝レース後に発表されたコメントを紹介したいと思います。
MotoGP 第5戦 フランスGP moto3クラス 決勝レース動画
MotoGP 第5戦 フランスGP moto2クラス 決勝レース動画
MotoGP 第5戦 フランスGP MotoGPクラス 決勝レース動画
決勝レース後にMotoGPクラスに参戦する選手より発表されたコメントは以下の通りです。
以下、MotoGP公式HPより
マルク・マルケスのコメント(第5戦 フランスGP 決勝レース優勝)
「上手くやらなければいけないレースでした。弟アレックスが優勝した後で、モチベーションがさらに高まりました。
良いフィーリングがある時に速く走れるので、今日はウォームアップで速く走れることが解っていました。
今日はフロントに普段使用しないソフトタイヤを履きました。
これが唯一のオプションだったので、レースをリードしなければいけませんでした。
そうしないとタイヤの温度が上昇し、機能しなくななるからです。
簡単な勝利ではありませんでした。
最初はペトルッチ、次にミラー・・・
彼らとのバトル中に何度もヘルメットの中で叫びましたが集中してリズムを刻みました。
今日は良いリズムを刻めるセッティングを持ってました。
ムジェロはどうなるか解りませんが、今はこの勝利を楽しみます。
昨年も優勝できましたが、あの時は暑かったです。
今年はどうなるか心配していましたが、ヤマハとドカティにとって有利なトラックで勝てました。
ゆっくり走っているときにミスを犯してしまいます。
そのことをオースティンで理解しました。
自分のことだけに注目し、周回ごとにリズムを刻まなければいけません。
今年は、以前にはできなかった 単独で速く走ることを学びました。
ホンダの一員であることを誇りに思います。
最も偉大でNo1のファクトリーです。
少しずつ愛情を与えてくれ、家族のように感じています。
家族の一員として300勝を達成できたことがとても嬉しいです。
重要なのはタイトルを積み重ねることです。
タイトルを獲得するには優勝し、ポールポジションを獲得しなければいけません。」
アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(第5戦 フランスGP 決勝レース2位)
「今週末のコンディションは非常に困難でしたが、レースとチャンピオンシップで2位になれたので、今日の結果に満足しています。マルケスと最後まで闘いたければ集中力を維持させ、改善にしていかなければいけません。
リアタイヤが激しく消耗してしまったので、レースを通じてペースを維持することができませんでした。
最後はダニロからポジションを守らなければいけませんでした。
良いバトルでした。
彼の能力を良く知っているので彼のパフォーマンスに驚きません。
僕たちは可能な限りのベストリザルトを獲得しました。
チャンピオンシップはまだ解りません。
熟知しているトラックなので、ムジェロが待ち切れません。
ここ数年は、最高のリザルトを獲得していますからね。」
ダニロ・ペトルッチのコメント(第5戦 フランスGP 決勝レース3位)
「良いレースでした。表彰台に上がれたことが嬉しいです。
ちょうど1年ぶりになります。
ここ数戦は戦闘力が高かったのですが、予選が良くなかったことが影響しました。
今回は1列目からスタートすることができましたが、2度もミスを犯してしまいポジションを落としたので、ギャップを詰めるために歯を食いしばり、集中力を維持し、全力でプッシュしました。
アンドレアとのバトルでは、彼はアクセラレーションが強いので、僕はブレーキングで挽回しましたがオーバイテイクをするには十分ではありませんでした。
それに、チームメイトとのバトルで必要以上のリスクを冒したくありませんでした。
ダブル表彰台はチーム全員の結果です。
ムジェロでこの結果を再現することが目標です。」
ジャック・ミラーのコメント(第5戦 フランスGP 決勝レース4位)
「とても楽しかったです。バイクのフィーリングはとても良く、マルケスを抜こうとしてプッシュしすぎたかもしれませんが、良いバトルだったと認めなければいけません。
もう一歩前進することが必要ですが、大きな自信を与えてくれるレースになりました。」
バレンティーノ・ロッシのコメント(第5戦 フランスGP 決勝レース5位)
「今日は良い週末となりました。表彰台の獲得を期待してたのですが、ヘレスよりも良かったです。
良いスタートを切れたし、ペースも良かったです。
メインのライバルたちの後ろまで接近しましたが、不運にも加速で遅れてしまいました。
トップ集団はコーナーの立ち上がりが非常に速く一緒に走るのは、非常に難しかったです。
僕たちは週末を通じて良く働き、バイクは速かったです。
本当にハードに走らなければいけないところで、僕は強く走れました。
レース終盤は良い感じがあり、ドヴィ、ペトルッチ、ミラーと一緒に走ることができました。
ミラーを抜きたかったのですが、アタックを仕掛けるには速さが足りませんでした。
ムジェロのことを考えます。
ルマンよりも、もう少し速く走れるか楽しみです。」
ポル・エスパルガロのコメント(第5戦 フランスGP 決勝レース6位)
「楽しかったです。僕の前にバレが見え、プッシュしました。
彼から引き離されず、27ラップのレース周回数でギャップは僅か2秒差でした。
それに、マルクからは5秒差だったので、凄い事です。
僕たちは週末を通じてバイクを走らせ、良いパフォーマンスを見せることができ、彼らと闘うことができました。
しかし、改善すべきところが幾つかあります。
それらを改善できれば表彰台を争うことができると思います。
地に足をつけて仕事をしなければいけません。
次のムジェロでも同じ様に作業し、昨年の結果を上回りたいです。
ヘレスのテストで試した改善は本当に良かったです。
不運にもヘレスのレースでは投入できず、利益を得られませんでしたが、1人でテストを行ったときに 素晴らしいパフォーマンスを確認しました。
チューブラーシャーシとWPサスペンションが機能しているところを見ると、幸せを感じます。」
アレックス・リンスのコメント(第5戦 フランスGP 決勝レース10位)
「難しい週末になりました。予選は戦略が上手く行かず、全てが悪くなりました。
正直、今週末には期待していました。
大きな希望を感じてレースを始めましたが 特にコーナーの進入が難しく、幾つかのことをマネージメントする必要があり、10位までしか挽回できませんでした。
今日は簡単に転んでしまう状況で、まだ沢山のラウンドが残っているので、この6ポイントは重要です。
既にムジェロの準備ができています。」
とのコメントが発表されています。
ポル・エスパルガロの決勝レース6位は、素晴らしいリザルトだと思います。
しかし、残念なことにポル以外のライダーは沈んだままです。
今回のフランスGPでもポル以外のライダーは、13位、14位、15位でゴールしており、最下位の16位となったライダーは、ウォームアップラップで転倒に巻き込まれピットスタートとなったジョアン・ミルなのを考えると、素直に喜べる結果ではありませんね・・・
よくよく考えれば、現在アプリリアのテストライダーのブラッドリー・スミスもKTM時代はポルより良い結果を残せませんでした。
ポルの兄のアレイシ・エスパルガロはアプリリアのライダーですが、RS-GPで唯一速く走れたライダーってアレイシだけの気がします。
KTMもアプリリアもアレイシ兄弟だけが速く走れて、他のライダーは大苦戦している印象があります。
アレイシ兄弟が凄いのか、アレイシ兄弟にマシンを合わせると他のライダーが適応できないのかは解りませんが、何にせよ凄い兄弟であることは間違いなさそうです・・・・
次回のMotoGP世界選手権の開催は5月31日~6月2日の日程でムジェロサーキットで行われる第6戦 イタリアGPとなっています。
ムジェロは観戦するのに大好きなサーキットなので、すごく楽しみです!
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特定の誰かや開発に影響力のある誰かが乗った時だけ速いマシン(V4)と、
返信削除誰が乗ってもクセが無くそこそこ速いマシン(直4)か・・・
ライダーはタイミングと待遇と戦闘力と好みが合致しないと強いマシンは手に入れられないんだね
コメントありがとうございます。
削除確かにホンダもマルケスが飛び抜けてますね。
そう考えるとV4で一番許容範囲が広いのはデスモセディッチなのかもしれませんね。