ジョナサン・レイがドカティのホームコースで大暴れ!WSBK 第5戦 イタリアROUND 最終日結果!!


5月10日~12日の日程でWSBK 第5戦 イタリアROUNDがイモラサーキットで開催されました。
昨日行われたSBKクラスの決勝レース1でジョナサン・レイが勝利し、開幕から全てのレースで勝っていたバウディスタの連続勝利数記録は11でストップとなりました。
大会2日目の昨日12日は、SBKクラスの決勝レース2の前に大雨が降り以降のスケジュールは中止となり、SSPクラスの決勝レースとSBKクラスのスーパーポールレースのみが開催されました。
今日は各クラスのWSBK 第5戦 イタリアROUND 最終日の結果について紹介したいと思います。


WSBK 第5戦 イタリアROUND SSP300クラス 決勝レース結果

※SBKクラスの決勝レースの後に開催される予定でしたが、悪天候により中止となりました。


WSBK 第5戦 イタリアROUND SSPクラス 決勝レース結果

※画像クリックで拡大します。
SSPクラスの決勝レースは、5番グリッドからスタートした大久保 光選手ですが、1コーナーの侵入で他の選手と接触してしまい、順位を1つ落としてしまいます。
レースは序盤クルーゼルがトップに立ち、BARDAHL Evan Bros. WorldSSP チームのクルメナッハーとカリカスロの2名のライダーが追う展開に。



レースも残すところ10周と言う場面でクルーゼルはシケインの立ち上がりで、失速してしまい(恐らくシフトミスでしょうか?)3位に後退してしまいます。
レースも中盤を過ぎ、残り8周と言うところでクルーゼルがマヒアスに追突され、グラディンガーも巻き添えを食らう多重クラッシュが発生し、優勝争いはBARDAHL Evan Bros. WorldSSP チームのカリカスロとクルメナッハーの2人に絞られます。



最終ラップにクルメナッハーがカリカスロを捕らえ見事優勝するのですが、コースにはまさかのレッドフラッグが掲示。

赤旗中断で1週前にレースが終了したことになれば、優勝は2位でチェッカーを受けたカリカスロになってしまうのですが、審議の結果クルメナッハーの優勝となりました。
SSPクラスに参戦している大久保 光選手はカワサキ勢 最上位となる4位でレースを終えています。





WSBK 第5戦 イタリアROUND SBKクラス スーパーポールレース結果

※画像クリックで拡大します。
SBKクラスのスーパーポールレースは、雨上がりのドライコンディションで行われ、S1000RRを駆るトム・サイクスはマシントラブルによりピットスタートとなりました。
ポールポジションからスタートしたチャズ・デイビスはホールショットを奪いレースを牽引するのですが、1周目のシケインの侵入で奥へ突っ込みすぎるミスを犯してしまい3位に転落。

1位のジョナサン・レイを2位のバウディスタが追う展開になるのですが、バウディスタはレイのペースについていけず、レース終盤にはチャズ・デイビスに抜かれ3位へ転落。
スーパーポールレースは、序盤から集中力を切らさず後続を引き離したジョナサン・レイが今季2勝目を挙げました。




WSBK 第5戦 イタリアROUND SBKクラス 決勝レース2結果

※悪天候により中止となりました。








決勝レース2は残念ながら悪天候により中止となってしまいましたが、忘れてはいけないのが今回の第5戦 イタリアROUND最終日にMotoGPのデスモセディッチに続き、WSBKのパニガーレV4Rにもスプーンが導入されました!



パニガーレV4Rに取り付けられた "スプーン" は、決勝レースでは装着されていませんでしたが、朝のウォームアップ走行で "雨除け" として装着されていたそうです。
路面が若干湿っていたことは確かですが、スリックタイヤ履いてますし、フロントのブレーキキャリパーには冷却ダクトが取り付けられていることから、どう考えてもペトルッチが漏らしてしまったように、ダウンフォース目的のパーツという事が考えられます。


そして、もう一つ頭の隅に置いておくべき事は、今回の第5戦 イタリアROUNDで急遽 ユージン・ラバティの代役として参戦が決まり、BSBから駆け付けたトミー・ブライドウェルは急いでイモラまで来たせいかトイレに行く暇もなかったのでしょう。



しっかり撮られていました・・・・
モチュールに怒られなければ良いのですが(笑)
さらに、トム・サイクスの雨量の確認方法も衝撃でした↓

終わってみればジョナサン・レイの完全勝利以外にも何かと話題の多い第5戦となりました。

次のWSBKの開催日程ですが約1か月間日程が空く事になり、6月7日~9日にヘレスサーキットで開催されるWSBK 第6戦 スペインROUNDとなります。
今回の第5戦 イタリアROUNDで久々にジョナサン・レイが表彰台の真ん中に立つ姿を見ることができましたが、今後のレースでも表彰台の真ん中に立つレイがもっと見たいです!

最後になりますが、レースウィークの前に書いた記事


と書きました。
ドカティのホームコースで連勝しているバウディスタが勝ちたいって言うし、レイが勝利するなんて全く思っていませんでした・・・・
だから、一言謝っておこうと思います。

ジョナサン・レイ選手 本当にスミマセンでした!

次回のWSBK 第6戦 スペインROUNDでは、一体どんなドラマが待ち受けているのでしょうか!?
アップデートパーツが投入されるサイクスが勝ったりして・・・


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コメント

  1. ホームレースで優勝してバカ騒ぎするつもりでレース観戦に来ていたドゥカティ首脳陣は残念でしたねえ
    ファクトリーの2人が表彰台を獲得したから大勝利とか言いそうだけど、あの首脳陣なら・・・

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    1. コメントありがとうございます。
      ジジ・ダリーニャ氏に加え、CEOのドメリカーニ氏も来ていましたね。
      勝つ可能性が高かっただけに、祝賀会とか用意してたんでしょうねぇ・・・

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