ロレンソ上々!ロッシは苦戦!! MotoGP 第4戦 スペインGP 初日結果!


5月3日~5日の日程でMotoGP 第4戦 スペインGPがヘレス・サーキットで開催されています。
ヘレス大会を前に、モンスターエナジー・ヤマハがMotoGP eSportで優勝したゲーマーの"Trastevere73" (本名:ロレンソォ・ダレッティ)とファクトリーライダー契約したそうです。
また、テック3のエルベ・ポンシャラル氏がオリベイラとの契約更新について語っています。
前回のアメリカGPからホンダはスイングアーム下のエアロパーツを投入していますが、今回からはヤマハも同様のパーツを投入しています。
色々話題が絶えないMotoGP 第4戦 スペインGPですが、大会初日となる昨日は各クラスのFP1、FP2が行われました。
個人的には、昨年の11月に行われたテストで、中上選手が1番手でヘレステストを終えているので期待しています。
今日は、昨日行われた各クラスのFP1、FP2結果と、各選手より発表されたコメントを紹介したいと思います。


第4戦 スペインGP moto3クラスFP1・FP2リザルト

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第4戦 スペインGP  moto2クラスFP1・FP2リザルト

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第4戦 スペインGP  MotoGPクラスFP1・FP2リザルト

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"Trastevere73" こと ロレンソォ・ダレッティ氏
記事冒頭で少し紹介したのですが、ヘレス大会を前にモンスターエナジー・ヤマハがMotoGP eSportで優勝したゲーマーの"Trastevere73" (本名:ロレンソォ・ダレッティ)ファクトリーライダー契約しました。
4輪ではeSportの選手を実際のレーシングマシンに乗せてみたら とても速く、eSportの選手が現実のレースに参戦しているようですが、私は2輪ではそうは行かないと思います。

ヤマハにとっては、宣伝や先物投資という感じなのでしょうが、今後 eSportとMotoGPは結び付いていくのでしょうか!?

ヤマハ繋がりという事で、今回忘れてはいけないのが 前回のアメリカGPでホンダはスイングアーム下のエアロパーツを投入しましたが、今回からヤマハも同様のパーツを投入しています。



開幕戦で"スプーン"は抗議の的になりましたが、もうMotoGPクラスのトレンドになりましたね。
スズキに関しては、今回のスペインGPの後に行われるテストでスイングアーム下のデバイスを試すようです。

前から私は思っているのですが、本当にタイヤの温度上昇に効果があるのなら鈴鹿4耐でかなり使えるパーツになると思うのですが、レギュレーション的には後付けのフェアリング扱いになると思うので、やはりNGなのでしょうか・・・?
4耐でどこかの名門チームが使用してくれないか期待しています。


また、テック3のチームマネージャーのエルベ・ポンシャラル氏がオリベイラとの契約更新について語っています。
エルベ・ポンシャラル氏のコメントは以下の通りです。


レッドブル・KTM・テック3 チームマネージャー エルベ・ポンシャラル氏のコメント

「ミゲルはKTMと直接契約しています。
これはポル・エスパルガロとヨハン・ザルコと同じ状況です。
契約事項には、契約期間を1年延長するオプションが含まれており、KTMとテック3は、彼のデビューに大変満足しています。
彼も同様であることから、契約期間が継続されることに関して、全てが青信号です。

契約が延長されれば、ライダーにとって負担を減らすことになりますが、このオプションを施行するには契約書にサインを交わす必要があります。

現時点で、まだ全てが決定した訳ではありませんが、早い時期に施行されるかもしれません。
その時期が来れば、発表します。」

とのコメントです。
恐らく、オリベイラは契約更新すると見て間違いなさそうですが、シャリンはもう少し頑張らないと来年が危ないですね・・・

ここで、MotoGPクラスに参戦する数名のライダーからも、初日を終えてコメントが発表されていますので紹介したいと思います。


以下、MotoGP公式ページより

ダニロ・ペトルッチのコメント(MotoGP 第4戦 スペインGP 初日トップ)

「初日総合トップが嬉しいです。
完璧な1ラップではありませんでしたが、トップで終えるには十分でした。
レースペースに関しては戦闘力がありました。
バイクを少しだけ変更し、リアにハードタイヤを履き、良いペースで走れたのですが最終的なタイヤ選択は明日のFP4まで待たなければいけません。

今まで私は予選が弱点となっているので、注意が必要ですね。
明日の午前でタイムがさらに伸びるでしょうが、僕たちはグッドなスタートを切れました。
目標は2列目からのスタートです。
そして、表彰台に向けて戦いたいです。」


アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(MotoGP 第4戦 スペインGP 初日3番手)

「ポジティブな初日となりました。
気温が上昇した中で、中古タイヤで刻んだペースは順位以上に良かったです。
一日を通じてフィーリングが良くなったのですが、マルケスが少し抜きに出ていると思います。
明日のコンデョションは今日と同じようなので、Q2に直接進出できるようにプッシュを続けなければいけません。

高速コーナーでの幾つかの改善が必要です。
グリップはレース中に変るかもしれないので、新しい路面に対して上手く対応することが重要になると思います。
最大限の集中力を維持しなければいけません。」


アレックス・リンスのコメント(MotoGP 第4戦 スペインGP 初日12番手)

「今日の結果がとても嬉しいです。
バイクのセットアップに集中しました。
ミシュランは今回のグランプリに4タイプのコンパウンドを供給してくれたので、フロントとリアの組み合わせを試しました。
僕たちは良い仕事ができました。
明日も良い1日になると感じています。

スイングアームアタッチメントは、月曜にテストをします。
そのデバイス無しで、今まで良いレースをしてきました。
装着したところで、1秒も速くなるとは思いませんが、多くのライダーたちたちが装着したので、テストができるように頼みました。


バレンティーノ・ロッシのコメント(MotoGP 第4戦 スペインGP 初日16番手)

ここ数年間で僕たちは強くなかったので、少し苦しむことを覚悟して乗り込んで来たのですが、その通りになってしまいました。
速く、強くなれることを期待していたのですが、困難な初日になってしまいました。

僕は速くありません。
バイクの快適さを感じられず、午後に何かをしようと試みましたが十分に調整できませんでした。
全てのデータを検証し、改善に向けて今夜は懸命に働かなければいけません。
特定の問題があるわけではありません。
バイクはオースティンの時のような感じなので、タイヤとアスファルト、バイクのバランスが関係しているかもしれません。」



マルク・マルケスのコメント(MotoGP 第4戦 スペインGP 初日2番手)

「ドカティの2台がすごく速いですね。
カルも速いし、ホルヘも速かったです。
明日はヤマハが来るでしょう。
11月の時とは違うセッティングで始め、僕たちは良い仕事ができました。
決勝レースに向けて、ステップ・バイ・ステップで準備を進め、沢山の仕事に取り組まなければいけません。
再舗装された場所はグリップがあり、そこのコーナーで速く走ることができます。

ホルヘを含めて速いライダーが多いですね。
彼の後ろで走ったのですが、コーナーの進入で速かったです。
ホルヘが自信を持ってコーナーへ進入している所を見た時は驚きでした。
グリップがある時に彼は非常に速いので、FP3で1番手に進出しても不思議ではありません。

序盤3戦の問題に関して、僕たちは一歩前進できたので嬉しいです。
日本では沢山の仕事に取組み、エンジンの挙動は、より予想可能となりました。
ファクトリーの対応が早いと、モチベーションが高まります。
問題解決のために新しい解決策を準備してくれ、それが機能すると嬉しいです。
まだ小さなマイナートラブルがありますが、全戦で優勝を争えるバイクがあります。


ホルヘ・ロレンソのコメント(MotoGP 第4戦 スペインGP 初日4番手)

「午前は強さを感じ、バイクはすごく良く走りました。
思うように走ることができ、ポテンシャルを証明することができました。
バイクに快適さを感じ、より簡単な手段を用いて一貫したペースを刻むための仕事に取り組みました。

午後は2号車を使用して新しいセッティングを試したのですが、正しい方向ではなかったようで、速く走ることができませんでした。
暑さが役に立ちませんでしたが、好きなトラックで良い進歩を遂げることができました。

明日は改善するチャンスです。
さらに速く走るためのセッティングを見つけようと思います。
高速コーナーで0.3秒もタイムロスしています。
自信を深め、速く走るためにセッティングの仕事を続けます。」

とのコメントです。
また、ロレンソは前戦のアメリカGPでのリタイアについて説明しています。
どうやらアメリカGPでのリタイヤの原因は、第2戦アルゼンチンGPのスタート時にがピットレーンリミッターに触れてスタート失敗した事も関係があるようです・・・


ホルヘ・ロレンソによるアメリカGPでのリタイアについての説明

「バイクはアメリカGPの後にファクトリーに搬送されました。
シミュレーションを実行したら改めて問題が発生し、二度と起こらないようにするために電子制御を交換しました。
僕がより快適になるようにボタンの位置を変更したのですが、それが原因で他の問題を引き起こしたようです。

物事には全てに理由があります。
物事は何かを引き起こしますが、全ての技術的な問題に対して解決策があると信じています。
もう一度、同じことが発生するかもしれませんが、ほぼ100%の可能性で減少したと信じています。

とのコメントです。
ロレンソは今回のスペインGPで調子が上がってきたようなので、同じ問題が起きない事を祈ります!


最後になりますが、 MotoGP 第4戦 スペインGPの本日以降のタイムスケジュールは以下の通りになっています。

MotoGP 第4戦 スペインGP タイムスケジュール

5月4日(
16:00~16:40 moto3クラス FP3
16:55~17:40 motoGPクラス FP3
17:55~18:35 moto2クラス FP3
19:35~19:50 moto3クラス Q1
20:00~20:15 moto3クラス Q2
20:30~21:00 motoGPクラス FP4
21:10~21:25 motoGPクラス Q1
21:35~21:50 motoGPクラス Q2
22:05~22:20 moto2クラス Q1
22:30~22:45 moto2クラス Q2


5月5日(
15:40~16:00 moto3クラス WUP
16:10~16:30 moto2クラス WUP
16:40~17:00 motoGPクラス WUP
18:00~ moto3クラス 決勝
19:20~ moto2クラス 決勝
21:00~ motoGPクラス 決勝



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