マイナーな当ブログを読んでくれているコアなバイクレースファンの皆さんは既にご存知だと思いますが、第42回大会となる今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMと、FIM世界耐久選手権(EWC)にレギュラー参戦している #7 YART Yamaha Official EWC Teamの2チームが出場することを発表しました。
ファクトリーチームである #21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMはYZF-R1の発売から21周年を記念して、1985年の鈴鹿8耐に参戦したヤマハTECH21チームのカラーリングで参戦するようです。
なお、資生堂が販売していた男性化粧品ブランド「SHISEIDO TECH21」が再び販売されるわけではありませんのでご注意ください!!
今日は、今週末行われる全日本ロードレース選手権 第3戦 SUGO ラウンドのコース紹介とタイムスケジュールの紹介と、鈴鹿8耐に参戦する#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMのライダーと#7 YART Yamaha Official EWC Teamのライダーからコメントが発表されていますので紹介したいと思います。
スポーツランドSUGO コース紹介
スポーツランドSUGOは、宮城県柴田郡村田町菅生にある総合モータースポーツ施設です。現在は、ヤマハ発動機の関連会社によって運営され、国際自動車連盟(FIA)公認の国際レーシングコース(グレード2)を含む4つの専用コースを持っています。
1975年にヤマハ発動機のテストコースとして建設されました。
サーキット周辺にホテルやキャンプ場、アスレチック施設、プールなどを始めとするレジャー・レクリエーション施設も同時に建設されました。
1987年に、全長2.66kmのハイスピードコースを現在のコースレイアウトに全面改修し、1988年から2003年まで、スーパーバイク世界選手権 日本ROUNDが開催されていました。
FIA公認のオンロードサーキットであり、全長は3.73750Kmで右回りのテクニカルサーキットです。
最終コーナーからホームストレートにかけての10%(高低差約73m)の登り勾配が特徴友言えます。
1987年のコース改修の影響で、通常のサーキットでは1コーナーの手前にあるピットロードの出口が、本コースでは2コーナーの後ろにある珍しいレイアウトです。
また、菅生は平坦な場所がなく、常に登り、下りの繰り返しで、全体的にランオフエリアは狭く巨大なスポンジバリアを大量に用いて壁への衝突事故を防いでいます。
その為、大きいクラッシュが発生するとスポンジバリアがコース上に飛散する事があります。
菅生での最高速が記録されるバックストレッチからフルブレーキングで進入する馬の背コーナーは、最大のパッシングポイントと言え、同時にアクシデントも多いコーナーです。
山間部の地形を生かした標高差73mというアップダウンに富んだコースレイアウトとタイトなコーナーが連続することからアクシデントが発生しやすく、他のレースではありえないような事例が発生することから、「SUGOには魔物が住む」と言われています。
今回の全日本ロードレース選手権 第3戦 SUGO ラウンドの開催に伴い、スポーツランドSUGOより "交通規制に伴うSUGOへの迂回路のお知らせ" が発表されているので、現地に観戦に行かれる方はご注意ください!
今週末行われる全日本ロードレース選手権 第3戦 SUGOラウンドでは、JSB1000クラスは2レース開催となっており、タイムスケジュールは以下の通りとなっています。
全日本ロードレース選手権 第3戦 SUGOラウンド タイムスケジュール
5月24日(金)A.R.T.合同走行第2ゲートオープン06:30/メインゲートオープン08:00
08:40~09:10 MFJ カップ JP250(有料スポーツ走行)(30分)
09:20~10:00 J-GP3(1)(40分)
10:10~10:50 J-GP2(1)(40分)
11:00~11:40 JSB1000(1)(40分)
11:50~12:30 ST600(1)(40分)
12:40~13:10 MFJ カップ JP250(有料スポーツ走行)(30分)
13:20~14:00 J-GP3(2)(40分)
14:10~14:50 J-GP2(2)(40分)
15:00~15:40 JSB1000(2)(40分)
15:50~16:30 ST600(2)(40分)
5月25日(土)公式予選・決勝レース(JSB1000決勝レース-1)
第2ゲートオープン06:30/メインゲートオープン07:30
08:40~09:05 MFJ カップ JP250 公式予選(25 分)
09:20~09:55 J-GP3 公式予選(35分)
10:10~10:50 JSB1000 公式予選(40分)
11:05~11:40 J-GP2 公式予選(35分)
11:55~12:30 ST600 公式予選(35分)
12:35~13:15 ピットウォーク
13:50~ MFJ カップ JP250決勝レース(12Laps)
14:40~ JSB1000 決勝レース-1スタート進行(コースイン~選手紹介)
15:00~ JSB1000 決勝レース-1・スタート(25Laps )
16:15~16:55 オープンピット・タンデムバイク
5月26日(日)ウォームアップ・決勝レース
第2ゲートオープン06:30/メインゲートオープン07:30
08:40~08:55 J-GP3 ウォームアップ
09:05~09:20 J-GP2 ウォームアップ
09:30~09:45 JSB1000 ウォームアップ
09:55~10:10 ST600 ウォームアップ
10:25~ J-GP3 スタート進行(コースイン~選手紹介)
10:45~ J-GP3 決勝レース・スタート(20Laps)
11:30~12:20 ピットウォーク
12:30~ J-GP2 スタート進行(コースイン~選手紹介)
12:50~ J-GP2 決勝レース・スタート(20Laps)
13:40~ JSB1000 決勝レース-2 スタート進行(コースイン~選手紹介)
14:00~ JSB1000 決勝レース-2・スタート(25Laps)
15:00~ ST600 スタート進行(コースイン~選手紹介)
15:20~ ST600 決勝レース・スタート(20Laps)
記事冒頭で紹介した今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでYAMAHA FACTORY RACING TEAMがTECH21復刻カラーで参戦する件ですが、ヤマハは既にスペシャルサイトを立ち上げており、今後様々な情報が公開されると思いますので是非チェックしてみてください。
ヤマハ鈴鹿8耐 1985-1990/2015-2018ヒストリー
今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦する #21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMのライダーと#7 YART Yamaha Official EWC Teamのライダーからコメントが出ていますので紹介したいと思います。
以下、ヤマハ発動機 鈴鹿8耐 スペシャルサイト より
中須賀 克行選手のコメント(#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「今年はYZF-R1にとってヤマハのエースゼッケンと同じ21周年ということで、ヤマハTECH21チームのカラーが採用されましたが、鈴鹿8耐を象徴するカラーでの参戦となり、非常に身の引き締まる思いです。ヤマハ TECH21チームが活躍した1985-1990年は私も幼く、当時をよく知らない世代ですが、日本のレース史で最も熱い時代であったことは知っています。
5連覇はもちろん、レース界に携わる一人のライダーとして、ライバルと一緒に当時の熱狂を取り戻せるようなレースを目指し全力を尽くします。
是非鈴鹿でお会いしましょう。」
アレックス・ロウズのコメント(#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「今年もヤマハで鈴鹿8耐に出場できることをとても光栄に思います。ここ数年同じメンバーで出場しているので お互いよく理解しており、気の合う最高のチームで5連勝を目指してがんばります。
また、新しいTECH21カラーにもワクワクしています。
実物を見るのが本当に楽しみだし、今から本番が待ちきれません。」
マイケル・ファン・デル・マークのコメント(#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「今年も再び鈴鹿8耐に参戦できることをとてもうれしく思いますし、中須賀選手、ローズ選手とともにYAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員になれたことを誇りに思います。僕たちの目標はもちろん5連覇です。
とても厳しい戦いになると思いますが楽しみでもありますし、ここ数年の特別な思い出とともに全力でがんばります。
また今年は、TECH21スペシャルカラーのYZF-R1に乗ることができるので、本当に特別なウィークになると思います。
8耐で日本のファンの皆さんに会えることを楽しみにしています。」
ブロック・パークスのコメント(#7 YART Yamaha Official EWC Team)
「今年はEWCに加え、アジアロードレース選手権にも参戦し、YZF-R1に乗る機会も増えて走りのフィーリングなど非常によい状態です。鈴鹿8耐はファクトリーが多数参戦するため、他の大会に比べて難しいレースになりますが、YARTにとっても最高のステージなので最後まで諦めず上位完走、そして表彰台を目指して頑張ります。」
マービン・フリッツのコメント(#7 YART Yamaha Official EWC Team)
「鈴鹿は非常にテクニカルなサーキットですが、今年で3回目となり毎年うまく走れるようになっているのでとても楽しみにしています。昨年の鈴鹿は残念ながらリタイアとなりました。
しかし今年は表彰台を目標に最後まで走りきりR1のポテンシャル、そしてヤマハEWCレギュラーチームとしての実力をモータースポーツファンに示します。」
ニッコロー・カネパのコメント(#7 YART Yamaha Official EWC Team)
「YARTに移籍してはじめてのシーズンですが、すでに溶け込みスタッフやチームメイトとよい関係を築けています。鈴鹿8耐は2017年のチャンピオン獲得など、特別な思い出のある大会です。
EWCの最終戦であり、多くのファンが詰めかけてくれるので最高のパフォーマンスでしっかり成績を残し、有終の美を飾りたいと思います。」
とのコメントです。
先日、2020年モデルのZX-10RRについて記事を書きましたが、 YZF-R1にも2020年でモデルチェンジするのではないか?との噂が出ているようです。
2020年モデルのYZF-R1がフルモデルチェンジする噂に関しては、時期を見て記事を書きたいと思っていますので、しばしお待ちください。
最後になりますが、大事な事なのでもう一度書いておきます。
ヤマハ ファクトリーレーシングチームはTECH21の復刻カラーで参戦しますが、資生堂が販売していた男性化粧品ブランド「SHISEIDO TECH21」が再び販売されるわけではありませんのでご注意ください!!
↑ヤマハのスペシャルサイトにも、ちゃんと記載されているのには笑ってしまいました。
TECH21カラーで参戦するにあたり、今年の8耐でレース終了30分前にエンジンが止まりグランドスタンド前のピットウォールにマシンを停めたりしないですよね・・・
流石に、そこまで再現したら立派なもんです・・・・
今年の鈴鹿8耐ではどの様なドラマが繰り広げられるのでしょうか!?
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メッツカラーとマルボロカラーが好きです
返信削除コメントありがとうございます!
返信削除キリンがまたメッツカラーのR1かR25の懸賞をしてくれるといいんですけどね~♪
夜通しハガキを書いて応募します!
当時、中学生~大学生~だった40代~60代にはツボなのかもしれないけど
返信削除10代~20代の子や欧米の若い子には、なんのこっちゃ?な
カラーリングなんだろうなぁ・・と。なんで今更?と。極個人的には好きですけど
近年世界からも注目されて盛り返して来てるイベントなのに懐古いれんでも・・と
思いました。ここまでするならリアは片持ちとかにすればいいのに。
組長コメントありがとうございます。
削除若い子は絶対に知らないでしょうね・・・
YZF-R1の発売から21周年を記念しているそうですが、20周年ならまだしも21周年ですからね・・・何にでも無理矢理結び付けている感が何か安っぽくて嫌です・・・
男性用化粧品を売っているわけでもないし、資生堂からスポンサー料出るんでしょうか・・・?