3月29日~3月31日の日程でMotoGP 第2戦 アルゼンチンGPがアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催されました。
ロッシの機嫌が良かった事もあるのでしょうが、レース後にマルケスとロッシが表彰台でガッチリ握手を交わしました!
MotoGPクラスの決勝レースのスタートが日本時間の4月1日 午前3時からという事で、観戦するにあたり時差のキツいレースとなり、観戦できなかった方もいると思います。
今日は、本日行われたMotoGP 第2戦 アルゼンチンGP 各クラスの決勝レースの動画と、決勝レース後にMotoGPクラスの選手からコメントが出ていますので紹介したいと思います。
MotoGP第2戦 アルゼンチンGP moto3クラス 決勝レース動画
MotoGP第2戦 アルゼンチンGP moto2クラス 決勝レース動画
MotoGP第2戦 アルゼンチンGP MotoGPクラス 決勝レース動画
各クラスのリザルトについては、コチラのページに掲載しています。
MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPを終えて、MotoGPクラスに参戦している数名のライダーよりコメントが発表されていますので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより
マルク・マルケスのコメント(第2戦アルゼンチンGP 優勝)
「今日は完璧な1日となりました。週末を通じてFP1から高い集中力を維持でき、FP4のちょっとした問題を除き全てが上手く機能し、プッシュを続けました。
レースでは最初の5ラップで速く走れることが解っていたので、全力で走りました。
1秒・2秒・3秒差とアドバンテージを広げた後にペースを安定させ、タイヤとバイクをマネージメントしました。
バイクの上で本当にスイートな感じがありました。」
バレンティーノ・ロッシのコメント(第2戦アルゼンチンGP 2位)
「表彰台は昨年のザクセンリンク以来で久しぶりです。昨年のマレーシアとバレンシアでは、1番手と2番手を走っていた時にミスを犯したので、今日の2位は特別な満足感を与えてくれます。
チャンピオンシップをあのような形で終わるのは、受け入れる難いです。
困難な時期のが続いたので、この結果は僕とチームやヤマハにとって重要です。
本当に嬉しいです。
上位を維持しようと試みました。
もう少し速く走れることを期待しましたが、気温が上昇したので少し厳しかったです。
ドヴィが僕の前を非常に良いペースで走っていました。
終盤に僕たちは後続を引き離しました。
あの瞬間は、1cmもミスを犯さずに、2位になるために精密なブレーキングが必要でした。
そうでなければ、抜き返されていたでしょう。
僕は上手く走れて、最終ラップにオーバーテイクができたことが嬉しいです。
これはいつもより特別です。
とても良いブレーキングでした。」
アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(第2戦アルゼンチンGP 3位)
「表彰台が嬉しいです。僕たちにとって困難なトラックなので、表彰台がアルゼンチンに着いた時からの目標でした。
その一方でリアタイヤのパフォーマンスには満足できません。
セッションで可能性が見えていた違いを出すことができませんでした。
最終ラップにロッシを引き離すことができず、オーバーテイクができませんでした。
大きなリスクがあり、16ポイントは僕たちにとって重要でした。
今後のレースに向けて詳細を検証する重要なデータを収集したことは確かです。
オースティンは僕たちにとって難しいトラックなので、目標は表彰台です。」
アレックス・リンスのコメント(第2戦アルゼンチンGP 3位)
「信じられないレースでした。スリッピーでトリッキーなトラックだったにも関わらず、1つもミスを犯さなかったことに驚いています。
本当に次戦ではグリッドポジションを良くしなければいけませんね。
今日は本当にスタートポジションで苦労したので、予選が良くなることを目指しますが、僕とチームのためにトップ5を持ち帰られることが嬉しいです。」
カル・クラッチローのコメント(第2戦アルゼンチンGP 13位)
「最初に最高な週末にしてくれたチームに感謝したいです。ポジティブなレースペースでした。
今日は表彰台争いができ、もしかしたら2位を確実に獲得できたかもしれないことを証明しました。
スチュワートパネルは、ジャンプアップだったと判断しました。
これには全面的には同意ません。
チームも同じ意見です。
僕たちはライドスルーペナルティに失望しています。
しかし、状況を受け入れます。
ライドスルーを実行しなければならず、残りのレースを良いペースで走ることができました。
今は次戦に向けて前を見なければいけません。」
Here is the video from Race Direction showing Crutchlow’s jump start at the #ArgentinaGP— MotoGP™ 🇦🇷 (@MotoGP) 2019年3月31日
The explanation of how he was penalised for this can be found under article 1.18 section 14 of the rule book (see the tweet below for full description). pic.twitter.com/1zWN2PG0pO
フランコ・モルビデリのコメント(第2戦アルゼンチンGP リタイア)
「レースはとても上手く行ってました。僕たちが望むように上位進出に向けてファイトしてました。
バイクに強さを感じ、ロッシ、ミラー、クラッチローと一緒に最高の瞬間を過ごしました。
最終ラップまで本当に良いレースでした。
6位を争っていた時は、パスするつもりはなかったのですが二重のスリップストリームが原因で適切なブレーキングができませんでした。
2人にとって残念な結果となりましたが、怪我がなかったことは幸いでした。
このレースから良いことを収穫することが大切です。
同じレベルを維持して、次戦で更なる向上ができます。
ヤマハとチームは週末を通じて本当に良い仕事をしました。」
マーベリック・ビニャーレスのコメント(第2戦アルゼンチンGP リタイア)
「フランコとのクラッシュをビデオで見ました。最終ラップに誰もがベストに向けてトライする時に1つのミスを犯しました。
それだけのことです。
もしかしたら、次戦も同じミスを犯してしまうかもしれませんが説明ができるので、問題ありません。
ソフトタイヤが正しい選択だった事は確かです。
良いスタートが切れませんでしたが、沢山のライダーたちを抜き1ラップ目を3、4番手で終え悪くなかったのですが、バイクが完璧に機能しなかったので作業を続けなければいけません。
次戦で解決できるか確認します。
正直、全てのトラックで良い感じがあります。
素晴らしいポテンシャルを証明していますが、いつもレースで問題があります。
バイクが良ければ、いつもトップ3に進出できます。」
ホルヘ・ロレンソのコメント(第2戦アルゼンチンGP 12位)
「最初に、このレースの優勝したレプソル・ホンダとマルク・マルケスを祝福したいです。彼は週末を通じて最高でした。
ウォームアップ走行で非常に大きな前進を果たし、速く走ることができたので、レースに向けて良い感じがありました。
僕たちに起こってしまったことは、大変不運なことでした。
スタートの瞬間、ピットリミッターのボタンに触れてしまい、バイクが進みませんでした。
気が付いたときには、大きく順位を下げたので、そこから巻き返す必要がありました。
ポジションを幾つか挽回できたもの、この結果には喜べません。」
とのコメントが各ライダーより発表されています。
ロッシの2位獲得とヴィニャーレスのコメントの内容や、モルビデリのレース内容を見ると、今期のヤマハは昨年抱えてた問題を改善できた事は間違いないと思います。
ロッシに関しては、予選でトップを取れなくても、決勝で上位を走れるロッシスタイルができているので本当にマシンのフィーリングが良いのだと思います。
ただ、最高齢のロッシが前回に引き続きYAMAHA勢トップなので、3名のライダーはもっと頑張って欲しいし、ロッシのセッティング能力やレース展開を吸収出来れば素晴らしいライダーになれると思います。
記事冒頭でも紹介しましたが、今回のアルゼンチンGPで驚いたのは、マルケスとロッシが表彰台でガッチリ握手を交わしたことです!
ロッシの機嫌が良かった事もあるでしょうが、昨年はあんな問題があって犬猿の仲だったのに驚きです!
2人の平和いつまで続くのでしょうか!?
RESPECT 🙌@marcmarquez93 and @ValeYellow46 shake hands after the #ArgentinaGP race 🤝 pic.twitter.com/QvRAcFqfHL— MotoGP™ 🇦🇷 (@MotoGP) 2019年3月31日
次の開催日程は、4月12日~14日の日程でサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われる 第3戦 アメリカGPとなります。
第3戦 アメリカGPのMotoGPクラスの決勝レースのスタート時間ですが、日本時間の4月15日(月)の午前4時からとなっていますので、アルゼンチンGPよりは見やすい時間帯なのかな?と思います。
アメリカGPの舞台となるCOTAと言えば、マルク・マルケスの得意とするサーキットで、マルケスは2013年から6年連続の優勝を挙げています。
マルケスのCOTAでの連勝記録更新となるのでしょうか!?
次戦も非常に楽しみです。
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ロレンソさん
返信削除「スタートの瞬間、ピットリミッターのボタンに触れてしまい、バイクが進みませんでした。」
あなたのバイクが加速せずに後ろのKTM機がよけていたのを僕は、
不思議に見ていました。そういう理由だったのですね。
・・・何故そんな大事な時に”器用に”余計なボタンに触れるのだ?w
(にわかバイク部一同 より)
コメントありがとうございます。
削除自分は数時間後に出荷があり、寝室で眠い目をこすりながら見ていたので行けませんでした(´;ω;`)
まさかのピットリミッターが原因だったとは・・・・
スタート前のレッドシグナル点灯でスタートしたり、ヘルメットの内装が剥がれたりロレンソさんは何かとトラブルがありますね・・・
今回の件でハンドルのメーカーを変えて、次戦からハリケーン製のハンドルと、エーモン製のスイッチに変更されるかもですよ(笑)
握手したのは表彰台裏ですよね?細かくてすみません・・・
返信削除ロッシは目が笑ってない様に見えるし、マルケスも目を逸らしがちな感じ・・・
完全な和解では無いんだろうけど、大人の対応として勝利と称えたって所でしょうかね
コメントありがとうございます。
削除表彰台の裏です!
ロッシの目は、逆に怒ってるように見えますね(笑)
ドヴィジオーゾが2人の手をしっかり見つめてますね・・・
明らかに和解ではないでしょうし、おっしゃる通り社交辞令と言う形でしょうね。
ピットレーンリミッターねw
返信削除サンデーレーサーなら一度はやらかすあるあるですが、まさかプロフェッショナルのMotoGPライダーでもやらかすとはね
ちなみに、私のバイクはウィンカースイッチがピットレーンリミッターに換装されています
意外と誤爆しやすい位置にあるんですよね
そしてメーター類に表示されないので、走り出さないと解らないんですよね
MotoGPバイクのスイッチ類がどうなっているかは解りませんが、
案外やらかしやすいのかもしれませんね
コメントありがとうございます!
削除おっしゃる通り、まさかのミスですよねw
レーサーを所有したことある方は、経験したことのある方が多いのではないでしょうか?
私の前乗っていたバイクは、左側に他車から流用したキルスイッチを付けてました!
スイッチの多いであろうMotoGPマシンですし、スタート前の集中している時は気付かないでしょうし、今後気を付けて欲しいです(´;ω;`)