2019年式のGSX-R1000R(L9)が4月25日より販売開始!価格は2,116,800円!


2017年にフルモデルチェンジで生まれ変わったGSX-R1000Rですが、日本国内で2019年モデル(L9)が4月25日(木)より発売が開始されます。
2019年式のGSX-R1000R(L9)の販売価格については、メーカー希望小売価格 2,116,800円(消費税8%込み)と発表されています。
2018年モデルのGSX-R1000Rからの変更ですが、マフラーのサイレンサーの色がシルバーからブラックに変更され、遮熱カバーが大型化されています。
また、フロントのブレーキホースは、ステンレスメッシュ製のホースが採用され、ETC2.0を標準装備。
タイヤはBATTLAX RACING STREET RS11が新たに採用され、フロントに120/70ZR17 M/C (58W)、リアに190/55ZR17 M/C (75W)が装着されています。
2019年型のGSX-R1000R(L9)は上記の変更点がありますので、マイナーチェンジという扱いになるようです。

未だにWSBKでGSX-R1000Rのエントリーが無いのが本当に寂しい限りですが、現行型のGSX-R1000Rのデビューイヤーとなった2017年は、全日本ロードレース選手権では最終戦までタイトル争いを繰り広げ、惜しくもランキング2位。
2017年のマン島TT シニアTTクラスでは、マイケル・ダンロップがGSX-R1000Rで優勝。



2018年シーズンはタイトルを逃しましたが、アメリカの国内レース Moto Americaでは、デビューイヤーの2017年にヨシムラ・スズキ・ファクトリーレーシングのトニー・エリアスがチャンピオンを獲得。
2017年のランキング2位も同じくヨシムラ・スズキ・ファクトリーレーシングのロジャー・リー・ヘイデンが獲得しました。
また、デビューイヤーの2017年はイギリスの国内選手権 BSBでもシーズン終盤に大暴れ!し、デビューイヤーながら世界中で中々の成績を収めています。


2019年式 GSX-R1000R(L9)プロモーションビデオ





以下、SUZUKI公式HPより

2019年式 GSX-R1000R(L9)の車体


軽量コンパクトで、スリムなアルミ製ツインスパーフレームは、4つのセクションで構成されています。
メインスパーは内側を鋳造、外側をプレス成型とすることで剛性バランスを最適化しており、一体鋳造となったステアリングヘッドとフロントエンジンハンガー、アッパー、ロワーエンジンマウント、スイングアームピボットと連結されています。
ボルトオンのシートレールは、角断面のアルミパイプ製を採用し、アルミ製スイングアームは重量と剛性バランスを最適化しています。
ガソリンタンクは低くデザインされており、ヘルメットをより低い位置に伏せやすくしており、フューエルタンク後部はスリムかつ滑らかにデザインされていて、ライダーが前後左右に体重移動しやすい形状になっています。

2019年式 GSX-R1000R(L9)の足回り


GSX-R1000Rの足回りは、レース技術よりフィードバックされたSHOWA BFF(Balance Free Frontfork)とSHOWA BFRC lite(Balance Free Rear Cushion lite)を採用しています。
どちらも減衰力応答性向上によるスムーズなストロークに、優れたトラクションと吸収性を実現しています。
従来のショックアブソーバーは、オイルがピストンの上下に取り付けられたシムバルブを通過する時の抵抗を利用し減衰力を生み出していおり、ピストンの動きによって一方のチャンバーは油圧が高まり、反対側は油圧が下がるという不均等が生じるデメリットがありました。
フロントに採用しているBFFシステムは、内部ピストンが上下に動く時、油圧を均等化させピストンが押されるとフォークレッグからオイルを押し出し、外部ダンピング回路を通ってフォークレッグに戻りピストンの反対側に流れます。
これにより伸側・圧側の油圧は、ピストンの動きに左右されずほぼ一定となります。
オイルが通過するダンピング機構は油圧の不均等から解放され、ピストンの動きに応じた減衰力がすぐに立ち上がり、減衰力の応答性向上により路面状況を把握しやすく、コーナリングのグリップ性を向上させています。
リアサスペンションのBFRC liteショックアブソーバーは、BFFシステム同様に、ピストンが上下に動く時ピストン上下の油圧を均等化します。
また、電子制御式ステアリングダンパーを装備している事から、検知された車輪速によりECMがオイルの流量を制御し、高速時には減衰を増加させ外乱や振動を低減します。
また、低速時には減衰を減少させ軽快な取り回しを確保し、安定性とシャープなハンドリングを実現しています。

2019年式 GSX-R1000R(L9)のラジアルタイヤ・ホイール


6スポークアルミキャストホイールは、軽快なハンドリングとスポーティな外観に貢献しています。
ブリヂストン製のBATTLAX RACING STREET RS11ラジアルタイヤは、様々な条件下で安定した性能と耐久性を誇り、スポーツ性能と乗りやすさを両立しています。

2019年式 GSX-R1000R(L9)の多機能メーター


GSX-R1000Rは、軽量コンパクトなフル液晶ディスプレイ多機能インストルメントパネルを採用しています。
フル液晶ディスプレイとすることで、豊富な情報をライダーに提供。
背景が黒のネガティブ表示を採用し、6段階の輝度調整が可能になっています。
液晶ディスプレイには、スピードメーター、タコメーター、オドメーター、トリップメーター、S-DMSモード、トラクションコントロールモード、ローンチコントロールモード、ギヤポジション、ラップタイム、燃料計、瞬間燃費計、平均燃費計、航続可能距離計、水温、外気温、時計、ETCを表示。
ターンシグナル、ABS、ニュートラル、エンジン警告、イモビライザー、TC、水温/油圧警告、フリーズ、ハイビームの各インジケーターランプはLEDとなっており、液晶ディスプレイパネルの左右に見やすく配置されています。
エンジンRPMインジケーターランプはインストルメントパネル上部に配置し、見やすさを追求しており、任意の回転数で点灯するようプログラム可能です。
ギヤポジションインジケーターは、正確な磁気センサーを採用しています。


2019年式 GSX-R1000R(L9)のエキゾーストシステム


2019年式のGSX-R1000R(L9)は、従来モデルよりマフラーカバーを大型化しています。
マフラーカバーエンドをスラッシュカット形状し、サイレンサー本体の色をブラックアウトすることでスタイリッシュな印象を与えています。



私がSUZUKIの売り方で一番気に入っている点は、上級モデルでも電子制御サスペンションを採用せず価格を抑えてくれている事です。
最近のリッターSSクラスに、電子制御サスペンションが採用されているのが個人的に嫌いです。
私の知る限り、全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスだけ電子制御サスを使用しても良いレギュレーションになっていたと思いますが、以前から日本以外のレースで使用禁止されている電子制御サスを付けて売り続けるのはどうかと思っていました。



プリロードだけ合わせて機械的に減衰を調整してくれるのも良いのですが、バイクはライダーの感性で乗る乗り物なので、その日の路面温度や車体の状態をライダー個人が判断し、ライダーの意思で減衰を調整して走りの変化を楽しむのもバイクの醍醐味だと私は思っています。
なので、値段の張る上級グレードに手を出して、その醍醐味を奪われるのが私は非常に嫌でした。

ですから、2017年に発売されたGSX-R1000Rが電子制御サスペンションを採用せず、価格を抑えてくれたことは大変嬉しい事ですし、未だに電子制御サスペンションを採用せず販売を続けるのは本当に嬉しいです。

話が脱線しましたが、2019年式のGSXR-1000R(L9)のスペック、販売価格、カラーバリエーションは以下の通りです。

2019年式 GSX-R1000R ABS(L9)スペック


型式:2BL-DM11G
全長 / 全幅 / 全高:2,075mm / 705mm / 1,145mm
軸間距離 / 最低地上高:1,420mm / 130mm
シート高:825mm
装備重量:203kg
燃料消費率:国土交通省届出値:定地燃費値  22.1km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値:16.6km/L(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時
最小回転半径:3.5m
エンジン型式 / 弁方式:DTA1・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量:999cm3
内径×行程 / 圧縮比:76.0mm×55.1mm / 13.2
最高出力:145kW〈197PS〉 / 13,200rpm
最大トルク:117N・m〈11.9kgf・m〉 / 10,800rpm
燃料供給装置:フューエルインジェクションシステム
始動方式:セルフ式
点火方式:フルトランジスタ式
潤滑方式:ウェットサンプ式
潤滑油容量:4.1L
燃料タンク容量:16L
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング
変速機形式:常時噛合式6段リターン
<変速比>
1速 2.562
2速 2.052
3速 1.714
4速 1.500
5速 1.360
6速 1.269
減速比(1次 / 2次):1.652 / 2.647
フレーム形式:ダイヤモンド
キャスター / トレール:23°20′/ 95mm
ブレーキ形式:(前)油圧式ダブルディスク(ABS)/ (後)油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ:(前)120/70ZR17M/C(58W)/ (後)190/55ZR17M/C(75W)
舵取り角左右:27°
乗車定員:2名
排出ガス基準:平成28年国内排出ガス規制に対応
販売価格:2,116,800円(消費税8%込み)



2019年型 GSX-R1000R ABS(L9)カラーバリエーション



トリトンブルーメタリック(YSF)


グラススパークルブラック/パールミラレッド(JSP)


パールグレッシャーホワイト(YWW)


4月25日(木)より発売開始、価格は2,116,800円



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コメント

  1. GSX-R1000Rなんて到底手が出ない・・・
    ところでGSX-R250は本当に出るのかな?

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    1. コメントありがとうございます。
      ホント近年のバイクは一気に高くなりましたねぇ・・・・・
      2000年代初頭は乗り出し価格150万円で、リッターSSが買えたのに・・・
      GSX-R250に関しては、もう完成しているとの噂もありますし、状況を見守りましょう。

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