ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)の最高峰クラスは、3月13日~15日の日程でスペインのモンテブランコで2019年シーズン第1回オフィシャルテストを行い、3月17日~18日の日程でポルティマオ・サーキットで2回目のオフィシャルテストが行われました。
今シーズンのBSBでの注目するべき話題と言えば、昨年までMotoGPクラスへ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニから参戦していたスコット・レディングが、今シーズンはBSBにBe Wiser PBM Ducatiからフル参戦。
昨年のWSBKにバリーニ レーシングチームからフル参戦していたシャビ・フォレスがHonda RacingからBSBへフル参戦します。
今日は、3月13日~15日の日程で行われたモンテブランコテストの結果と3月17日~18日の日程で行われたBSB ポルティマオテストの結果を紹介したいと思います。
※2019年シーズンのブリティッシュ スーパーバイク選手権(BSB)の開催スケジュールと参戦ライダーはコチラのページにまとめています。
BSB モンテブランコテスト 初日結果
1 Scott Redding (Be Wiser Ducati) 1m:38.385s2 Xavi Forés (Honda Racing) +0.169s
3 Jason O'Halloran (McAMS Yamaha) +0.321s
4 Danny Buchan (FS-3 Racing Kawasaki) +0.750s
5 Luke Mossey (OMG Racing Suzuki) +0.792s
6 Tarran Mackenzie (McAMS Yamaha) +0.853s
7 Claudio Corti (Team WD-40 Kawasaki) +0.872s
8 Glenn Irwin (Quattro Plant JG Speedfit Kawasaki) +0.883s
9 Andrew Irwin (Honda Racing) +0.978s
10 Josh Brookes (Be Wiser Ducati) +1.100s
BSB モンテブランコテスト 2日目結果
1 Jason O'Halloran (McAMS Yamaha) 1m35.587s2 Glenn Irwin (Quattro Plant JG Speedfit Kawasaki) +0.418s
3 Scott Redding (Be Wiser Ducati) +0.490s
4 Tarran Mackenzie (McAMS Yamaha) +0.611s
5 Xavi Forés (Honda Racing) +0.624s
6 Luke Mossey (OMG Racing Suzuki) +0.885s
7 Josh Brookes (Be Wiser Ducati) +0.924s
8 Claudio Corti (Team WD-40 Kawasaki) +1.132s
9 Andrew Irwin (Honda Racing) +1.199s
10 Bradley Ray (Buildbase Suzuki) +1.239s
BSB モンテブランコテスト 最終日結果
1 Scott Redding (Be Wiser Ducati) 1m:36.291s2 Jason O'Halloran (McAMS Yamaha) +0.193s
3 Tarran Mackenzie (McAMS Yamaha) +0.613s
4 Glenn Irwin (Quattro Plant JG Speedfit Kawasaki) +0.714s
5 Xavi Forés (Honda Racing) +0.792s
6 Bradley Ray (Buildbase Suzuki) +0.898s
7 Andrew Irwin (Honda Racing) +1.081s
8 Josh Brookes (Be Wiser Ducati) +1.134s
9 Luke Mossey (OMG Racing Suzuki) +1.177s
10 Ryan Vickers (RAF Regular and Reserve Kawasaki) +1.207s
モンテブランコテストでは、初日と最終日にスコット・レディングがトップタイムをマークしていますが、2日目にジェイソン・オハローランが出した1:35.587が最速タイムとなりました。
オハローランは昨年まで在籍していたHonda Racingではイマイチでしたが、McAMS Yamahaへ移籍しYZF-R1に乗り換えて好タイムを連発しています。
また、チームメイトのタラン・マッケンジーは最終日に3番手タイムを記録しており、昨シーズンの後半戦に入って素晴らしい走りをしていたので、McAMS Yamahaのバイクの完成度が高い事は間違いなさそうです。
BSB ポルティマオテスト 初日結果
1 Scott Redding (Be Wiser Ducati) 1m:44.502s2 Xavi Forés (Honda Racing) +0.026s
3 Josh Brookes (Be Wiser Ducati) +0.175s
4 Tommy Bridewell (Oxford Racing Ducati) +0.731s
5 Andrew Irwin (Honda Racing) +0.824s
6 Tarran Mackenzie (McAMS Yamaha) +0.923s
7 Claudio Corti (Team WD-40 Kawasaki) +1.010s
8 Luke Mossey (OMG Racing Suzuki) +1.021s
9 Jason O'Halloran (McAMS Yamaha) +1.040s
10 Danny Buchan (FS3-Racing Kawasaki) +1.082s
BSB ポルティマオテスト 最終日結果
1 Jason O'Halloran (McAMS Yamaha) 1m:43.600s2 Scott Redding (Be Wiser Ducati) +0.127s
3 Xavi Forés (Honda Racing) +0.161s
4 Tommy Bridewell (Oxford Racing Ducati) +0.304s
5 Josh Brookes (Be Wiser Ducati) +0.319s
6 Josh Elliott (OMG Racing Suzuki) +0.407s
7 Danny Buchan (FS-3 Racing Kawasaki) +0.478s
8 Glenn Irwin (Quattro Plant JG Speedfit Kawasaki) +0.816s
9 Andrew Irwin (Honda Racing Racing) +1.006s
10 Luke Mossey (OMG Racing Suzuki) +1.160s
ポルティマオテストもジェイソン・オハローランが最速タイムでテストを終えました。
MotoGPからスコット・レディング、WSBKからシャビ・フォレスがBSBへ移籍し、2名に注目が集まっていましたが昨年までパッとしなかったオハローランがダークホースとして名乗りを上げ、CBR1000RRからYZF-R1に乗り換えて、まるで水を得た魚のように好結果を連発しています。
こうなると、現行型のCBR1000RR(SC77)はWSBKの結果も考えると立場がありませんね・・・
WSBKで活躍していたフォレスは、今期Honda Racingからの参戦なのですが大丈夫なのでしょうか!?
また、今シーズンMotoGPからWSBKへ移籍したアルバロ・バウディスタが開幕戦から第2戦までのレースを全て勝っていることから、同じようにMotoGPからBSBへ移籍したスコット・レディングにも期待が集まるのは必然と言えます。
レディングの乗るバイクもバウディスタと同じパニガーレV4Rですからね・・・
レディングは今シーズン期待に答えられるでしょうか!?
今回のオハローランのように、CBR1000RRから他のバイクに乗り換えて、見違えるように好成績を残したライダーと言えば、誰もがジョナサン・レイの名前を挙げる事でしょう。
もしかしたら、ジョナサン・レイのように、オハローランがレディングとフォレスを抑え タイトル獲得するかもしれませんね。
今シーズンのBSBは、昨年の王者レオン・ハスラムがWSBKに参戦し、ハスラムとタイトルを争ったジェイク・ディクソンがMoto2クラスへ参戦。
2003年、2008年、2012年、2014年、2016年、2017年と6度 BSBのタイトルを獲得したシェーン・バーンは昨シーズン中に行われたテスト中に怪我をして、今シーズンはエントリーしていないことから、2019年シーズンのBSBは誰がタイトルを獲得するのか本当に楽しみです!
BSBは4月9日にシルバーストーンで行われるテストが終わると、4月19日~21日に同じくシルバーストーンで開幕を迎えます。
また、BSB第1戦・第2戦は日本人ライダーの山口 辰也選手が、スーパースポーツ600クラスとスーパーストック1000クラスにダブルエントリーする予定となっています!
今シーズンもBSBは、開幕戦から目が離せませんね!!
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