3月29日~3月31日の日程でMotoGP 第2戦 アルゼンチンGPがアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催されています。
アルゼンチンGPは開幕戦のカタールGPに続き、日本のファンにとっては非常に時差がキツいタイムスケジュールなので生中継を見るには気合が必要なグランプリとなっています。
昨日は大会初日という事で、各クラスのフリープラクティス1と2が行われました。
今日は昨日行われたフリープラクティスの結果と、MotoGPクラスより数名のライダーから出ているコメント、今後のタイムスケジュールを紹介したいと思います。
第2戦 アルゼンチンGP moto3クラスFP1・FP2リザルト
※画像クリックで拡大します。moto3クラスの初日結果ですが、ジョン・マカフィーがトップタイムをマークし、キャリアで初めて初日総合トップになりました。
FP1で3番手のトニー・アルボリーニが0.079秒差の2番手、FP1で17番手のニッコロ-・アントネリが0.169秒差の3番手を獲得しています。
moto3クラスへ参戦している日本人選手の初日結果ですが、FP1で24番手だった鈴木 竜生選手はFP2で、0.240秒差の5番手。
FP1で9番手だった鳥羽 海渡選手は、FP2で転倒してしまい13番手。
FP1で23番手の佐々木 歩夢選手はFP2でポジションアップの15番手。
FP1で10番手の真崎 一輝選手はFP2で18番手。
FP1で22番手の小椋 藍選手はFP2で26番手となりました。
第2戦 アルゼンチンGP moto2クラスFP1・FP2リザルト
※画像クリックで拡大します。moto2クラスの初日結果ですが、FP1で7番手のトーマス・ルティがFP2でトップタイムをマークし、初日総合1番手となりました。
FP1で2番手のサム・ロウズが0.092秒差の2番手、FP1で8番手だったレミー・ガードナーが0.124秒差の3番手となっています。
moto2クラスへ参戦している長島 哲太選手の結果ですがFP1で17番手、FP2ではトップから0.636秒差の18番手で初日を終えています。
第2戦 アルゼンチンGP MotoGPクラスFP1・FP2リザルト
※画像クリックで拡大します。MotoGPクラスの初日結果ですが、FP1で7番手だったアンドレア・ドヴィジオーゾがFP2でトップタイムをマークし、初日総合1番手に進出しました。
ジャック・ミラーが0.009秒差で2番手を獲得し、FP1で18番手だったマーベリック・ビニャーレスが0.164秒差の3番手を獲得しています。
MotoGPクラスに参戦している日本人選手の中上 貴晶選手の結果ですがFP1で11番手、FP2では0.448秒差の10番手にポジションを上げています。
MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPの初日を終えて、MotoGPクラスの各選手からコメントが出ているので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより
アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(アルゼンチンGP初日総合1番手)
「ここ数年間は苦戦していたトラックでしたが、今日は直ぐに良い感触を得たので嬉しいです。全員が接近しているので、タイムはあまり気にしていません。
フィーリングが昨年よりも良くなりました。
表彰台を争いに十分な速さなのか解りませんが、バイクのベースは良いです。
僕たちは前進しましたが、まだ改善の余地があると思います。」
ジャック・ミラーのコメント(アルゼンチンGP初日総合2番手)
「良い1日となりました。午前は中古タイヤで2番手で、午後はソフトタイヤでタイムアタックしたのですが本当に良い感じです。
馬鹿げた転倒は僕の責任ですね。
ミディアムタイヤを履き、バレンティーノを捕まえたのですが抜くのが難しかったんです。
そんな時に走行ラインを外しました。
チームの皆が素晴らしい仕事をしてくれたので、明日もレースペースの作業に取り組みます。
Q2に直接進出するチャンスがあると確信しています。
トップ20が1秒差以内に入っておりタイムが接近していますが、本当に良いバイクがあると実感しています。
自信をさらに高めるために、解決したい小さな問題があります。
昨年はポールポジションを獲得しましたが、正しいタイヤを装着することが少し難しかったです。
今年は素晴らしいチャンスがあると思っています。」
マーベリック・ビニャーレスのコメント(アルゼンチンGP初日総合3番手)
「今日の印象は悪くないです。トラックコンディションはカタールと比較して全く異なります。
路面が大きく違い タイヤの動きも違うので、全ての情報を収集して懸命に作業しなければいけませんでした。
リアグリップが主に違います。
カタールでは大きなグリップがありましたが、ここでは苦しんでいます。
リアグリップが機能するように、全てを再確認することが必要です。
午前と比較すれば大きく改善できましたが、勝つにはリズムを39秒台まで引き上げなければいけません。
当然、明日はポールポジションに向けてベストを尽くします。」
バレンティーノ・ロッシのコメント(アルゼンチンGP初日総合6番手)
「僕はとても速く走れたので、とても良い1日となりました。午前はユーズドタイヤの作業を行い、午後は他のことを試し、最後にタイムアタックを実行しました。
トップから0.2秒差の6番手という事を考えれば初日としては悪くないです。
当然、レース前にやるべきことが沢山あります。
本当に速いライダーたちが多いので、トップ10に進出するために高い集中力を維持することが重要です。」
マルク・マルケスのコメント(アルゼンチンGP初日総合8番手)
「ペースは今のところ良いですし、まだ金曜日です。明日はトラックコンディションが良くなる予報なので、全てがよりコンパクトになるでしょう。
グリップが低いときに上手く適応できています。
これが僕の強みの1つですが、時間の経過と共に全てがイコールになってきます。
午前は大きなアドバンテージがありましたが、午後にはその差が縮まりました。
明日はレースに向けて作業をします。
ラップタイムもポールポジションも予選も忘れて、日曜に向けて集中します。
気象状況によって、金曜にポジションを確保しなければいけない時もありますが、そうでなければ、5番手でも6番手でも構いません。」
ホルヘ・ロレンソのコメント(アルゼンチンGP初日総合21番手)
「難しい結果になる事を覚悟していました。非常に滑るトラックなので、過去にも上手く走れませんでした。
今は不足している走り込みに集中しているところです。
ポジションは良くないですが、最速タイムから1秒差です。
2度のセッションを通じて大きく良くなったので、この調子で行きたいです。
時間の問題なので、集中力を欠かさないようにします。」
カル・クラッチローのコメント(アルゼンチンGP初日総合4番手)
「トラックコンディションは最高ではありませんでした。何らかの理由で非常にスリッピーでしたが、昨年よりも速く走れました。
この2日間は雨が降ってないのに、ウェットパッチがあったことは不思議です。
明日も日曜も非常に難しくなりそうです。
ポジションは悪くなく、良い1日となりました。
コーナーの進入で感動的なフィーリングがありませんが4番手です。
僕たちのパッケージには改善の余地があります。
理由は解りませんが、いつもラップタイムが接近していますね。
しかし、レースではそうなりません。
ライダーによっては、1ラップに対して本当にプッシュできるようですが、僕たちの目標は当然レースで結果を残す事です。
もちろん、予選で良いグリッドを確保することは大切ですが、昨年は10番グリッドから優勝したので10番グリッドからでも勝てます。
もし、それより前のグリッドからスタートできれば、レース展開が簡単になるかもしれませんね。」
とのコメントです。
コメントを読む限りクラッチローは好結果を残しているもの、ホンダ勢は路面とのマッチングがイマイチなんでしょうか?
そんな印象を受けます。
最後になりますが、MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPの本日以降のタイムスケジュールは以下の通りです。
MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP タイムスケジュール
3月30日(土)
21:00~21:40 moto3クラス FP3
21:55~22:35 moto2クラス FP3
22:50~23:35 motoGPクラス FP3
24:35~24:50 moto3クラス Q1
25:00~25:15 moto3クラス Q2
25:30~25:45 moto2クラス Q1
25:55~26:10 moto2クラス Q2
26:25~26:55 motogpクラス FP4
27:05~27:20 motogpクラス Q1
27:30~27:45 motogpクラス Q2
3月31日(日)
21:40~22:00 moto3クラス WUP
22:10~22:30 moto2クラス WUP
22:40~23:00 motoGPクラス WUP
24:00~ moto3クラス 決勝
25:20~ moto2クラス 決勝
27:00~ motogpクラス 決勝
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