初開催のアプリリア・オールスターズで世界限定10台のスペシャルモデル RSV4 Xを発表!


3月23日にムジェロサーキットでアプリリアが"アプリリア・オールスターズ"というイベントを初開催しました。
アプリリア・オールスターズには1万人を超えるファンが集まり、イベントでは現在アプリリアに在籍するライダーに加え、往年のライダーも参加し、ライダーのトークショーやMotoGP世界選手権を走った歴代のマシンの展示なども行われました。
また、イベントではRSV4の10周年記念モデルとなる 世界限定10台で販売されるスペシャル限定マシン RSV4 Xが発表されました。
RSV4 1100 Factoryがベースとなっているようで、排気量1100ccのエンジンが叩き出す最高出力は225馬力を誇り、車重が僅か165kgとの事です。
気になるお値段ですが 39,900ユーロとの発表があり、今日のレートで換算して約497万5,135円になります。
今日は3月23日にムジェロサーキットで行われたイベントの"アプリリア・オールスターズ"と、新たに発表されたRSV4 Xの詳細、RSV4 Xの購入方法など紹介したいと思います。


アプリリア・オールスターズのイベントでは、アンドレア・イアンノーネとブラッドリー・スミスが2019年型 MotoGPマシンのRS-GPと共に登場し、マックス・ビアッジは2度目のタイトルを獲得した1995年型のRS250でデモ走行を行いました。



イベントには1991年の125ccクラス王者のアレッサンドロ・グラミーニ、1998年の250ccクラス王者のロリス・カピロッシ、2000年の125ccクラス王者のロベルト・ロカテリ、2001年の125ccクラスと2003年の250ccクラス王者のマヌエル・ポッジャーリらも参加しました。
ちなみに、SR150で行われたスクーターレースでは、マヌエル・ポッジャーリが優勝したそうです。






Aprilia all Stars RSV4 X 動画



"アプリリア・オールスターズ" で発表されたRSV4 Xですがトラック専用マシンとなっており、RSV4 Xのエンジンは、インテークカムシャフト、バルブリターンスプリングとキャップ、特別性カムシャフトの使用を可能にする凸型タペットを採用しています。



チタン製のエキゾーストパイプにカーボンサイレンサーを組み合わせたアクラポビッチ製のエキゾーストシステムに加え、SPRINT FILTER製のエアフィルター、専用のトラック設定が施されたECUマッピングにより225馬力を発揮するエンジンは、レース用エンジンと全く同じように手作業により組み立てられます。



ギアボックスには、ANN(アプリリアノーニュートラル)システムが採用され、このソリューションは、WSBKおよびMotoGPでの経験からフィードバックされました。
ANNシステムの特徴ですが、1速から2速のシフトチェンジの際にニュートラルに入るのを防ぐため、通常のギアボックスとは異なりギアの配置が N-1-2-3-4-5-6となっています。



ブレーキシステムにはBrembo製のGP4-MSキャリパーと19x16 ラジアルブレーキマスターシリンダーが採用されており、マルケジーニ製の鍛造マグネシウムホイール、ピレリ製レーシングスリックタイヤ、RSV4 1100 Factoryとは異なるガソリンタンク、アルミ製にアップグレードされた多数の部品などにより、車重は僅か165kgに抑えられています。



販売価格が39,900ユーロ(約497万5,135円)の世界限定10台のRSV4 Xですが、4月下旬からインターネットで予約することができます。
予約開始の詳しい日時は今のところ発表されていませんが、コチラのページにて予約できるそうなので、欲しい方は要チェックです!


RSV4 Xの登場で、気が付けばRSV4シリーズは2009年の発売から10年で10種類?(私の記憶なので間違えてたらごめんなさい。)になりました。
下の画像はRSV4という名前は付きますが、全部名前の違うバイクです。
恐らくRSV4ユーザーでも全部を言えない人が多いのではないでしょうか?


まさかアプリリアがこんなに 基本設計を使いまわす RSV4シリーズを出すとは思っていませんでした。
様々な事情で世界中のレースから姿を消していってるRSV4ですが、2020年にフルモデルチェンジしたRSV4は発売されるのでしょうか!?

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