ビニャーレスがトップタイム!今季のYZR-M1は良いのか悪いのか?カタールテスト最終日結果!


MotoGPクラスは、開幕戦の舞台となるカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで現地時間の23日~25日の日程でオフィシャルテストが行われています。
カタールテストも最終日が終わり、MotoGPクラスは3月10日に開幕戦を迎えることとなります。
昨日の記事でロッシとビニャーレスがYZR-M1について不満のコメントを出していて、「てっきり今年のYAMAHAも問題解決できてないんだろうなぁ~」と思っていたのですが、好結果を出してきました。
テスト後に出されたコメントを見ると、最終日も根本的な問題は解決されてないに関わらずタイムを出したようなので、今年のYZR-M1は仕上がりが良いのか悪いのかどっちなんでしょうか・・・?
今日は現地時間の25日に行われたカタールテスト最終日のリザルトと、各選手から発表されたコメントを紹介したいと思います。


MotoGPクラス  カタールテスト 最終日日目結果

※画像クリックで拡大します。


カタールテスト最終目を終えて、各選手よりコメントが発表されているので紹介したいと思います。


マーベリック・ビニャーレスのコメント(カタールテスト最終日 トップタイム)

まだ作業を続けて改良が必要です。
僕たちはブレーキングで良くなりましたが、バイクを倒しているところでのグリップを追求しなければいけません。
信頼性が高まりましたが、加速が足りません。
フロント、リア共にグリップが必要です。

僕は上手く走れています。
今日はプッシュし、バイクを限界まで持って行くことが重要でした。
今は快適で強さを感じていて、これが重要なんです。
優勝争いがしたければ、もっとテストをしなければいけません。
表彰台争いの準備ができていると思いますが、優勝争いをするには更なる改善が必要です。



ファビオ・クアルタラロのコメント(カタールテスト最終日 2番手)

「僕たちにとって非常に良い1日となりました。
トラックに砂埃があったのですが、風が吹いたおかげでコースインの度にフィーリングが良くなりました。
今年6日間の走行時間があったのですが、すごく快適に走れました。

速いラップを2ラップを刻めましたが、これはセパンで不足していたことです。
今回はラップタイムを出すのに苦労せずペースが速かったです。
今日はレースシミュレーションができて良かったです。
セパンと比較して今回はペースが良かったと思いますが、ずっと一人で走っていたので難しかったですね。
ここまでノンストップで進歩をしていると思います。」


バレンティーノ・ロッシのコメント(カタールテスト最終日 4番手)

レースペースは悪くないですし、1ラップのタイムも悪くないです。
上位陣とのギャップを大きく詰めることができました。
2日目は方向性を少し見失いましたが、元に戻しました。
セパンでは沢山のことが機能しましたが、ライバル勢に追いつくには、やるべきことがまだ少し残っています。
僕たちは2004年からトップスピードを追求しています。

今回はヤマハ勢が上位に進出しましたがペースに関しては、上位陣よりも少し遅れています。
マーベリックは非常に強いし、リンスも強い。
ミルと共にスズキが素晴らしいバイクであることを証明しました。
ペトルッチも強いし、マルケスも強いですね。」


マルク・マルケスのコメント(カタールテスト最終日 3番手)

「シーズンスタートに向けて準備が整った手応えがあります。
昨日のように沢山の周回を重ね、幾つかの前進を果たしました。
僕たちはまだ100%ではないけど、良い感触があります。

いつも僕たちはロサイルで苦戦しますが、今回のテストではライバルたちに接近できました。
今日は風があり、少し厳しかった所もありましたが、僕たちは計画していたテストを完了しました。」



ホルヘ・ロレンソのコメント(カタールテスト最終日 5番手)

「最初はセッティングが上手く整っていませんでした。
けれどテストが始まってバイクとスピードを改善することができ、上位陣に接近できました。
幾つかのことを調整し、大きな前進を果たせました。

気温が低く、湿度が上昇したところで、強烈な転倒をしました。
レース時間を前倒しするようにレースディレクションに相談する必要があると思います。
このコンディションは危険です。
レースモードで走っているところでの転倒だったから怖かったです。
フロントが閉じてしまい、可能な限り左手を守りました。」

良いテストとなり、僕たちは嬉しいです。
まだ改善の余地があり、バイクにはポテンシャルがあります。
ホンダのオフィシャルライダーとして、まだ3日目ですが左手が完治して、上手く走れるようになったとき、さらに強く走ることができるでしょう。

1年前と比較して、ドカティよりもホンダ機に適応していますが、レースペースなど、まだ見極めるところが沢山あります。
体調は良くないですが、3戦目には100%に整うと思います。」


アレックス・リンスのコメント(カタールテスト最終日 11番手)

「フィーリングは奇妙な感じがします。
テストの成果が発揮され、僕は望んでいたところにいます。
この冬にスズキは僕が要求した全てのことに対応してくれたので、とても嬉しいです。
開発の手段は大変良かったと思います。
GSX-RRのベースは既に良かったので、改善はチャレンジでしたが、安定感、ブレーキング、トップスピードが良くなりました。

タイムシートを見ると、ペースが解かります。
ベストタイムを出そうとプッシュしているところで転びましたが、何も心配することはありません。

僕たちは良いプレシーズンを過ごしました。
準備ができており、カタールで勝てなくても18戦が残っていますしね。」


ダニロ・ペトルッチのコメント(カタールテスト最終日 9番手)

「最終日は風が強く、セッティングの調整を強いられたことから難しい1日となりました。
僕たちは良い仕事をしたと言えるでしょう。
ソフトタイヤを装着したときにラップタイムが良くなりました。

今日はレースに向けた作業に集中しました。
マレーシアで実行したことを再現するように、アンドレアと一緒にポジションを交換しながら、レースシミュレーションに取り組みました。

バイクのフィーリングが良いので嬉しいです。
路面温度が低かったですが、僕たちは速かったので自信があります。
レースの準備ができています。」



アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(カタールテスト最終日 15番手)

最終日は風が原因で、計画していたテストプログラムを進行させることが難しかったので、幾つかの分野に焦点を当てました。
僕たちには改善の余地があります。
正直、100%の満足感はありませんが、ポテンシャルに確信があり、レースで上手くできる自信があります。

重要なデータを沢山収集できました。
2週間後の開幕戦で戦闘的になるために、そのデータを分析することが非常に重要です。」



とのコメントが発表されています。
ドヴィジオーゾのコメントの内容からすると、恐らくドカティはエアロパーツのテストを予定していたのかな?と私は想像しています。

コースの状況が悪く路面もスリッピーだったと思うのですが、ビニャーレスはグリップ感不足を主張し続けていますね。
昨日のテストが散々だっただけに、最終日で何らかの改善をしてのトップタイムだと思うのですが、レース終盤まで機能するセッティングなのか非常に気になります。
ロッシのコメントには「レースペースは悪くないし、1ラップのタイムも悪くない」と言っているので悪くはないんでしょうが・・・・

それと、ホルヘ・ロレンソはですが、怪我の影響が残る中、テスト3日目にして好結果を残してきましたね!
「3戦目には100%に整うと思う」とコメントしているので、しばらくは怪我の影響が残るでしょうが、非常に楽しみです!!



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コメント

  1. スズキ機はバランスよく進歩してそうだから
    どこかで優勝のチャンスありそうで期待

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    1. コメントありがとうございます。
      タイトルは別として、私も今年スズキは勝てると信じています。
      コースレイアウトからして、早ければ第2戦のアルゼンチンGPで勝ったりしないかなぁ~?なんて期待してます。

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