MotoGPのシェイクダウンテスト開始!オフィシャルテストは6日から!!ヤマハは今シーズンこそ問題解決となるか!?


MotoGPクラスは2月6日からセパン・インターナショナル・サーキットで行われるオフィシャルテストに向けて、2月1日から2月3日までの日程でシェイクダウンテストを実施しています。
今回のテストの注目の的になるはずだった、レプソル ホンダチームに今季から移籍したホルヘ・ロレンソは残念ながらトレーニング中に左手舟状骨を骨折したことから、セパンサーキットで開催されるオフィシャルテストには参加できず、2月23日からカタールで行われる今季2度目のオフィシャルテストから参加予定となります。


今回のテストでは、ロレンソの代役として、1月23日から24日までの2日間の日程でへレスサーキットで行われたWSBKのテストに混じりRC213Vをテストしていたステファン・ブラドルがシェイクダウンテストとオフィシャルテストに参加します。

また、昨シーズンで引退し、今季よりKTMのテストライダーに就任したダニ・ペドロサは、右鎖骨骨折により今回のテストは残念ながら不参加となっておりますが、以前からKTMのテストライダーを務めているミカ・カリオはテストに参加します。

他のメーカーのテストライダーについては、昨年ヤマハのテストライダーとして抜擢されたジョナス・フォルガー、KTMからアプリリアのテストライダーに就任したブラッドリー・スミスが新たにチームに加わり、ドカティは以前からテストライダーをしているミケーレ・ピロが参加、スズキはシルバン・ギュントーリとBSBからブラッドリー・レイが招集されています。

ここ数日、何度も言っているような気がしますが、個人的に今回のテストではYZR-M1の仕上がり具合が一番気になります。



2018年はオフシーズンテストから加速の問題をロッシとビニャーレスが指摘し、シーズンを通してリヤタイヤのグリップなど様々な問題が多発しました。
成績が低迷するYAMAHAは、2018年シーズン中にフレームを柔らかくしたり硬くしたり、マシンの前後バランスの変更など色々試したのですが、改善は見られずビニャーレスは「もうどうしたら良いのか解らない・・・」と嘆いてしまうほどでした。


昨年11月に行われたバレンシアテストヘレステストで、ヤマハは仕様違いのエンジンをテストしています。
昨年11月に新エンジンが投入されたバレンシアテストでは、2日間ともビニャーレスがトップタイムを記録し、好調ぶりを見せてくれました。



しかし、バレンティーノ・ロッシは
「新型エンジンは新品タイヤで良いが、数ラップするとライバルたちよりも遅くなってしまい、中古タイヤで苦しんでしまう。
昨年と問題が似ているので、しっかり検証する必要がある。」
とコメントを残してしています。

バレンシアテストの後に行われたヘレステスト後のロッシのコメントでは、
「ペースもそれほど悪くなく、バイクのフィーリングも凄く良かったです。
最初からエンジンのスペックを決定しなければいけないことが解かっていて、僕たちは決断を下しました。」
とコメントしており、開幕までの日数を考えても 2019年シーズンに使用されるエンジンは既に決まっているはずです。


となると、重要になってくるのは車体作りになってくる訳ですが、2017年シーズンは3タイプのフレームを実践に投入し、最終戦のバレンシアGPには2016年型のフレームを投入しました。
2018年シーズンは、みなさんご存知のようにヤマハは苦戦し、"2018年型のYZR-M1は非常にスイートスポットの狭いシビアなマシンになってしまった"と言われています。

ミシュランタイヤのワンメイク制になって未だに苦戦が続くヤマハですが、今年こそミシュラン製のタイヤにマッチした車体を作り上げることができるでしょうか!?
ファンとして本音を言えば、そろそろ結果を出してほしいと思います!
2月6日から行われるオフィシャルテストは要注目です!




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