アレイシ・エスパルガロ談「2019年型のRS-GPは決定的に良くなっている」


MotoGPクラスのカタールテストも終わり、3月10日の開幕戦が待ち遠しい所ですが、テスト期間中にホンダ、ヤマハ、スズキ、ドカティ、KTMの事は割と取り上げてきたのに、アプリリアに関してほとんど取り上げてませんでした。
WSBKの開幕戦と重なったので今更となってしまいますが、アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニは、カタールテスト前日にロサイル・インターナショナル・サーキットで参戦体制発表会を行い、今期のRS-GPのカラーリングを公開しています。
既にMotoGPクラスのカタールテストが終わっていますが、アプリリアのライダー アレイシ・エスパルガロとアンドレア・イアンノーネからコメントが出ているので紹介したいと思います。


2019年シーズン Aprilia RS-GPのギャラリー






アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ参戦体制発表会でのエスパルガロ、イアンノーネのコメント





参戦体制発表会でのアレイシ・エスパルガロのコメント

「最初のテストはポジティブでした。
僕は速く、安心して走らせている感じがあります。
このチームは、僕のキャリアでベストチームの1つです。
やるべき仕事が沢山あります。
アンドレア、ブラッドリー、マッシモが加入し、僕たちは決定的に強力になりました。
開幕戦が待ち切れません。」


参戦体制発表会でのアンドレア・イアンノーネのコメント

「ビックチャレンジに立ち向かいます。
アプリリアとイタリアンライダーの組み合わせは、常に一定の期待が寄せられるので、ポジティブなプレッシャーにチャンネルを合わせられるように準備します。
僕たちは2019年シーズンに向けて落ち着いて準備に取り組みました。
レースはスポーツなので、チームワークが基本であり慌ててはいけません。

僕たちはコースインの度に改善され、正直プロジェクトのベースに対して、僕の要求に素早く対応してくれたことには驚きました。
僕たちはこのように進まなければいけません。
段階を踏んで改善する必要があり、正しいフィーリングがあります。」


3日間のカタールテストでのエスパルガロ、イアンノーネ、スミスのテスト結果

アレイシ・エスパルガロ
1日目 1:56.358(計34ラップ周回/12番手)
2日目 1:55.173(計55ラップ周回/6番手)
3日目 1:55.814(計54ラップ周回/19番手)

アンドレア・イアンノーネ
1日目 1:56.447(計30ラップ周回/13番手)
2日目 1:55.680(計35ラップ周回/16番手)
3日目 1:55.343(計39ラップ周回/16番手)

ブラッドリー・スミス
1日目 1:57.137(計48ラップ周回/22番手)
2日目 1:56.866(計63ラップ周回/22番手)
3日目 1:56.072(計38ラップ周回/20番手)




カタールテストを終えて、アレイシ・エスパルガロのコメント

「開幕戦に向けベースセッティングを決めるために、正真正銘のレースシミュレーションを実行しました。
2日目のように速く走ることが最終日の目的ではありませんでした。
レースに向けて、やるべきことがハッキリしました。
これが重要で、エンジニアたちは大量のデータを入手できました。

2019年型は決定的に2018年型よりも良いです。
これからはレース距離で速く走れるバイクに仕上げなければいけません。」



カタールテストを終えて、アンドレア・イアンノーネのコメント

「最終日は今回のテストで最もポジティブな1日となりました。
僕たちは順位にこだわっていません。
タイムアタックをする為のタイヤが残っていましたが、重要なのはRS-GPのテストを継続することです。
僕たちの優先事項は、レースに向けて操縦性と旋回性を高めることです。
この分野に集中しなければなりません。

シーズンに関する予測はしません。
僕は地に足をつけて仕事に取り組むことを好みます。
利用できるテクニカルパッケージを最大限に活かさなければいけません。」

とのコメントです。
アレイシにしてみれば、昨年型と比べて良い方向へ進んでいるようですが、昨年の後半戦で好成績を残したGSX-RRに乗っていたイアンノーネにとっては、やはり厳しいものがあると思います。
イアンノーネのコメントが強がっているように聞こえてしまうのは私だけでしょうか?
アレイシは特殊なライディングをするライダーなので、ここ数年アレイシ主体で開発が進んできたと思われるRS-GPは乗りにくいんじゃないかと思うんですよねぇ・・・
イアンノーネとスミスの加入で、今シーズンを通してマシン開発が加速することを願います!!


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