昨年行われた全日本ロードレース選手権 第7戦でジョナサン・レイによるデモランが行われ、2019年モデルのZX-10Rシリーズが発表されました。
昨年9月の発表では欧州、米国、カナダ、豪州、インドネシア、タイ、日本、フィリピンなどで10月1日より順次導入され、日本国内での販売予定時期は2019年春頃と言われていましたが、3月1日より国内販売開始となるようです。
価格は、ZX-10RRが2,926,800円、ZX-10R SEが2,656,800円、ZX-10R KRT EDITIONが2,062,800円と発表されています。(全て税込価格です)
今日は、3月1日に販売が開始される2019年モデルのNinjya ZX-10Rシリーズを改めて紹介をしたいと思います。
2019年型 ZX-10Rシリーズ 動画
2019年型 ZX-10RR 丸山 浩 氏によるインプレッション
ZX-10R シリーズ(2019年モデル)の従来モデルからの主な変更点
●エンジン
・フィンガーフォロワーロッカーアームを採用バルブ駆動方式に、トップレベルのレーシングテクノロジーを有するカワサキのレースエンジニアが設計したフィンガーフォロワーロッカーアームを採用し、エンジン出力と信頼性を高めています。
エンジン出力が従来の200psから203ps(Ninjya ZX-10RRは204ps)に向上したほか、エンジン各部の改良により、低回転域から高回転域まで幅広いパワーバンドを獲得しています。
フラットなトルクカーブと相まって扱いやすさを高めています。
レースキットのハイリフトカムシャフト(別売)に無加工で交換可能です。
・パンクル社製チタニウム製コネクティングロッド採用(Ninjya ZX-10RRのみ)
レーシングカーや航空宇宙関連のエンジン部品、駆動系部品の開発製造を専門とするパンクル社によるチタニウム製コネクティングロッドを採用。
軽量かつ耐久性の高いコネクティングロッドによりエンジンの最高回転数を引き上げ、さらなる出力向上やエンジンレスポンスの向上、幅広いパワーバンドを実現しています。
また、コネクティングロッドの軽量化はハンドリング性能向上にも貢献しています。
●車体
・サスペンションセッティングの最適化(Ninjya ZX-10RRのみ)パンクル社製チタニウム製コネクティングロッドの採用にあわせて前後サスペンションのセッティングを変更し、ハンドリング性能の向上に寄与しています。
●装備
・クラッチ操作不要でシフトアップ/ダウンが可能なデュアルディレクションKQS(カワサキクイックシフター)従来Ninjya ZX-10RRとNinjya ZX-10R SEのみに採用されていたデュアルディレクションKQSを、全てのモデルに装備。
クラッチレバー操作やスロットル操作を行わずに素早いシフトアップ、シフトダウンが可能です。
・傷を自己修復する「ハイリーデュラブルペイント」(Ninjya ZX-10R SEのみ)
特殊コーティング塗装の「ハイリーデュラブルペイント」を採用。
傷を自己修復し、高品質な外観を維持します。
2019年モデル ZX-10R 発売時期と価格
国内仕様発売時期:2019年3月1日カラーバリエーション:ライムグリーン×エボニー
価格:2,062,800円(税込)
2019年モデル ZX-10R SE 発売時期と価格
国内仕様発売時期:2019年3月1日カラーバリエーション:メタリックカーボングレー×メタリックフラットプラチナグレー ※傷を自己修復する ハイリーデュラブルペイント採用
価格:2,656,800円(税込)
2019年モデル ZX-10RR ※世界限定 500台
発売時期:2019年3月1日カラーバリエーション:ライムグリーン
価格:2,926,800円(税込)
2019年モデル Ninjya ZX-10Rシリーズのスペック
商品名 / 型式Ninja ZX-10R ABS / ZX1002EKF
Ninja ZX-10R / ZX1002FKF ※国内入荷予定無し
Ninja ZX-10RR / ZX1002GKF
Ninja ZX-10R SE / ZX1002HKF
全長×全幅×全高:2,085mm×740mm×1,145mm
軸間距離:1,440mm
最低地上高:145mm
シート高:835mm
キャスター/トレール:25.0度/107mm
エンジン形式/弁方式:水冷4ストローク4気筒/DOHC4バルブ
総排気量:998cm3
内径×行程:76.0×55.0mm
圧縮比:13.0:1
最高出力:Ninja ZX-10R KRT EDITION
Ninja ZX-10R SE
149kW(203PS)/13,500rpm
ラムエア加圧時:156kW(212PS)/13,500rpm
Ninja ZX-10RR
150kW(204PS)/13,500rpm
ラムエア加圧時:157kW(213PS)/13,500rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式:ウェットサンプ
エンジンオイル容量:3.7 L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常噛6段リターン
クラッチ形式:湿式多板
<ギヤ・レシオ>
1速:2.600(39/15)
2速:2.222(40/18)
3速:1.944 (35/18)
4速:1.722 (31/18)
5速:1.550 (31/20)
6速:1.391(32/23)
一次減速比/二次減速比:1.681(79/47)/2.294(39/17)
フレーム形式:ダイヤモンド
<懸架方式>
前:テレスコピック(倒立)
後:スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
<タイヤサイズ>
前:120/70 ZR17M/C(58W)
後:190/55 ZR17M/C(75W)
<ブレーキ形式>
前:デュアルディスク 330mm(外径)
後:シングルディスク 220mm(外径)
<ステアリングアングル(左/右)>
27度/27度
車両重量
206kg(Ninja ZX-10R ABS/Ninja ZX-10RR)
204kg(Ninja ZX-10R ※国内入荷予定無し)
208kg(Ninja ZX-10R SE)
燃料タンク容量:17 L
ジョナサン・レイによる 2019年型ZX-10RR デモランの様子
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