ノートンを本気にさせたNinja 650とNinja 650 EDITIONの2019年モデルが2月1日より発売開始!


ノースウエスト200等のSupertwinクラスを長年支配しているNinja 650の2019年モデルが発表がありました。
2019年モデルのNinja 650の主な変更点はカラーリングのみとなっており、価格はNinja 650が税込み 807,840円でNinja 650 KRT EDITIONが829,440円です。
両モデルとも2月1日からの販売となります。
今日は2月1日より発売となるNinja 650とNinja 650 KRT EDITIONについて紹介したいと思います。


Ninja 650の魅力と言えば、非常に軽くスリムなシャーシに低中回転域の力強さを重視した649ccのパラレルツインエンジンを搭載し、スーパースポーツのような快適なハンドリングに力強い加速とダイレクトなスロットルレスポンスが、扱いやすいエンジン特性を実現しています。
普段使いからワインディング、ツーリングまで様々なシチュエーションにおいてその真価を発揮し、ビギナーからベテランまで幅広く親しみやすいバイクです。


また、ノースウエスト200やマン島TTレースなどの公道レースのSupertwinクラスを長年支配しており、トップ10のほとんどがNinjya 650だったり、このクラスのレースで強さを見せつけています。

カワサキ1強のSupertwinクラスの状況を許すまいと、昨年11月17日から開催されたイギリス最大のモーターサイクルショーのMotorcycle Live 2018で、Nortonが650ccのパラレルツインエンジンを搭載したモデル"Superlight"を発表しました。


Norton Superlight

NortonのSuperlight
はカーボンパーツがふんだんに使われており、電子制御満載で超ハイスペックのバイクとなっていることから、19,950£(日本円で約289万円)で発売されるそうです。

Ninja 650 KRT EDITIONを買っても200万以上おつりが来てしまいますね・・・




SupertwinクラスのNinjya 650
上の画像はマン島TTやノースウエスト200などの公道レースを走るNinja 650ですが、滅茶苦茶カッコいいですよね!!
日本国内ではこのクラスのレースがない為、ツーリングユーザーが多いのですが欧州ではこのクラスのレースが結構あるようで、Ninjya 650でサーキット走行を楽しむサーキットユースも多いと聞きます。

Supertwinクラスのプライベーターのマシンやサーキット走行を楽しむライダーのマシンを見てみると、ZX-6Rのフロント周りを移植していたり、ヤマハのYZF-R6のフロント周りを移植しているのをよく見ます。
「日本でもこの手のカテゴリーレースが流行ればいいのになぁ・・・」と以前から思っているのですが、この手のバイクでサーキット走行を楽しむ時は、自分でマシンを作って仕上げる楽しさがあるので、その辺も大きな魅力だと思います。
全日本ロードレース選手権でGP-MONOが開催されていた時に、マシンを見る楽しさがあったように、Supertwinクラスの車両を見ていると製作者の工夫が見受けられ物凄く面白いです。


YZF-R6のフロント周りが移植されたNinjya 650
話が長くなってしまいましたが、Ninja 650(KRT EDITION)スペックや価格は以下の通りです。



Ninja 650(KRT EDITION)スペック


車名(通称名):Ninja 650( KRT EDITION)
生産国:タイ王国
型式:2BL-ER650H
全長×全幅×全高:2,055mm×740mm×1,135mm
軸間距離:1,410mm
最低地上高:130mm
シート高:790mm
キャスター/トレール:24°00′/100mm
エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ
総排気量:649cm³
内径×行程/圧縮比:83.0mm×60.0mm/10.8:1
最高出力:50kW(68PS)/8,000rpm
最大トルク:65N・m(6.6kgf・m)/6,500rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式:セミドライサンプ
エンジンオイル容量:2.3L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常噛6段リターン
クラッチ形式:湿式多板

ギヤ・レシオ:
1速 2.437(39/16)
2速 1.714(36/21)
3速 1.333(32/24)
4速 1.111(30/27)
5速 0.965(28/29)
6速 0.851(23/27)

一次減速比/二次減速比:2.095(88/42)/3.066(46/15)
フレーム形式:ダイヤモンド
懸架方式:(前)テレスコピック(インナーチューブ径 41mm)
     (後)スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
ホイールトラベル:(前)125mm
         (後)130mm
タイヤサイズ:(前)120/70 ZR17M/C 58W
       (後)160/60 ZR17M/C 69W
ホイールサイズ:(前)17M/C×MT3.50
        (後)17M/C×MT4.50
ブレーキ形式:(前)デュアルディスク300mm(外径)
       (後)シングルディスク220mm(外径)
ステアリングアングル(左/右):32°/ 32°
車両重量:193kg
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:15L
乗車定員:2名
燃料消費率(km/L):32.1km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)
           24.0㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)
最小回転半径:2.8m

カラーリング・メーカー希望小売価格




Ninja 650(メタリックスパークブラック)
807,840円 (本体価格748,000円、消費税59,840円)




Ninja 650 KRT EDITION(ライムグリーン×エボニー)
829,440円 (本体価格768,000円、消費税61,440円)



Nortonを本気にさせたNinja 650はカワサキの隠れた名車だと私は思っています。
CBR250RR(ABS)のグランプリレッド(ストライプ)の価格が839,160円なので、Ninja 650 KRT EDITIONの829,440円という価格は非常にお買い得だと思います!
CBR250RRよりも排気量の多い分トルクはあるし、改造の幅や工夫などバイクいじりの観点からしても非常に面白いバイクだと思います。
ぶっちゃげ、お金に余裕があったら欲しいです。



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コメント

  1. SupertwinクラスがNinja650のエンジンだったのは意外でした。
    あのバイクはツーリング向けな感じのバイクだったのでレースに転用できるとは。
    将来は6Rに変わり650がSS志向になるるかもしれませんね。

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  2. コメントありがとうございます。
    意外かもしれませんが、ER-6の頃からカワサキ製のエンジンは大活躍しています。

    ノートンのSuperlightが105馬力という事で馬力も丁度いいでしょうし、アプリリアもコンセプトモデルながらRS660を発表しました。
    ヨーロッパではこのカテゴリーが割と人気があるので、メーカー側が市場を開拓すれば需要は伸びる可能性があると思います。
    並列2気筒でスーパーチャージャー搭載ならば確実に普及していき、このカテゴリーのレースは一気に流行ると思います。
    実際、2気筒でスーパーチャージャー付きで、軽量に仕上げられているなら私も欲しいです!
    2stのバイクで育った人間たちを満足させてくれるのは、このパッケージだと信じています。
    カワサキのR2やスズキのリカージョンが市販されることに期待しています。

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