サーキット専用モデルのYZF-R1 GYTR「20th Anniversary」が即完売!



Yamaha Motors EUより、サーキット専用モデルのYZF-R1 GYTR「20th Anniversary」の受注が20台限定で開始されましたが、購入希望者が想定以上に多く即完売となったようです。

YZF-R1の20周年を記念して誕生したサーキット専用モデルのYZF-R1 GYTRですが、スズキのGSX-R1000RYUYOも20台限定のサーキット専用モデルで話題を呼んだことが記憶に新しいと思います。

残念ながら既にYZF-R1 GYTRは既に完売となり購入することができませんが、YZF-R1の20周年を記念して誕生したYZF-R1 GYTRについて紹介したいと思います。




YZF-R1 GYTR プロモーション動画



YZF-R1 GYTR「20th Anniversary」は、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが鈴鹿8耐で4連覇を果たす活躍を見せたマシンを受け継いで生まれたモデルで、サーキット走行専用のモデルです。



YZF-R1 GYTRは、ジェニュイン・ヤマハ・テクノロジー・レーシング(GYTR)のスペシャルパーツが搭載されており、ヤマハのレーシングチームと同じレースパフォーマンスと感触をヤマハのオーナーに与える という願いから生まれました。

ちなみに、ジェニュイン・ヤマハ・テクノロジー・レーシングは、ヤマハの海外向け純正パーツを販売している所です。
国内ではオンロード用のパーツより、オフロード用のGYTR製のパーツの方が有名でしょうか?



YZF-R1 GYTRには、GYTR製のパーツの他に、ヤマハ製の純正レーシングパーツ、オーリンズのスペシャルパーツ、アクラポヴィッチのスペシャルエキゾースト、ブレンボのレーシングブレーキパーツなどが装備されており、本当にスペシャルなR1と言えます。
搭載されているスペシャルパーツ(オプションも含む)は以下の通りです。


YZF-R1 GYTRの主なスペシャルパーツ



GYTR製 レーシングパーツ
レーシングスパークプラグ
AISプラグセット
レースワイヤーハーネスセット
ECU・通信ケーブル
CCU
クイックスロットル

ヤマハ製 レーシングパーツ
フロントブレーキレバーガード 
リアスプロケットガード 
フロントアクスルプロテクションキット 
リアアクスルプロテクションキット 
ビレットクランクケースプロテクタセット
ビレットリアセット キット
ビレットオイルフィラーキャップ 
ヤマハレーシングピットマット 
ビレットリアスタンド フック 
レーシングフロントスタンド 
レーシングリアスタンド

オーリンズ製 レーシングパーツ
FGRT 219 フロントフォークセット
TTX36 GP リアショック
ステアリングダンパー

アクラポヴィッチ製 レーシングパーツ
Akrapovic Full Evo 2 Titanium

ブレンボ製 レーシングパーツ
GP4-RXフロントキャリパーセット 
Z04ブレーキパッド 
320mm Tドライブディスクセット 
19RCS Corsa Corta マスターブレーキシリンダー 
リモートアジャスター
クラッチレバー

ブリヂストン製 スリックタイヤ
RACING BATTLAX V02(前後ソフトコンパウンド)

その他 スペシャルパーツ
レーシングラジエータ 
レーシングハンドルバー 
SBKスイッチ 
ABSエミュレータ 
レーシング520チェーン・スプロケット 
CNCリミテッドトップヨーク
キーレス タンクトップ 
ロックワイヤーボルト 
ステアリングストッパ
超軽量カーボンレースフェアリング 
カーボンフェンダー 
カーボンタンクカバー 
カーボンエアダクト 
レースシート 
耐久レース用スクリーン 
OEMテールライト



気になるのは、YZF-R1 GYTRの馬力なのですが、 "GSX-R1000RYUYO"は212馬力で168kgと発表されているのですが、YZF-R1 GYTRのスペックは、どうやら公表されていないようです。

YZF-R1 GYTRの価格に関しては39,500ユーロと発表されており、単純に今日のレートで日本円に換算すると、503万5800円程になります。


GSX-R1000RYUYO
"GSX-R1000RYUYO"の価格が2万9990ユーロ(約390万円)だったので、YZF-R1 GYTRの方が値段が高いのですが、盛り込まれたスペシャルパーツの数が多い分YZF-R1 GYTRの方がコストパフォーマンスに優れていると思います。


2017年にBMWから全世界750台限定で生産されたサーキット専用モデルのBMW HP4 RACEが日本円で1,000万円(税込)でした。


BMW HP4 RACE

メインフレームまでカーボンで作られているBMW HP4 RACEよりもYZF-R1 GYTRは実用性があり、価格も安いので20台と言わず200台くらい販売しても売れたのでしょうが、スペシャルパーツが沢山使われていることから増産すると赤字なのかもしれませんね。

よくよく考えてみれば、ドカティはスーパーレッジェーラ、アプリリアからもRSV4 R FW-GPが過去にサーキット専用のスペシャルモデルが発表されています。


DUCATI 1299 スーパーレッジェーラ

APRILIA RSV4 R FW-GP
この手のクローズドコース専用高級バイクは、世界のお金持ちの方々に人気なのでしょうか?
私には全く縁のないことが非常に悲しいです・・・



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コメント

  1. そう考えるとNinja H2Rが高価なのも頷けますね。

    そういえばSBKの車両価格が4万ユーロと制限されてましたが年々車体の値段が上がってきてるので変更されそうですね。

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    1. コメントありがとうございます!
      おっしゃる通り、車両価格は上がってきてますねぇ・・・・
      レギュレーションが変更されるのも遠い未来ではないかもしれませんね。
      バイクの価格は上がるのに、私の所得は全く上がらないので辛いです・・・
      2006年頃までは、今の600ccの値段で1000ccのバイクが買えてたのに・・・
      4輪も2輪も排ガス規制を始め、電子制御やら運転アシストやらの電子制御などで、どんどん値段は上昇する一方で安くなることは無いでしょうね・・・

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  2. 最悪の場合はバイク製造撤退しかねないですよ。国産とBMWはバイク以外も手掛けていますが、アプリリアやドゥカティは厳しい事になりそうで・・

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    1. 国産はまだしも、アプリリアもアグスタもドカティもイタリアメーカーは何度も潰れては買収されてますからね・・・・
      ここで大不況が来たらアグスタ潰れちゃったりして・・・

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