2019年モデルのBMW S1000RRが正式発表! トム・サイクスはBMWモトラッド・ワールドSBK チームよりWSBKフル参戦


9月にデザイン画が流出し、バルセロナ市内を集団で公道最終テストを行っていたフルモデルチェンジした2019年モデルのBMW S1000RRがイタリアのミラノで開催されているEICMA 2018で発表されました。

ヘッドライトは今モデルから左右対称となり、非常にコンパクトで軽量なバイクになっており、今までのS1000RRと比べ 全てにおいてスペックが上回っています!

日本での発売時期や販売価格は現段階で公表されていませんが、価格は18.750 €との事で、今日のレートで単純に換算すると約243万円になります。

また、EICMA 2018の会場で"BMWモトラッド・ワールドSBK チーム"より、トム・サイクスとマーカス・レイテルバーガーが2019年シーズンのWSBKに参戦することが正式に発表されました。

今日はEICMA 2018でフルモデルチェンジが発表されたBMW S1000RRについて紹介したいと思います。


2019年式 BMW S1000RRのプロモーション動画




2019年式 BMW S1000RR 発表動画




2019年式 BMW S1000RRの注目ポイント




・エンジン単体で従来モデルより4 kgの軽量化、車重は208kgから197kgへ11kgの軽量化
・出力とトルクの増加:207馬力(北米モデル:151,500rpmで205馬力)、11,000 rpmで113Nm
・5,500〜14,500rpmのトルクは低くても100Nm
・吸気タイミングのバルブタイミングとバルブストロークを変化させるBMWシフトカムを搭載
・フレックスフレームを搭載した新開発のサスペンションにより、エンジンはより多くの耐荷重機能を持つ
・フレックスフレームによる大幅に改善された人間工学
・電子制御サスペンションは、次世代のDDC(ダイナミックダンピングコントロール)を採用し、ハンドリング性能を更に改善
・従来モデルより300g軽量化した新しい後輪サスペンション
・軽量化されたサイレンサー付きの新しい排気システム
・新しい6軸センサークラスター
・エンジンブレーキ調節機能
・4つのライディングモード(レイン・ロード・ダイナミック・レース)に加え、オプションで3つまでマッピングを自由にプログラムし追加できるプロモードを用意
・クラッチ操作無しでシフトアップ・ダウンが可能な上、正シフト・逆シフトが選択可能なHPシフトアシストプロを装備
・オプションとして、電子クルーズコントロールを用意
・6.5インチのTFT液晶デジタルメーター


フルモデルチェンジしたBMW S1000RRには、4輪と同様の"Mパッケージ"と呼ばれるものが用意されており、STDモデルに対し以下の変更点があります。

2019年式 BMW S1000RR Mパッケージ内容



・モータースポーツペイント仕上げ
・Mカーボンファイバーホイール
・M軽量バッテリー
・リヤ車高調整とスイングアームピボット付きのMシャーシキット
・Mスポーツシート
・Proモードを標準装備


2019年式 BMW S1000RRのスペック

車名:BMW S1000RR
全長×全幅×全高:2073mm✕846mm✕ ?mm
軸間距離:1441㎜
シート高:824mm
キャスター:66.9°
トレール:93.9mm
エンジン種類:水冷4ストローク直列4気筒
弁方式:DOHC4バルブ BMW ShiftCam(可変吸気カムシャフト)搭載
総排気量:999cm3
内径×行程:80.0mm×49.7mm
圧縮比:13.3:1
最高出力:152kW(207PS)/13,500 rpm
最大トルク:113Nm/11,000rpm
燃料供給方式:可変吸気マニホールド搭載 電子噴射
トランスミッション:6速
トラクションコントロール:DTC(ダイナミックトラクションコントロール)
フレーム:アルミニウム複合ブリッジフレーム、モータベアリング
ブレーキ形式:前/φ320㎜ダブルディスク
       後 /φ220㎜ディスク
タイヤサイズ:前/ 120/70ZR17
       後/ 190/55ZR17
燃料タンク容量:16.5L
車両重量:197kg(Mパッケージ193.5kg)
カラーリング:モータースポーツ、レーシングレッドユニの2種類
その他 標準装備:BMW Motorrad ABS、ABS PRO、DTC(ダイナミックトラクションコントロール)、HSC(ヒルスタートコントロール)、4つの走行モード(レイン、ロード、ダイナミック、レース)、シフトアシスタントプロ、液晶TFTディスプレイ、LEDインジケータ、LEDヘッドライトとテールライト



2019年式 BMW S1000RR ギャラリー
































新しいBMW S1000RRですが、事前に流出していたスパイショットデザイン画像よりもメチャクチャかっこいいですね!!
前年までのモデルはトリコロールカラーで225万5000円でしたが、日本国内での正式な販売価格が気になるところです。
また、予てより噂されていたトム・サイクスの移籍先ですが噂通りの移籍内容となり、やっと正式に発表されました。
レイのカワサキ移籍以降サイクスがZX-10Rで速さが衰えた理由として、サイクスがピーキーなエンジン特性を好むライダーなのに、WSBKの回転数制限なども作用しZX-10Rがマイルドになったからとも言われています。
新しく生まれ変わったS1000RRで、サイクスには是非とも頑張って欲しいものです!
来季のWSBKは、いよいよ実戦投入されるパニガーレV4Rや、HRCのバックアップを受け清成 龍一選手のフル参戦など早くも見どころ満載で、シーズンオフテストから目が離せません!




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