WSBK 第13戦 カタールROUNDのSBKクラス決勝レース結果とレース動画! サイクスは2019年に新型S1000RRを駆る!?



10月25日~27日の日程で、2018年シーズン最後となるWSBK 第13戦 カタールROUNDが開催されました。

SBKクラスでは既にジョナサン・レイのタイトルが決まっていますが、ZX-10Rの育ての親と言っても過言ではないチームメイトのトム・サイクスにとってカワサキでの最後のレースとなりました。

また、ドカティ史上最後になるであろう2気筒スーパーバイクのパニガーレRでの最後のレースでもありました。

SSPクラスについては、サンドロ・コルテセが2018年のWSSPタイトル獲得をし、レース動画と共にコチラの記事に掲載しています。

日曜日のSSPクラスの決勝レースの後に、SBKクラスの決勝レース2が行われる予定だったのですが、午前中にロサイル・インターナショナル・サーキットを直撃した嵐の影響で、SSPクラスは開催したもの、SBKクラスとのバイクのパワーとタイヤの違いを考慮して、SBKクラスの決勝レース2は安全ではないと判断され中止となりました。

よって、本日は2018年シーズン最後となった WSBK 第13戦 カタールROUNDのSBKクラス 決勝レース1のレース動画とリザルト、2019年のSBKクラスの参戦ライダーについて少しだけ紹介したいと思います。



WSBK 第13戦 カタールROUND SBKクラス 決勝レース1 動画


レース動画はコチラ
クリックすると動画掲載ページに飛びます。



WSBK 第13戦 カタールROUND SBKクラスレース1 リザルト
※画像クリックで拡大します。


タイトルが決まってもレイは速さを緩めることがなく、本当に強いですね。
また、ZX-10Rの開発に貢献したトム・サイクスは最終戦のカタールROUNDがZX-10Rで走る最後のレースとなりました。

トム・サイクス&ZX-10Rの最後のレース(2018年カタールROUND)
サイクスと言えばZX-10Rというイメージが強かったので来季はBMWのバイクに乗るイメージが現段階では想像できません・・・

また、このレースを最後にドカティ伝統の2気筒スーパーバイクがレース界から姿を消すのは本当に寂しくなります。
来年からWSBKを走るパニガーレV4は王者ジョナサン・レイに一矢報いることができるでしょうか!?

BSB ブランズハッチ・GPでのパニガーレV4プロトタイプの映像





ちなみに、2019年のWSBKに関してですが、アプリリアファンの私としては凄く悲しいのですが、アプリリアとMVアグスタがSBKクラスから消えることになりそうです。
よって、ユージン・ラバティとロレンツォ・サバトーリはシートが決まっていません。

皆さんご存知の通り、Aruba.it Ducatiは、チャズ・デイビスが残留し、チームメイトとしてMotoGPクラスからアルバロ・バウディスタが参戦します。



GPOne.comによりますと、今年のレギュラーライダーだったマルコ・メランドリに関しては、BMWやヤマハへの移籍が噂されていましたが、Moto Americaへ参戦する可能性が高くなっているそうです。

また、ドカティのプライベートチームのBarni Racing Teamですが、今シーズンのレギュラーライダーのシャビ・フォレスは契約を交わしておらず、Aruba.it Racing–Junior Teamのマイケル・リナルディを来季起用する動きのようです。

SSPクラスの2018年チャンピオンとなったサンドロ・コルテセは2019年からSBKクラスへ参入するGMTヤマハへの加入が決定しています。

レオン・ハスラムのKawasaki Racing Teamへの加入により、シートを失うことになったトム・サイクスですが、兼ねての噂ではGMTヤマハへの移籍や、Red Bull Hondaへの移籍の噂が取り上げられていましたが、最終的にShaun Muir Racing(元ミルウォーキー・アプリリア)へ加入する可能性が高いそうです。

Shaun Muir Racingは来季、アプリリアのマシンからBMWのマシンに切り替えることを発表しているので、2019年はフルモデルチェンジしたS1000RRを駆るトム・サイクスの姿を見ることになりそうです。


バルセロナ市内での公道最終テスト中の2019年式BMW S1000RR
チームメイトは、STK1000で2018年タイトルを獲得したレイテルバーガーになる予定です。
2019年シーズンは多数のライダーの移籍もあり、パニガーレV4と新型になるS1000RRが投入されることで、どんなシーズンになるのか非常に楽しみです。
2019年の各チームとライダーの動向が固まったら、改めて参戦リストをまとめたいと思います。



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コメント

  1. RSV4はモデル落ち自体もきまったようなのでオーナーとしては本当に悲しいですね…今シーズンを見てても最終戦ポール獲得を含めて未だに戦えるマシンだってことを印象付けたなぁと。メーカーのバックアップがもう少しあれば優勝だって十分出来たのに勿体ないですね。

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  2. そうですよ!カタールでのポールは見ている方もびっくりでした(笑)
    毎年市販車も、雑誌では取り上げられないような場所が少しづつアップデートされているんですけど、基本設計が長い割に、こんなに長く戦えるのは凄いことだと思います!
    ギュントーリが1回、ビアッジが2回タイトルを獲得しているし、マニファクチャラーは4回獲得していますしね。
    今までにない程のアプリリアの名車が消えるのは悲しいですが、2020年に新型になって帰ってきてくれる事を願います!!

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