MotoGPは先週の日本GPから、3週連続開催となっており10月26日~28日の日程で、MotoGP第17戦オーストラリアGPがフィリップアイランド サーキットで開催されます。
既に、日本GPでマルク・マルケスが2018年のタイトルを獲得したのでMotoGPクラスは消化レースとなりますが、moto3クラスはホルヘ・マルティンが204pt、マルコ・ベゼッキが203ptとなっており白熱したタイトル争いが繰り広げられています。
moto2クラスでは、日本GPの決勝レース中、最終ラップにエンジンが破損してエンジンパーツの一部が左脚に激突し、脛骨を骨折したボ・ベンスナイダーですが、東京都内の病院で手術を受けオーストラリアGPは欠場が発表されており、代役として31歳のオーストラリア人ライダー、ブライアン・スタリングが起用されることが発表されています。
久しぶりにブライアン・スタリングの走りを世界選手権で見れますね!
MotoGPクラスでは負傷により欠場するホルヘ・ロレンソの代役として、ドゥカティ・チームからアルバロ・バウディスタの起用が発表されています。
今日はオーストラリアGPの開催地であるフィリップアイランド サーキットの紹介と、その他のニュース、第17戦オーストラリアGPについて紹介したいと思います。
フィリップアイランド サーキット概要
オーストラリア・ビクトリア州のウェスタンポート湾の入り口に浮かぶフィリップ島では、1920年頃から公道を利用した四輪レースが行われ、1931年に初めて二輪レースが開催されました。
1956年にレーストラックを建設し、1970年後半から1980年前半に渡ってサーキットが放置されましたが、1985年に500万豪ドルを投じた改修工事を実施しました。
1989年に初のオーストラリア・グランプリがフィリップアイランド・グランプリ・サーキットで開催。
1991年からの6年間はオーストラリア最大の都市シドニーに位置するイースタン・クリーク・レースウェイで開催されるのですが、その後1997年に7年振りに復帰すると、開催日程に定着しました。
2004年に、サーキットの所有者であるリンフォックス・プロパティ社が300万豪ドルを投資して安全面の改修工事を実施しています。
海に近い立地上、風が強いが、高速で流れるようなレイアウトは、ライダーたちから人気が高く、毎年スペクタクルなバトルが展開されます。
2016年4月、ビクトリア州政府とドルナスポーツとの間で、MotoGP世界選手権を2026年まで、また、スーパーバイク世界選手権を2027年まで開催することに関して合意しています。
全長:4.4km
コーナー数:12(左7 右5)
コース幅:13m
ホームストレート:900m
パッシングポイントはホームストレートから1コーナーの区間、4コーナー、7コーナーから8コーナーの高速切り返し区間、下りとなる10コーナーです。
記事冒頭で取り上げた以外のニュースですが、ニッコロ・アントネリが日本GPの決勝レースで転倒をした際に、左足と脊椎を骨折してしまい治療を受けるためにイタリアに帰国しています。
よって、今週末のオーストラリアGPとマレーシアGPを欠場することが発表されています。
アントネリ選手の代役のヤリ・モンテッラ選手 |
アントネリ選手の代役には、moto3ジュニア世界選手権に参戦しているイタリア人ライダーで18歳のヤリ・モンテッラ選手の起用が発表されています。
なお、スチュワートパネルは決勝レース後に、アントネリの転倒を引き起こしたビセンテ・ペレスに対して、次戦でグリッドポジションを6つ降格するペナルティを発表しています。
また、ペナルティを発表したスチュワートパネルから、2019年シーズンの人事について変更が発表されています。
Motogpレジェンドライダーのフレディ・スペンサー氏が2019年から、FIM MotoGP スチュワードパネルのチェアマンに就任することが発表されました。
要するに組織のトップで会長職とでも言いましょうか・・・
なお、現在レースディレクターとスチュワートパネルのチェアマンを兼任しているマイク・ウェブ氏は、来季からレースディレクターに専従するそうです。
また、先日の日本GPでMotoE World Cupの車両を原田哲也氏がデモランを行いましたが、来季の参戦ライダーについて動きもあり、アビンティア・レーシングからは、シャビエル・シメオンとエリック・グラナドを起用することが発表されました。
他チームの参戦ライダーについては、既にダイナボルト・インタクトGPは、イェスコ・ラフィンの起用を発表しており、アンヘル・ニエト・チームは、元125ccクラス王者のニコラス・テロル、グレシーニ・レーシングは、125ccクラスに参戦していたマッテオ・フェラーリの起用を発表しています。
MotoE World Cupは、ヘレス・サーキットで11月23日からオフィシャルテストが開催される予定です。
最後にMotoGP第17戦オーストラリアGPのタイムスケジュールですが以下の通りです。
MotoGP第17戦オーストラリアGPタイムスケジュール
10月26日(金)
10:00~10:40 Moto3クラス FP1
10:55~11:40 MotoGPクラス FP1
11:55~12:40 Moto2クラス FP1
14:10~14:50 Moto3クラス FP2
15:05~15:50 MotoGPクラス FP2
16:05~16:50 Moto2クラス FP2
10月27日(土)
08:00~08:40 Moto3クラス FP3
09:55~09:40 Moto2クラス FP3
09:55~10:40 MotoGPクラス FP3
11:35~12:15 Moto3クラス 公式予選
12:30~13:15 Moto2クラス 公式予選
13:30~14:00 MotoGPクラス FP4
14:10~14:25 MotoGPクラス Q1
14:35~14:50 MotoGPクラス Q2
15:00~ MotoGPクラス プレスカンファレンス
10月28日(日)
08:40~09:00 Moto3クラス Warm Up
09:10~09:30 Moto2クラス Warm Up
09:40~10:00 MotoGPクラス Warm Up
11:00~ Moto3クラス 決勝レース
12:20~ Moto2クラス 決勝レース
14:00~ MotoGPクラス 決勝レース
景観が美しいフィリップアイランドは個人的に世界で一番好きなサーキットなので思い入れがあり、毎年MotoGPのオーストラリアGPを見ると「今年もあと少しなんだなぁ・・・」と実感します。
接戦のmoto3クラスの決勝レースに注目したいと思います!
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