10月19日から開催!イベントも盛りだくさんの MotoGP 第16戦 日本GP について!



いよいよ10月19日から、ツインリンクもてぎでMotoGP第16戦 日本GPが開催されます。

今年の日本GPへワイルドカード参戦する日本人ライダーですが、moto3クラスに当初、J-GP3クラスで暫定ランキングトップの岡谷 雄太選手が申請していましたが、参戦体制が整わずワイルドカード参戦を辞退しました。

よって、moto3クラスには岡崎 静夏選手に権利がまわり、岡崎 選手と福嶋 佑斗選手が参戦することになりました。

MotoGPクラスには、日本GPに7年連続でワイルドカード参戦となる中須賀 克行選手とシルバン・ギュントーリ選手がエントリーしています。

また、MotoGP 前夜祭トークショーには24名の現役ライダーが出演予定となっており、2019年から始まるMotoE ワールドカップの車両を使ったデモンストレーションランを原田 哲也氏が行うなどイベントも満載です!

今日は、見どころ満載のMotoGP 第16戦 日本GPのコース紹介、ワイルドカード参戦2名のコメント、MotoGPクラスへ参戦している各選手のコメント、タイムスケジュール、トークショーの出演予定などを紹介したいと思います。



2018 MotoGP 日本グランプリ テレビCM




ツインリンクもてぎコース概要

栃木県の緑豊かな茂木町で1997年8月に開業したツインリンクもてぎは、英語のツインとドイツ語のリンクをつなぎ合わせた造語で、アメリカンスタイルのオーバルコース、ヨーロッパスタイルのロードコースの2つのレーシングコースを表すと共に、人と自然の触れ合いや調和、人と人との出会いや結び付きの意味を込めて名づけられました。

開業から1年半後の1999年4月に日本GPが初開催され、当時は鈴鹿サーキットと隔年開催となる予定でしたが初開催時の実績が評価され、2000年から4月に鈴鹿サーキットで日本GP、10月にツインリンクもてぎでパシフィックGPが個々に開催される事となりました。
2004年から2008年まで毎年9月に開催しており、2009年から毎年4月に開催する予定でしたが、2010年はアイスランドの火山噴火により大規模な空路封鎖が発生し、移動が困難となったため、10月に延期。
2011年には、東日本大震災により1ヶ月ほどの営業休止を強いられたため、10月に延期され、2012年からは毎年10月に開催されています。
2006年、本田技研工業の100%子会社から鈴鹿サーキットを運営する鈴鹿サーキットランドと対等合併し、モビリティランドとして新たにスタートすると、2012年3月13日にドルナスポーツとの間で2014年から5年間、ツインリンクもてぎでの開催に関して合意し2018年までの開催が決定しています。



全長:4.8km
コーナー数:14(左6 右8)
コース幅:15m
最大直線:762m

MotoGPコースレコード:ホルヘ・ロレンソ(2015年) 1'43.790

元MotoGPライダー 中野 真矢氏によるコース紹介





日本GPではMotoGPクラスのライダーが全員参加するサイン会が行われます。
世界を転戦するMotoGPで、ライダー全員が参加するサイン会を開催しているのは日本GPだけで、憧れのライダーと触れ合える貴重な機会です!
初日の金曜日しかサイン会は行われないのですが、観戦に行かれる方は7:30から受付が始まり、抽選に当たると参加できます!
是非早朝から足を運び、サイン会の抽選に参加してみてはいかがでしょうか!?




日本GPへワイルドカード参戦する岡崎選手と中須賀選手のコメント



岡崎 静夏選手のコメント
「年齢的にワイルドカード参戦は最後のチャンスなので、挑戦させてもらえることに感謝しています。
どう戦えるかは分かりませんが、2年前に比べればライダーとして成長していると思うので、少しでも世界の走りを学ぶことができればと思っています。
スポンサー、チームを始め応援してくださる皆さんに感謝いたします。」




中須賀 克行選手のコメント
「今年の日本GPも、YZR-M1の開発評価が目的になります。
今回は鈴鹿8耐と同様、YZF-R1の20周年を記念した赤・白のYZR-M1で出場します。
鈴鹿8耐は怪我で決勝を走れず、優勝の喜びこそありましたが自らの走りでファンの皆さんに楽しんでもらえず悔しさがありました。

日本GPは世界が注目する最高の舞台なので、できる限りファンの皆さんに楽しんでもらいながら、長年ともに戦ってきたR1の20周年を印象づけられるようしっかり走り切りたいと思います。」



中須賀選手の乗るR1 20周年カラーのYZR-M1



MotoGPクラスへ参戦している各選手のコメント




マルク・マルケスのコメント
「僕たちにとって非常に重要なホンダのホームレースで最初のマッチボールとなります。
当然、ホンダと地元のファンの前でベストリザルトを獲得できるように挑みます。
もてぎはストップ・アンド・ゴーのコースです。
強い加速力が重要なカギとなるから、ドゥカティのレベルに追いつきたければ、この分野を少し改善し、懸命に働く必要があります。


落ち着いて、状況を可能な限り上手くマネージメントすることを心がけます。
重要なのは、場所に関係なく、僕たちの目標を達成することです。」



ダニ・ペドロサのコメント
「過去には、もてぎで素晴らしいリザルトを獲得した経験があります。
とても楽しく走れるトラックですが、何度も困難なことを克服する必要がありました。
何が起きるか解からないから状況を待たなければなりませんが、今年は上手く走りたいです。
ペースとセットアップに関しては、ここ数戦の向上を続けて行きたいです。


日本のファンはいつも僕を温かく迎え入れてくれ、彼らの応援を感じています。
彼らにもう一度会いたいです。」




アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「ブリーラムでのレース後タイトル争いは、ほぼ終結したと言えます。
僕たちが最も重要なことは、今後のレースに向けて仕事を続けることです。
僕たちは週末を通じてバイクのことを、より一層理解しているのでシーズンの終盤戦が非常に重要となって来ます。
目標は勝利です。


もてぎは大好きなコースです。
僕たちのデスモセディチはブレーキングと加速が非常に強いので、日本でマルクにリベンジしたいです。」




ホルヘ・ロレンソのコメント
「走ることができなかった日から数日が過ぎ、ここ数日間は休息とリハビリに専念してきました。
良い感じになってきましたが、最初のセッションでバイクに乗って足と手首の回復具合を確認します。


日本で走りたいです。
本当に上手く走れるサーキットですが、まずは体調を確認します。」





バレンティーノ・ロッシのコメント
「タイGPの後、5週間も家から離れたくなかったのでイタリアに戻り、3連戦に向けてトレーニングを積みました。
強くなれるという楽観的な気分で日本に到着しました。
もてぎは僕にとって良いトラックなので好きです。


昨年は悪夢のようなレースになってしまったので、今年はドライになってほしいです。
日本だけでなく、これからの3週間何か起きるか見てみます。
バイクが本当に改良されていれば、この3連戦は戦闘的にならなければいけません。」



マーベリック・ビニャーレスのコメント
「ブリーラムでのグランプリ後、あのレースとあの週末は、僕たちにとって通常でなければいけないと思いました
僕たちはいるべきところに戻りました。
バイクをポジティブに変更させ、すごく良い感じがあり、チームは良く働きました。
懸命な仕事の後で、ようやく結果を掴んだと思います。
小さな変更により、その成果が出ています。

タイでのストロングポイントは、コーナリングスピードです。
旋回も非常に速く、その一方で使用したタイヤは通常のタイヤとは違っていたので僕たちに役に立ったと思います。
また、重量配分も変更して、これが重要な役割を果たしました。
違いを生み出したのは、タイヤなのか、新しいコンフィグレーションなのか、もてぎで検証したいです。


もてぎはヤマハのホームグランプリなので、僕たちにとって非常に特別です。
僕たちを常にサポートしてくれるヤマハの関係者やファンの前で素晴らしいパフォーマンスをすることが非常に重要です。
レースが待ち切れません。」




ヨハン・ザルコのコメント
「もてぎはとても素晴らしいトラックです。
125ccクラスで優勝した2011年、moto2クラスのタイトルを獲得した2015年、ポールポジションを獲得した昨年など素晴らしい思い出があります。
昨年は週末を通じて雨だったから、もしドライとなれば、ヤマハで初めて走ることになりますが、グッドなリザルトを獲得できると思います。


タイのように優勝者に接近できるかは解かりませんが、もう一度あのポジションに進出したいです。
トップ5なら、最高です。
インディペンデントチームライダーのトップは常にメインターゲットになっています。
パドックを含めて特別な雰囲気です。
このサーキットで速く走りたいです。」




アンドレア・イアンノーネのコメント
「日本は僕たちにとって重要なレースだと思います。
ホームレースで、ファクトリーから関係者が駆けつけ、沢山のファンが僕たちをサポートしてくれます。
トラックに対して大きな期待感があります。
昨年はコンディションが非常に違い、本当に良い週末でした。
ここ数戦のパフォーマンスは非常に強かったので、ポジティブな週末になることを期待します。」





アレックス・リンスのコメント
「大きな期待感を抱いて日本に到着しました。
スズキのホームグランプリです。
昨年はレインコンディションの中で良いレースができました。
僕たちのバイクは、強いパフォーマンスを見せることができます。


ここ数戦のポジティブな流れを維持することが重要で、ファクトリーのサポートを受ければ、さらにプッシュできるでしょう。」




トーマス・ルティのコメント
「日本での第一目標は、シーズン初のポイントを獲得することです。
日本は大好きな所で、ツインリンクもてぎには良い思い出があります。
ホンダにとって非常に重要なレースで強くなりたいです。
グッドなリザルトで3連戦の緒戦を良い感じで始めたいと思います。」




アレイシ・エスパルガロのコメント
「国、ファン、食事など、日本が大好きで、もてぎのトラックもお気に入りです。
ブレーキセクションを考慮したレイアウトで、僕はいつも非常に戦闘的で走れていました。
RS-GPと僕の両方はブレーキングで非常に強いです。」


来季の契約が中々決まっていなかった中上 貴晶選手ですが、2019年シーズンも出光興産の支援を受け、LCR・ホンダ・イデミツから参戦することが発表されました。



中上 貴晶選手のコメント
「2019年もLCR・ホンダ・イデミツから参戦できることが本当に嬉しいです。
素晴らしい支援をしてくれる出光興産、僕を信頼してくれ、闘える環境を準備してくれる本田技研とHRCに感謝します。

LCR・ホンダ・イデミツはプロフェッショナルなグループです。
最高峰クラスのデビューシーンに挑んだ僕にとっては最高のチームです。
代表のルーチョ、チームのみんなと継続して参戦できることがとても嬉しいです。
新たなシーズンが待ち切れません。
まずは、今週末のもてぎと残りのシーズンにも集中します。」



ルーチョ・チェッキネロ氏 (LCR・ホンダ チーム代表)のコメント
「来季に向けて、出光興産、本田技研、HRCが中上の支援を継続してくれて大変嬉しいです。
彼のデビューシーンと共に一緒に戦えることは本当に喜びでした。
最高峰クラスのデビューは、レベルが非常に高いことから、簡単な移行ではありませんが、タカは非凡な才能と学習意欲を発揮し、新人勢の中でベストルーキーになることが何度もありました。
チームを代表してタカと共に新たな挑戦を成功させるために、このアバンチュールを継続する機会を提供してくれた出光興産と本田技研、HRCに感謝します。」

とのコメントです。
moto2クラスに参戦している長島 哲太選手もストップ・アンド・ゴー・レーシング・チームと2019年から2年間の契約更新を発表しています。






MotoGP日本グランプリへ向けたライダーインタビュー動画



 MotoGP 第16戦 日本GPのレーススケジュールと、MotoGP 前夜祭 トークショー出演予定表、MotoGPクラス ライダー全員参加 サイン会 スケジュールについては以下の日程で行われます。


MotoGP 第16戦 日本GP タイムスケジュール

10月19日(
09:00~09:40 Moto3クラス FP1
09:55~10:40 MotoGPクラス FP1
10:55~11:40 Moto2クラス FP1
13:10~13:50 Moto3クラス FP2
14:05~14:50 MotoGPクラス FP2
15:05~15:50 Moto2クラス FP2

10月20日(
09:00~09:40 Moto3クラス FP3
09:55~10:40 MotoGPクラス FP3
10:55~11:40 Moto2クラス FP3
12:35~13:15 Moto3クラス 公式予選
13:30~14:00 MotoGPクラス FP4
14:10~14:25 MotoGPクラス Q1
14:35~14:50 MotoGPクラス Q2
15:05~15:50 Moto2クラス 公式予選
17:00~      MotoGPクラス プレスカンファレンス


10月21日(
08:40~09:00 Moto3クラス Warm Up
09:10~09:30 Moto2クラス Warm Up
09:40~10:00 MotoGPクラス Warm Up
11:00~    Moto3クラス 決勝レース
12:20~    Moto2クラス 決勝レース
14:00~    MotoGPクラス 決勝レース


MotoGP 前夜祭 トークショー出演予定表


10月19日(
16:15~16:25  ザビエル・シメオン、ティト・ラバト
16:25~16:35  ブラッドリー・スミス、ポル・エスパルガロ
17:10~17:20  ヨハン・ザルコ、ハフィス・シャリン
17:20~17:30  アレイシ・エスパルガロ、スコット・レディング
17:45~17:55  トーマス・ルティ、フランコ・モルビデリ
18:00~18:20  RGツーリングクラブ

18:20~18:40 青木宣篤氏、上田昇氏

10月20日(
16:15~16:25  アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンス
16:30~16:40 ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラー
16:45~16:55 カレル・アブラハム、アルバロ・バウティスタ
17:05~17:15 アンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソ
18:00~18:10 マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ
18:20~18:30  中上貴晶選手、カル・クラッチロー

18:30~18:40  バレンティーノ・ロッシ、マーベリック・ヴィニャーレス


MotoGPクラス ライダー全員参加 サイン会 スケジュール

10月19日(

開催時間:①16:20~16:40 ②16:55~17:15
開催場所:スーパースピードウェイ1ターン特設会場
受付時間:7:30~ ※当選予定数に達し次第終了
受付場所:中央芝生エリア
対象者 : 抽選(抽選会にて当選した方のみご参加いただけます。)
料金  :無料

参加ライダー
①バレンティーノ・ロッシ
 マーベリック・ヴィニャーレス
 アンドレア・イアンノーネ
 アレックス・リンス
 カル・クラッチロー
 中上 貴晶選手
 アレイシ・エスパルガロ
 スコット・レディング
 ジャック・ミラー
 ダニロ・ペトルッチ
 フランコ・モルビデリ
 トーマス・ルティ
 アルバロ・バウティスタ
 カレル・アブラハム

②マルク・マルケス
 ダニ・ペドロサ
 アンドレア・ドヴィジオーゾ
 ホルヘ・ロレンソ
 ブラッドリー・スミス
 ポル・エスパルガロ
 ヨハン・ザルコ
 ハフィス・シャリン
 ティト・ラバト
 ザビエル・シメオン
 長島 哲太
 佐々木 歩夢
 鳥羽 海渡
 鈴木 竜生

※レース・ライダー状況により一部のライダーが参加できない場合があります。




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コメント

  1. 中上選手は来季LCRで継続との事だが、moto2に戻ってやり直したほうがいいんじゃないだろうか。
    最低でも中須賀選手より前でフィニッシュしないと。

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    1. コメントありがとうございます。
      言いたいことは解ります・・・
      MotoGPへステップアップする際も、「日本人だからステップアップできた」との声も上がりました。
      来季は2年目ですし、誰もが納得するような走りを見せて欲しいところです!

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