10月12日~14日の日程でWSBK 第12戦 アルゼンチンROUNDが開催されます。
アルゼンチンROUNDの舞台サンファンビリカン サーキットは竣工されたばかりのサーキットで、今週のスーパーバイク世界選手権が初めてのレース開催となります!
SSPクラス以外のクラスは既に今シーズンのチャンピオンが決定していますが、チャンピオンシップにおいてコルセテが169pt クルーセルが158ptという状況で接戦となっており、初開催のサーキットでどのようなレース内容になるのか注目されています。
また、2019年からSBKクラスはヨーロッパROUNDに限り、1ラウンドに3レース開催することをFIMとドルナスポーツが発表しました。
今日は初レースとなるサンファンビリカン サーキットのコース紹介と、来季から導入される1ROUND 3レース制について、サンドロ・コルセテがアルゼンチンROUNDでタイトル確定となる条件、タイムスケジュールを紹介したいと思います。
サンファンビリカン サーキット コース概要
トップレベルの国内レースと国際レースを開催できるように設計されたアルゼンチンで一番新しいサーキットである、サンファンビリカン サーキットの初レースは、今週行われるスーパーバイク世界選手権となります。
アルバルドン市の近くに位置するサーキットは、険しいアンデス沿いのアルゼンチンの北から南へと伸びる5,000kmの道のりであるルート40と並んでいます。
ルート40は、モータースポーツのファンだけでなく、アルゼンチン国内で最高の景色が見られ有名な観光名所です。
1億7千万ペソ(日本円にして約5億2千万円)を投じたサーキットはFIMグレードAとFIAグレード2の基準に基づいて建設されており、2015年にサン・フアン州政府によって最初に発表されたトラックから、コースレイアウトや設計の練り直しが繰り返行われ、FIMからの介入により最終的なレイアウトが決定し、アルゼンチンの建築家レオナルド・ステラ氏が手掛けました。
工事は2016年10月に始まり2018年の夏に完成し、全長4.276kmのコースは、17のコーナー(左10 右7)と、10,000人を収容する客席を備えています。
印象的である、ピットレーンの建物には最大64のガレージを備えています。
全長:4.276 Km
コーナー数:19(左10 右7)
ホームストレート:546m
コース図を見る限り、ストップ&ゴーなコースであることが解ります。
コーナーの連続する区間もテクニカルなコースで、ホームストレートよりもバックストレートのほうが長く、ブレーキングが鍵となることが予想されます!
複雑なコースレイアウトがタイトル争いが接戦のSSPクラスにどう影響するか見ものです!!
注目のSSPクラスのポイントランキングTOP5と、サンドロ・コルセテがアルゼンチンROUNDでタイトル確定となる条件は、以下の通りとなっています。
SSPクラス 第11戦を終えてのポイントランキングTOP5
1位 サンドロ・コルセテ 169pt (YAMAHA)
2位 ジュール・クルーセル 158pt (YAMAHA)
3位 ランディ・クルメナッハー 140pt (YAMAHA)
4位 フェデリコ・カリカスロ 132pt (YAMAHA)
5位 ラファエル・デ・ローサ 128pt (MV AGUSTA)
サンドロ・コルセテがアルゼンチンROUNDでタイトル確定となる条件
コルセテがレースで勝利した場合
◯クルーセルが6位以下でタイトル確定
コルテーゼが2位でレースを終えた場合
◯クルーセルが11位以下でチェッカー、クルメナッハーが3位以内でタイトル確定
コルテーゼが3位でレースを終えた場合
◯クルーセルが15 位以下でチェッカー、クルメナッハーが4位以下でチェッカー
となっております。
記事冒頭でも触れた SBKクラスの、ヨーロッパROUNDに限り行われる 1ラウンドに3レース開催についてですが、土曜日にレース1が現地時間の14:00から行われ、日曜日の現地時間11:00からはショートスプリントのレース2が開催。
同じく日曜日の14:00からレース3が開催され、ヨーロッパで行われる全てのレースがトリプルヘッダーとなります!
ヨーロッパROUNDに限り開催されるトリプルヘッダーについて、WSBKエグゼクティブディレクターのダニエル・カレラ氏のコメントは以下の通りです。
ダニエル・カレラ氏のコメント(WSBKエグゼクティブディレクター)
「2019年シーズンのSBKクラスにおいて、3レースのスプリントレースを開催することを 私たちは長い間計画してきました。
計画がまとまり、喜ばしく思います。
私たちは毎年ファンにエキサイティングなレースをもたらすことを約束しており、ショート スプリントレースの追加は、WSBKにとって、良い経験になると考えています。
我々は最終的な調整に取り組んでおり、近日中に詳細を公開したいと考えています。」
全日本ロードレース選手権では、2016年から最終戦の鈴鹿ROUNDで採用されており、中須賀 選手による去年のコメントでは「ショートスプリントはパッシングポイントやライバルの動きを見たり考えている余裕がありません。
前に出るチャンスをこじ開けて行かなければならないし、常にプッシュしなくてはならない。」とコメントしています。
果たして、来年からヨーロッパROUNDに限り開催されるトリプルヘッダーは、どの様なドラマを産むのでしょうか!?非常に楽しみです!
最後になりますが、WSBK 第12戦 アルゼンチンROUNDのタイムスケジュールは以下の通りです。
アルゼンチンROUNDと最終戦のカタールROUNDは、時差の関係で視聴するのに中々大変ですね・・・
WSBK 第12戦 アルゼンチンROUND タイムスケジュール
金曜日
21:45~22:25 WorldSBK - FP1
22:40~23:30 WorldSSP - FP1
00:35~01:15 WorldSBK - FP2
03:00~03:50 WorldSSP - FP2
04:05~04:45 WorldSBK - FP3
土曜日
22:45~23:05 WorldSBK - FP4
23:15~23:35 WorldSSP - FP3
01:30~01:45 WorldSBK - SP1
01:55~02:10 WorldSBK - SP2
02:30~02:45 WorldSSP - SP1
02:55~03:10 WorldSSP - SP2
04:00~ WorldSBK - Race 1
日曜日
23:00~23:15 WorldSSP - WUP
23:30~23:45 WorldSBK - WUP
02:30~ WorldSSP - Race
04:00~ WorldSBK - Race 2
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