ユーロ4規制適合で 2ストローク 50cc スクーターのSR50Rがアプリリアより11月30日より発売!



4サイクル化が進む中、2サイクルエンジンを搭載するアプリリアSR50Rは、ユーロ4に適合できず最後の2サイクル50cc スクーターになるのではないか?とも言われていましたが、ユーロ4規制に適合し2019年も発売されます。

アプリリアの人気スポーツスクーターモデルのSR50Rと言えば、50ccとは思えないボディサイズに、2ストロークエンジンが生み出すキレのある走りをするスーパースポーツスクーターです。

2016年中旬まで輸入されていたインジェクションモデルのSR50Rに搭載されていたDITECH(直噴のフューエルインジェクション)に代わり、2016年中旬以降に発売されたモデルと同じく、2019年モデルも燃料供給はキャブレター式となっています。

50ccでも何気にキャブでユーロ4適合って凄いと思います!価格は 324,000円(消費税込)となっており、11月30日より国内販売開始です。






アプリリアSR50Rは、50㏄スクーターにスーパースポーツスクーターというジャンルを確立した最初のモデルで、20年以上の歴史を持ち、水冷2サイクルエンジンや前後ディスクブレーキなどの装備はもちろん、13インチサイズのロープロファイルタイヤと高品質のサスペンション、モーターサイクルのハンドリングにも通じる洗練されたフレームが、今なおクラスを超えた存在となっています。 

2019年モデルの変更点



・ユーロ4規制の適合
・新型エアフィルターの採用
・新デザインのサイレンサーカバー
・新デザインのナンバープレートブラケット
・グラフィックの変更


デザイン

アプリリア SR50Rは、レーシングの世界からの妥協のないデザイン性を、アプリリアのスポーツモデルからインスパイアされたスタイルで表現しています。



デュアルヘッドランプ、セントラルエアーインテーク、テールランプとウィンカーがビルトインされたエアロダイナミクステールフェアリングが、その親和性を強調しています。



装備
快適なライディングポジションを実現する人間工学に基づいたシートを装備し、その下にはフルフェイスヘルメットを1つ収納できるスペースと、小物を収納するのに便利な1リットルの容量を持つポケットを装備しています。



スピードメーターはデジタル表示で、ここにもレーシーな雰囲気を演出する多機能パネルが装着されています。


エンジン



50cc 2ストローク単気筒水冷エンジンHi-Per2 Proは、ユーロ4基準をクリアしながらも高い加速性能を実現し、独特な形状のエキゾーストシステムにはダブルのキャタライザーを装備。

セカンダリエアーシステムを備え、クリーンなエンジンに進化しました。


シャシー構造



高張力スチールフレームは、一般的なスクーターよりもフロントエンドに加重させ、理想に近い重量配分を実現しています。

この結果、モーターサイクルの様な前輪からのフィードバックが得られ、シャシー性能が乗り心地とパフォーマンスの向上に貢献しています。
 また、前後の190mmディスクブレーキと130/60ロープロファイルタイヤを備えた13インチのホイールを備え、高度なロード・グリップと安全性を提供します。



カラーバリエーション


レーシングブラック



フルーオレッド


レーシングホワイト



Aprilia SR50R 2019年モデル スペック



エンジン:2ストローク 水冷単気筒 Hi-Per2 Pro
ボア×ストローク:40㎜×39.3㎜
排気量:49 cc
最高出力:NA
最大トルク:NA
燃料供給:電子制御キャブレター
トランスミッション:自動無断変速(CVT)
クラッチ:自動遠心クラッチ
フレーム:スチールクレードルチューブフレーム
フロントサスペンション:油圧式テレスコピックフォーク
リアサスペンション:モノショック
ブレーキ: フロント φ190mm・ディスク
      リア   φ190mm・ディスク
タイヤ:フロント 130/60×13”
    リア   130/60×13”
シート高:795mm
ガソリンタンク容量:7L
生産国:イタリア
メーカー希望小売価格:¥324,000(消費税込み)




SR50Rは他のスクーターと比べ昔から高価な上、7000rpm以下のトルクがスッカスカだったり、リアサスが固かったりと有名ですが、リミッターカットしただけで80km/h 弱 速度が出ます。
従来のキャブレターモデルは、空気の流入を抑制するリストリクターが付いており、取り除いてメインジェットを大きくすれば更に速度が出ました。
今回のモデルはエアフィルターも新型になっていることから、上記の作業に加えエアフィルターを社外製のものにする必要がありそうですね。


2016年までのインジェクションモデルのSR50Rでは、ECUのセッティングにアプリリアの代理店で特殊な ゲームボーイ 専用機材によりセッティングする必要がありました。




アプリリア ゲームボーイ 専用機材 使用動画



国産バイクからしてみればツッコミどころは多いかと思いますが、燃費の悪さ、環境性能の低さなどの2ストロークエンジンの欠点を改善しながら、販売を継続するアプリリアの熱意と こだわりは素晴らしいと思います!
数年後に電動バイク全盛期の時代が来たとしても、アプリリアにはSR50Rを作り続けてほしいと思います!



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