9月21日～23日の日程で、MotoGP 第14戦 スペインGPがモーターランド・アラゴンで行われます。
早いものでMotoGPも今戦で14戦目となり、アラゴン戦が終わると残り5戦となります。
MotoGPクラスでは、ランキングトップのマルク・マルケスが２位のアンドレア・ドヴィジオーゾに67pt差を付け飛び抜けていますが、moto2クラスはランキングトップのバグナイアと２位のオリベイラが8pt差、moto3クラスもランキングトップのマルティンと２位のベッツェッキが8pt差と毎戦目が離せない状況となってきました！
今日はモーターランド・アラゴンのコース紹介とMotoGPクラスの選手のコメント、第14戦 スペインGPのタイムスケジュールを紹介したいと思います。
モーターランド・アラゴン コース紹介
モーターランド・アラゴンは2009年9月開業しました。
サーキットの建設は、著名なサーキットデザイナーであるドイツ人建築家のヘルマン・ティルケが、イギリスの建設会社フォスター・アンド・パートナーズと共同で手がけ、F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサがテクニカル&スポーツコンサルタントを務めました。
施設は結合された3つのゾーンから形成され、 テクノロジーパーク、スポーツエリア、レジャー&カルチャーエリアの3つに分かれています。
テクノロジーパークには、自動車工業に関する研究・教育機関が置かれ、スポーツエリアには、様々なレイアウトを構成できるレーシングサーキット本体、カートコース、グラベルコースによって構成されています。
レジャー&カルチャーエリアにはホテル、ショッピングセンター、その他商業施設が置かれています。
コース幅：15m
最大直線：968m
コーナー数：17（左10 右7）
パッシングポイントは、長いホームストレートと1コーナー、 4,5,6の複合コーナー、 12コーナー、バックストレートから16コーナーへの侵入がパッシングポイントとなります。
ちなみに、以前書いた記事の "トライアンフ 2019年以降のmoto2エンジンサプライヤー正式発表とExternPro社のお仕事！" で紹介したmoto2のエンジンを管理しているExternPro社が、今回グランプリが開催されるモーターランド・アラゴン内にあります。
たった7名の社員でエンジンのメンテナンスを行っており、ExternPro社のモットーは「ノーミス」です！
ドルナとの契約では、エンジン間の馬力(130馬力・ピーク時)の差は3%とされていますが、ExternProはさらにこだわり、その差を約1%にまで縮めています。
ちなみに、テクニカル・ディレクターのトレバー・モリス以外の6名のスタッフは、全員モータースポーツ界の仕事は未経験です。
非常に熱意のある会社です。
MotoGP 第14戦 スペインGPについて、レプソル ホンダチームの２名とヨハン・ザルコからコメントが出ているので紹介したいと思います。
マルク・マルケスのコメント
「アラゴンは開催日程の中でお気に入りの１つです。
通常は快適さが見つかり、とても上手く走ることができます。
ホームのファンの前で走りたいです。
今年は僕の名前が付いたコーナーがあるから特別で感動的です。
昨年は同点でアラゴン戦を迎えましたが、今年はアドバンテージがあります。
しかし、チャンピオンシップが終わった訳ではありません。
全くその反対で、ドカティ勢は全てのサーキットで速く一貫しているので、懸命に働く必要があります。
可能な限り最善の手段で戦うために何かを見つけなければいけません。
しっかりと準備するために最初から戦闘的になり、最適なベースが見つけられるように挑みます。」
※マルケスのコメントに「今年は僕の名前が付いたコーナーがあるから特別で感動的です。」とありましたが、
モーターランド・アラゴンは昨年６度目のタイトル獲得に成功したマルク・マルケスの功績を称え、マルケス本人が希望した１０コーナーをマルク・マルケス・コーナーに命名することを決定しています。
レースウィーク前日の木曜日に命名式を執り行うようになっています。
ダニ・ペドロサのコメント
「毎回ファンクラブとホームのファンの前で走れるアラゴンが楽しみです。
お気に入りのサーキットで、過去に最高のリザルトを獲得したことがあります。
もう一度、最高のリザルトを獲得できれば良いですね。
スペインでのグランプリがとても楽しみです。」
ヨハン・ザルコのコメント
「モーターランド・アラゴンでは、過去に何度も苦戦しました。
今年はあまり苦しまなければ良いのですが・・・。
正直、何が待っているのか解りません。
今年は沢山のトラックで問題に見舞われており、今回はもしかしたら あまり苦戦しないかもしれません。
とにかく、今の目標はインディペンデントチームライダー部門の最高位を確保することです。
クラッチローとペトルッチ、そして僕の３人はタイトに接近しているので、シーズン末まで頭脳的になり、ポイントを稼ぎ、上位陣に接近してフィニッシュすることが最初の目的です。」
とのコメントが出ています。
最後にMotoGP 第14戦 スペインGPのタイムスケジュールは以下の通りです。
MotoGP 第14戦 スペインGP タイムスケジュール
9月21日（金）
16:00～16:40 Moto3クラス FP1
16:55～17:40 MotoGPクラス FP1
17:55～18:40 Moto2クラス FP1
20:10～20:50 Moto3クラス FP2
22:05～22:50 Moto2クラス FP2
16:00～16:40 Moto3クラス FP3
16:55～17:40 MotoGPクラス FP3
17:55～18:40 Moto2クラス FP3
19:35～20:15 Moto3クラス 公式予選
21:10～21:25 MotoGPクラス Q1
21:35～21:50 MotoGPクラス Q2
22:05～22:50 Moto2クラス 公式予選
24:00～ MotoGPクラス プレスカンファレンス
9月23日（日）
15:40～16:00 Moto3クラス Warm Up
16:10～16:30 Moto2クラス Warm Up
16:40～17:00 MotoGPクラス Warm Up
18:00～ Moto3クラス 決勝レース
19:20～ Moto2クラス 決勝レース
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