moto2クラスとmoto3クラスは9月24日に、先日開催された第14戦アラゴンGPの舞台となったモーターランド・アラゴンで今シーズン最後のオフィシャルテストを実施しました。
各チームが終盤戦に向けてマシンのテストを行っている最中、moto2クラスに来季の参戦が決まっているNTSとMVアグスタは今回のアラゴンテストで2019年から使用することが決まっているトライアンフ製の3気筒エンジンを積んだマシンでテストを行いました。
NTSとMVアグスタは、テストライダーのアレックス・デ・アンジェリスとロレンソ・ランツィを今回のテストに招集し、提携するRW・レーシング・GPとフォワード・レーシングと共に、用意されたテストプログラムに取り組みました。
また、KTMはオリベイラとビンダーが延滞して、2019年型のマシンをテストする予定になっています。
来季から使用することが決まっているmoto2クラスですが、シャーシ マニュファクチュアのKALEX・エンジニアリングが6月19日~21日の日程で同じくモーターランド・アラゴンでテストを行っています。
その時KALEXが用意したテストライダーは、今季病欠のためにMotoGPクラスを欠場となったジョナス・フォルガーでした。
フォルガーがトライアンフ製の3気筒エンジンを積んだmoto2マシンをテストしたときに以下のコメントを発表しています。
ジョナス・フォルガーのコメント
「最初に、この機会を提供して、この2日間をサポートしてくれたアレックス・バウムガーテルをはじめ、カレックスのみんなに感謝したいです。
みんなの支援は本当に最高でした。
長い間レースから離れていた後で、正真正銘のレースマシンをもう一度走らせたことは大きな解放感でしたし、体調を確認する上で重要でした。
この素晴らしい機会を提供してくれたカレックスに心から感謝します。
全てが自発的で簡単でした。
一度バイクに乗ると、すぐに快適さを感じられ、走行を思いっきり楽しみました。
本当に全てが僅かな時間でしたが、カレックスのみんなが僕の走行を完璧にオーガナイズしてくれました。
初日はホンダエンジンを積んだオールドバイクを使用しました。
リズムを取り戻すには良かったです。
これが大きな助けとなりました。
2日目に、トライアンフのエンジンを積んだカレックスに乗り込み、さらに楽しくなりました。
もちろん、このプロジェクトに使用するエンジンのキャラクターや新しい電子制御の違いに興味がありました。
このパッケージは、決定的に本物のレースエンジンに近づいています。
沢山のことを体験し、1日を通じて良い進歩を果たしました。」
とのコメントを発表しています。
上記のコメントではトライアンフ製の3気筒エンジンがどんな特性を持っていて、車体のモーメントにどう影響するかなど細かいことは一切コメントしていません。
未だコメントは出されていませんが、今回のテストで試乗したアレックス・デ・アンジェリスとロレンソ・ランツィがどのような感想を持ったのか、個人的に非常に興味があります。
2019年のmoto2マシンは一体どういうものなのか、今はコメントが出るまで楽しみに待ちましょう。
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