モビスター ヤマハ(MotoGP)が PATAヤマハ(WSBK)から電子制御担当を招請していた!


先日、ミサノ プライベートテストについての記事で紹介しましたが、YZR-M1の電子制御は中々改善できていないようです。

bikesportnews.comによりますと、8月5日に開催された MotoGP第10戦チェコGPとオフィシャルテストに、スーパーバイク世界選手権に参戦しているPata Yamaha Official WorldSBK Teamから電子制御担当者のミケーレ・ガッダ氏(写真左)を招請していたようです。

このミケーレ・ガッダ氏ですが2年前にドゥカティからヤマハに移籍してきたエンジニアモビスター ヤマハとしては 第10戦チェコGPでWSBKから電子制御担当者を呼び寄せるも問題解決できず、第11戦オーストリアGPでの謝罪会見へとつながった流れのようです。

bikesportnews.comにバレンティーノ・ロッシのコメントが掲載されていますので紹介したいと思います。





バレンティーノ・ロッシのコメント
「今季のヤマハのバイクは、ホンダとドゥカティと比べ競争力が無く、苦しいシーズンです。
ヤマハ独自で使用していたECUから、MarelliのECUに統一された頃から問題が発生しました。
YAMAHAのチーム、ライダーにおいて、全員同じ問題です。

2016年シーズンから統一ECUになったことで、2015年シーズンよりもエレクトロニクスのレベルは下がりました。

2017年中半期に、ホンダとドゥカティは2015年シーズンと同じレベルで復帰でき、ヤマハは同じレベルまで復帰できませんでした。

シーズンの終わりまでは長い道のりであり、改善できずイライラしています。

私にとって、ヤマハがどれだけ勝つために努力してくれているか知っておく事は重要です。
彼らがもっと努力すれば、状況を回復できるからです。

今シーズンのチャンピオンシップにおいて現時点で良いポジションにいますが、最終戦までこのポジションを維持するのは難しいです。

大きな問題は、マルケスを圧迫するほどの速さを持っていないということです。

YZR-M1のレベルがトップではないので、私たちは勝てません。

YAMAHAのライダー達はとても頑張っています。
技術的な点について、バイクの戦闘力が劣るのは残念です。」

とのコメントです。
う~ん・・・やはりマニエッティ・マレリから技術者を連れてこない事にはどうにもなりませんね・・・・
ロッシのような年長のライダーが頑張って勝つと、オッサンの私としては非常に勇気がもらえます。
ここまで問題が長期化すると、見ている方としても可愛そうになってきますし、間違った電子制御の使い方でYZR-M1の進化も間違った方向へ行かなければ良いのですが・・・
何とかならないんでしょうかねぇ~・・・・




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