以前より当ブログで取り上げており、2019年よりロードレース世界選手権(MotoGP)で開催される電動バイククラスのFIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™世界選手権)ですが、最終的な参戦チームが決定し、開催1年目は12チーム18名で行われることが決定しました!
参戦ライダーについては、MotoGPクラスから14名、Moto2とMoto3クラスから最も早い4名の全18名で行われると発表されており、第14戦 アラゴンGPでエントリーリストを発表するとの事なので、正式な参戦ライダーリストが非常に楽しみです!!
今までに発表された詳細と、今回新たに発表された参戦チーム、オフィシャルテスト日程などをまとめてみましたので、紹介したいと思います。
※下記の内容は2018年8月17日付けのものです。
レース
初年度となる19年シーズンは、MotoGP™世界選手権が欧州で開催される際に、併催として全5戦が開催され、金曜にフリー走行、土曜に予選、日曜に決勝レースが実施される。
シーズン前にヘレス・サーキットでオフィシャルテストを予定。
決勝レースの周回数は10ラップで、バイクとパワーの進歩次第で、周回数を変更する。
チーム
参戦台数は18台。
最高峰クラスに参戦する7チームのインディペンデントチームに対して2台ずつ、中量級と軽量級から参戦を希望するチームに対して、4台を供給する。
ライダー
各参戦チームが戦闘力の高い経験豊富なライダーを起用。
タイヤ
最高峰クラスのオフィシャルタイヤサプライヤー、ミシュランがオフィシャルタイヤサプライヤーとして開発するタイヤを全車に供給。
参戦チーム・ライダー数
前回のミーティングでアジョ・モータースポーツを加え、11チームの参戦が決まっていたが、来季からアンヘル・ニエト・チームの参戦枠から、ヤマハのサテライトリームとして参戦することが発表されたセパン・インターナショナル・サーキットの加入が決定。
全12チームから18名のライダーが参戦。第14戦アラゴンGPで暫定エントリーリストを発表する。
テック3・レーシング <2人>
LCR・ホンダ <2人>
プラマック・レーシング <2人>
エスポンソラマ・レーシング (アビンティア・レーシング) <2人>
グレシーニ・レーシング <2人>
アンヘル・ニエト・チーム <2人>
セパン・インターナショナル・サーキット <1人>
マーク・VDS・レーシング・チーム <1人>
アジョ・モータースポーツ <1人>
ポンス・レーシング <1人>
ダイナボルト・インタクトGP <1人>
SIC58・スクアドラ・コルセ <1人>
オフィシャルテスト日程
初開催を前に11月下旬から3度、合計9日間のテストをヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催。
11月23日~25日: ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト
3月13日~15日: ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト
4月23日~25日: ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト
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ドイツの保険会社アリアンツが新たなスポンサーとして、エネル(電力/エネルギー)、エネルジカ(エレクトリックバイク)、ミシュラン(タイヤ)、DHL(輸送物流)と共に当大会を支援。
テクニカルパートーナー
デロルト(データロギング)、レジーナ(チェーン)、ブレンボー(ブレーキ)、マルケジーニ(ホイール)、オーリンズ(サスペンション)
開催地
第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの際に開催1年目の開催地を発表。
以上の内容が現在(2018年8月17日)公表されています。
2018年2月に公開されたPV中では、使用されるエネルジカ・モーターカンパニー社の車両は、147Hp MAX SPEED 250km/hと表示されていますが、2018年1月にギュントーリがテストした時に「270km/h出るんですよ。」とコメントしています。
ベースマシンとなるエネルジカ・モーターカンパニー社の「EGO」の車重は258kg程ですが、シリーズ開催までにバイクの軽量化を行う予定との事なので、MotoE World Cupが開催される頃には、現在のプロトタイプよりもスペックが上がっている事でしょう!
どんなレースになるのか非常に楽しみです!
個人的にもう一つ気になる点としては、現在のMotoGPはレプソルやエネオス等、石油関係の大手企業が多いのですが、電動バイククラスが開催される事で、裏で色々トラブルが起きるのではないかと思っています。
自動車にしろ、バイクにしろ、いつかはガソリンエンジンが無くなり電動化になる流れですし、レース裏で石油系と電気系の企業間により"いざこざ"が起きるのではないかと気になって仕方ありません(笑)
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