7月13日~15日の日程で、ドイツのザクセンリンクでMotoGP第9戦 ドイツGPが開催されています。
木曜日のペドロサの引退会見から始まったドイツGPですが、昨日の金曜日に各クラスFP1~FP2が行われました。
各クラスの初日のフリープラクティスのリザルトと、今後のタイムスケジュール、MotoGPクラスの選手からコメントが出ているので紹介したいと思います。
moto3クラスのドイツGP初日ですが、FP1で3番手のフィリップ・エッテルがFP2で、去年の第8戦 TTアッセンのFP1以来となるトップタイムをマークしました。
FP1で11番手のトニー・アルボリーノがFP2で、0.042秒差の2番手、ホルヘ・マルティンがFP2で0.046秒差の3番手となりました。
moto3クラスへ参戦する日本人ライダーの結果ですが、FP1で19番手の真崎 一輝選手がFP2で0.511秒差の11番手。
FP1で18番手の佐々木 歩夢選手はFP2で16番手。
FP1で26番手の鈴木 竜生選手はFP2で21番手。
FP1で23番手の小椋 藍選手はFP2で23番手。
FP1で12番手の鳥羽 海渡選手はFP2で28番手となりました。
moto3クラス フリープラクティス 初日リザルト
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moto2クラスのドイツGP初日ですが、FP1で20番手だったチャビ・ビエルゲがFP2で、第2戦アルゼンチンGPの公式予選以来、今季2度目のトップタイムをマークし、キャリアで初めて初日総合1番手に進出しました。
FP1で6番手のアレックス・マルケスがFP2では、0.025秒差の2番手。
FP1で16番手のマルセル・シュロッターがFP2で、0.029秒差の3番手となりました。
moto2クラスへ参戦中の日本人ライダーの長島 哲太選手ですが、FP1で27番手でしたがFP2では22番手とポジションアップしています。
前戦のフリープラクティスで負った怪我が、まだ完全に治っていないでしょうし、大変だと思います。
頑張れ!長島選手!
moto2クラス フリープラクティス 初日リザルト
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MotoGPクラスのドイツGP初日は、FP1で8番手だった総合7位のホルヘ・ロレンソがFP2で、今季3度目のトップタイムをマークし、カタルニヤGP以来、今季2度目となる初日総合1番手になりました。
FP1で6番手だったダニロ・ペトルッチがFP2で、0.257秒差の2番手に浮上。
FP1で1番手となったアンドレア・イアンノーネはFP2で、0.319秒差の3番手となりました。
9年連続のポール・トゥ・ウィンという偉業が掛かっていて、FP1で2番手になったマルク・マルケスは、FP2の最後のコースインで唯一新品のリアタイヤに履き替えませんでしたが、0.464秒差の5番手を獲得し速さを見せています。
MotoGPクラスへ参戦する中上 貴晶選手ですが、FP1で11番手でしたが、FP2では0.562秒差の7番手で順位を上げています。
また、前戦TTアッセンで左手中手骨を骨折したフランコ・モルビデリは、FP1の後に欠場を決断しました。
モルビデリの代役として、HRCのテストライダーのステファン・ブラドルがFP2から起用され、22ラップを周回して21番手で初日を終えています。
MotoGPクラス フリープラクティス 初日リザルト
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ここで、MotoGPクラスへ参戦するライダーからコメントが出てますので、紹介したいと思います。
ホルヘ・ロレンソのコメント
「初日の進み方がとても嬉しいです。
FP1からFP2にかけて、バイクが大きく改良されました。
バイクが大きく進歩したことが特に嬉しいです。
1番手は私が戦闘的であることを証明します。
これが重要ですが、マルケスが何か持っていることは確かですね。
彼が優勝候補でしょう。
明日も今日の調子で進めるか見てみます。
1列目に進出したいですし、私たちは昨年よりもトップに接近しています。
これはグッドニュースです。」
ダニロ・ペトルッチのコメント
「初日のプラクティスに大満足です。
午前のプラクティスを上手く始めることができ、リアタイヤの消耗を軽減させるために懸命に働きました。
もしかしたら、まだレースペースがよくないかもしれませんが、フィーリングが本当に良いです。」
アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「ポジティブな初日となりました。
僕たちは午前も午後も速かったです。
これは週末に詳細を詰めて行く上で基本となります。
まだ幾つかの細かいところで満足できませんが、改良できると思います。
マルケスが最速ですね。
ベストペースで走っていますが、ドゥカティ勢は素晴らしいペースがあります。
僕たちのバイクのベースは良いです。
スピードがありますが、レース周回数は30ラップなので、安定感を追求するために仕事を続ける必要があります。」
アンドレア・イアンノーネのコメント
「今日は悪くなかったです。
午前の始まりは本当に良かったと思います。
午後はそこから幾つかのことを試しました。
最終的にトップ10以内を確実にするために新品タイヤを履きました。
リアのグリップに問題があり、とても苦しんでいます。
明日は、この状況からの改善を図ります。
僕たちには、グッドなスピードがあります。
上位に進出するには十分ですが、重要なのはレースディスタンスで、このスピードを維持することです。」
マルク・マルケスのコメント
「バイクには、グッドなベースがあります。
午前は最初の走り出しから速かったです。
トラックに上手く適応していると言えます。
午後は良くなりましたが、全ライダーが良くなりました。
今まで以上にバイクの戦闘力は、非常にイコールです。
トラックはショートなので、違いを出すことが難しいです。
午前に良い感じがあったので、レースに向けた仕事に集中しています。
午前はリアにソフトタイヤ、午後はミディアムタイヤで走り続け、セッションの終わりにタイヤを履き替えませんでした。
ドゥカティが一番良くなったバイクであることを再度確認しました。
全てのトラックで良く走れています。
今年型のホンダは、ストロングポイントがそれほど強くなく、弱点がそれほど弱くありません。
昨年型を走らせる中上選手が速かったですね。」
バレンティーノ・ロッシのコメント
「最初のプラクティスは悪くなかったのですが、午後は中古タイヤでトライし、ペースが速くなかったので順位は後方に後退しました。
午前の3番手も午後の17番手も現実的ではありません。
加速に大きな問題がありました。
パワーを路面に伝えようとすると、タイヤがスピンします。
スピンしてしまうと、ポテンシャルもグリップも失ってしまうので苦しいです。
2017年の夏から電子制御に問題があります。
もし、これが持続的な問題なら、解決に向けて何もなされていないことになります。
当然、魔法では問題を解消することはできません。
明日も仕事を続け、強くなれるようにトライします。」
ロッシのコメントでも解るように、ヤマハは電子制御の問題が続きますね・・・・
やはり、マニエッティ・マレリから技術者を入れない限り、問題解決とはならないでしょうねぇ・・・
最後に、MotoGP 第9戦 ドイツGPの今後のタイムスケジュールですが、以下の通りになっています。
MotoGP 第9戦 ドイツGP タイムスケジュール
7月14日(土)
16:00~16:40 Moto3クラス FP3
16:55~17:40 MotoGPクラス FP3
17:55~18:40 Moto2クラス FP3
19:35~20:15 Moto3クラス 公式予選
20:30~21:00 MotoGPクラス FP4
21:10~21:25 MotoGPクラス Q1
21:35~21:50 MotoGPクラス Q2
22:05~22:50 Moto2クラス 公式予選
00:00~ プレスカンファレンス
7月15日(日)
15:40~16:00 Moto3クラス WUP
16:10~16:30 Moto2クラス WUP
16:40~17:00 MotoGPクラス WUP
18:00~ Moto3クラス 決勝レース
19:20~ Moto2クラス 決勝レース
21:00~ MotoGPクラス 決勝レース
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