6月1日~3日の日程で、MotoGP第6戦 イタリアGPがムジェロ・サーキットで開催されます。
初日を迎えた6月1日(金)は各クラスFP1・FP2が行われました。
昨日行われた各クラスのフリープラクティスのリザルト、Motogpクラスに参戦する数名のライダーからコメントが出ているので紹介したいと思います。
また、MotoGPクラスではFP2で、ドゥカティのテストライダーで、ワイルドカード参戦しているミケーレ・ピッロが1コーナー(サン・ドナート)を走行中に時速350㎞で転倒しました。
フィレンツェの病院にヘリコプターで搬送され、ド派手な転倒だったので容態が心配されていましたが、頭部外傷、胸部、腹部、腰部の外傷、右肩の亜脱臼と診断され命に別状はないそうです。
ミケーレ・ピッロ転倒動画moto3クラスのフリープラクティスは、ポイントランキング4位のホルヘ・マルティンが今季10度目のトップタイムをマークし、開幕戦カタールGP、第3戦アメリカズGPに続き、今季3度目となる初日総合1番手となりました。
FP1で2番手のアロン・カネトが、0.339秒差でFP2も2番手、FP1で14番手だった鈴木 竜生選手ですが、0.437秒差の3番手に浮上しています。
FP1で18番手の鳥羽 海渡選手は、0.503秒差の5番手、FP1で22番手の佐々木 歩夢選手はFP2で15番手、FP1で25番手の真崎 一輝選手はFP2を23番手で終えています。
MotoGP第6戦イタリアGP moto3クラス 初日リザルト
moto2クラスのフリープラクティスは、FP1で4番手だったランキング7位のジョアン・ミルが中量級で初めてトップタイムをマークし、初日総合1番手に進出しました。
FP1で2番手のサム・ロウズが、0.112秒差の2番手、FP1で7番手のフランセスコ・バグナイアが、0.113秒差の3番手となりました。
4番手にマティア・パシーニ、ロレンソ・バルダッサーリが5番手となり、FP1で今季初めて1番手発進を決めたアレックス・マルケスですが、FP2では、0.567秒差の10番手に後退しました。
moto2クラスへ参戦している長島 哲太選手ですが、FP1で21番手、FP2を18番手で終えています。
MotoGP第6戦イタリアGP moto2クラス 初日リザルト
MotoGPクラスのフリープラクティスは、FP1で今季初めて1番手発進を決めたランキング7位のアンドレア・イアンノーネが今季4度目のトップタイムをマークしました。
FP1で4番手だったマーベリック・ビニャーレスは、0.387秒差の2番手、FP1で6番手のマルク・マルケスは0.483秒差の3番手、FP1で11番手のヨハン・ザルコは、0.630秒差の4番手、5番手にはジャック・ミラーが入りました。
アンドレア・ドヴィジオーゾは、1コーナーの手前でエンジンがブローし、バイク交換を強いられて1.167秒差の12番手でFP2を終えましたが、5ラップ目に当地のトップスピードを更新する時速356.4キロメートルを記録しました。
BANG! 🔥🔥🔥💨💨💨@AndreaDovizioso's Ducati GP18 says no more!#MotoGP pic.twitter.com/sYptP4b1q3— MotoGP™🇮🇹🏁 (@MotoGP) 2018年6月1日
MotoGPクラスへ参戦している中上 貴晶選手は、FP1で18番手、FP2で11番手となりました。
MotoGP第6戦イタリアGP MotoGPクラス 初日リザルト
ここで、MotoGPクラスのライダー数名から、初日を終えたコメントが出ていますので紹介したいと思います。
アンドレア・イアンノーネのコメント
「ここ数年のムジェロは厳しかったのですが、何とか挽回できました。
バイクのフィーリングは本当に良いです。
ガレージ内は本当に全てが上手く行っています。
今シーズンを始めたときから、チームと一緒に異なる方法で仕事を進め、それが本当に上手く行っています。
このトラックでグレートなチャンスがあります。
僕は闘う準備ができています!決して諦めない!
フィーリングはレース毎に良くなっています。」
マーベリック・ビニャーレスのコメント
「午後は暑くなり収集したデータから、もっと良くなると思います。
自信を取り戻せました。
大好きなトラックで、バイクも非常に良いレベルにあります。
チームは素晴らしい仕事をしてくれ、コーナーに対して攻めることができます。
バルセロナのテストで大きな自信を掴みました。
すごく良いテストとなり、最初からプッシュすることができました。
僕たちの前進を確認しできましたが、セットアップの問題など、まだやるべき仕事が沢山あります。
僕はザルコ、バレンティーノよりも体重が軽いので、バイク自体も少し短いですから。」
バレンティーノ・ロッシのコメント
「テストでは今日より悪かったのですが、まだ金曜日です。
表彰台を争うには、あと一歩前進しなければいけません。
あまり暑くならない方が良いですね。
今日の気温ならバイクは良く走ります。
僕たちは午前も午後もそれほど悪くなかったと思います。
ペースは速かったので、ポジティブな1日となりました。
確かに沢山のバイク、ライダーたちが非常に速いですが、僕たちはその中に位置しています。
僕たちはペースをさらに良くするために作業を進めています。
コーナーの立ち上がりでホイールスピンに苦しんでいますが、それ以外はバイクの良い感じがあります。
最速ラップは完璧ではなかったです。
渋滞にはまってしまい、次はトップ10を確保しなければいけません。
その後に、2列目以内からスタートできるようにトライします。」
アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「エンジン破損の原因を知るには、まだ早すぎます。
ポジティブなニュースは、ミケーレが大丈夫なことです。
今日は仕事ができなかったので失望しています。
レースに向けてしっかりと準備を整えるため、全ての時間を有効に使うことが重要ですが、今日は幾つかの理由で良い仕事ができませんでした。
タイヤに欠陥があったような感触があります。
最後のコースインでタイヤが上手く機能しませんでした。
他のライダーたちからも同じような意見が聞かれ、状況をしっかりと理解するために詳細に検証しなければいけません。
(時速356.4Kmを記録したことについて)
正直、重要なことを与えてくれる訳ではありません。
特別な記録なので満足感をもたらしてくれますが、時速345kmでも、357kmでも何も変わりません。」
マルク・マルケスのコメント
「ミケーレのビデオを見ていないけど、全員にとって厳しい時だと思います。
あそこはスピードが出て、チャンピオンシップで最も困難なポイントの1つです。
リスクの限界が少し違いを生み出すでしょう。
僕も2013年にあそこで転びましたが、とても幸運でした。
ミケーレが大丈夫なことを願います。
ムジェロは通常苦戦しますが、僕たちは3番手です。
ペースはそれほど悪くないので、ポジティブなことに集中ます。
正直、テストの時よりも気温が上昇したので、フロントタイヤに苦しむだろうと考えていました。
ハードコンパウンドのフロントタイヤは、僕たちには柔らかすぎます。
昨年沢山転んでしまったときのタイヤが投入されました。
幾つかの理由があって供給したと思うのですが、タイヤの上手い使い方が解りません。
なので、さらに色々試さなければいけません。
新しいシートに関しては何も違いはなく、市販車により似ているだけです。
テスト時はもっと涼しく、作業がしやすかったです。
今は全員が強く、僕たちは午後に前進しできました。
あと2、3改良しようと思います。」
とのコメントです。
ヴィニャーレスのコメントの中で、「セットアップの問題など、まだやるべき仕事が沢山あります。
僕はザルコ、バレンティーノよりも体重が軽いので、バイク自体も少し短いですから。」というコメントが気になりました。
ヴィニャーレスの使っているスイングアームが他の2人より多少短いということでしょうか?
最後に、本日以降のMotoGP第6戦イタリアGPのタイムスケジュールは、以下の通りになっています。
MotoGP第6戦イタリアGP タイムスケジュール
16:00~16:40 moto3クラス FP3
16:55~17:40 MotoGPクラス FP3
17:55~18:40 moto2クラス FP3
19:35~20:15 moto3クラス 公式予選
20:30~21:00 MotoGPクラス FP4
21:10~21:25 MotoGPクラス Q1
21:35~21:50 MotoGPクラス Q2
22:05~22:50 moto2クラス 公式予選
6月3日(日)
15:40~16:00 moto3クラス WUP
16:10~16:30 moto2クラス WUP
16:40~17:00 MotoGPクラス WUP
18:00~ moto3クラス 決勝レース
19:20~ moto2クラス 決勝レース
21:00~ MotoGPクラス 決勝レース
人気ブログランキング
コメント
コメントを投稿