本日5月25日~27日の日程で、イギリスのドニントンパークでWSBK第6戦 イギリスROUNDが開催されました。
ネタバレして申し訳ないのですが、SBKクラスのレース1では、満を持して市販から1年遅れでスーパーバイク世界選手権へ参戦したYZF-R1が、ようやくWSBKで初勝利を挙げました。
いやぁ~本当に初勝利まで長かった・・・
そして、レース2でもマイケル・ファン・デル・マークが、ジョナサン・レイとのバトルを制し、まさかのダブルウィン!
今回レース1で勝利を挙げたマイケル・ファン・デル・マークは、WSBKでの初勝利となり、今回のマイケル・ファン・デル・マークの勝利は、WSBKにおいてオランダ人の初勝利でもありました。
いつもなら、SSPクラス・SBKクラスの動画を交えながらレースを振り返るのですが、SSPクラスの動画が見つかりませんでした。
よって、動画はSBKクラスのみとなりますが、WSBK第6戦 イギリスROUNDのレースを振り返ってみたいと思います。
SSPクラスへ参戦中の日本人ライダーの大久保 光選手は予選をSP1からスタートするも、トップでSP2へ進出。
SP2で時間ギリギリで挑んだ最終ラップに転倒してしまい、決勝は5番グリッドからのスタートとなりました。
転倒した後に手を気にしてたようなので、怪我の影響が心配です。
そして迎えた決勝ですが、4周目の7コーナーで転倒してしまいました。
今季はYAMAHA勢が速い中、何とかして勝とうと頑張っているんだと思います。
先日引退したソフォーグルも「これ以上、ZX-6Rから速さを引き出すのは無理」と言ってましたので、カワサキ勢は速いR6に立ち向かうには苦しいシーズンだと思います。
転倒でノーポイントは苦しいでしょうが、気持ちを切り替えて次戦頑張って欲しいです。
応援してます。頑張れ!大久保選手!!
WSBK第6戦 イギリスROUND SSPクラス リザルト
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WSBK第6戦 イギリスROUND SSPクラス 第6戦終了時点でのポイントランキング
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WSBK第6戦 イギリスROUND SBKクラス レース1動画
レース1は序盤からカワサキワークス2台が引っ張る形となりました。
ジョナサン・レイが何度かインに付けず、はらむ場面が見られたのが気になりました。
マシントラブルでしょうか?
序盤からカワサキ2台に離されずピッタリ後ろにつけ、度胸一発でサイクスのインに飛び込んだシーンは見事でした。
今までR1は速さはあったのですが、レースになると終盤でのタイヤの消耗が激しかったのですが、今回は最後までペースを保ち勝利しました。
ヤマハは今シーズン始めからピレリが用意した新しいリヤタイヤでセットアップを進めていましたが、カワサキは従来型のタイヤを使用していたので、その辺の差が出たのかもしれませんね。
WSBK第6戦 イギリスROUND SBKクラス レース1 リザルト
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WSBK第6戦 イギリスROUND SBKクラス レース2 動画
レース2はヤマハのロウズが先行します。
その後にハスラム、サヴァトーリが続きますがハスラムが転倒。
サヴァトーリもズルズル下がり気がつけば、ロウズとファン・デル・マークがYAMAHAの1,2体制を築きます。
しかし、YAMAHAの逃げ切りを許さなかったのがジョナサン・レイでした。
ベストラップを刻み、あっという間に2位のファン・デル・マークの真後ろに付いた頃にコース上に雨粒が落ち始めます。
雨で気が緩んがのか、ファン・デル・マークがインを開けてしまい、そこへバイクをねじ込み、レイが2番手に浮上。
ヤマハ2台と王者レイの3つ巴のバトルが繰り広げられます。
物凄いバトルで興奮しました。
ファン・デル・マークがレイに抜かれたかと思えば抜き返し、そのまま一気にスパート!
レイはタイヤが厳しく付いて行けず、マイケル・ファン・デル・マークがレース1、レース2を共に制しダブルウィンとなりました。
WSBK第6戦 イギリスROUND SBKクラス レース2 リザルト
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WSBK第6戦 イギリスROUND SBKクラス 第6戦終了時点でのポイントランキング
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次回のWSBKはブルノサーキットで行われる6月8日~10日に開催されるチェコROUNDとなっています。
ブルノではどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか!?
次回のレースも楽しみです。
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レイは腕上がりの症状が出ていたようです。きっちりブレーキングが出来ないせいでインに付けないケースが目立ったのかと思います。
返信削除マイケルはこの優勝で化けるとチャンピオンシップも面白くなるんですけどね。
こめんとありがとうございます。
削除そのようですね。
レイの様なタフなライダーでも腕上がりの症状が出るとは珍しいなぁと思いましたが、2週間に2レースこなす訳ですから無理もないですね・・・
自分も昔、毎週練習に行ってた頃は体と財布が持ちませんでした・・・・
序盤はロウズがレースを引っ張りましたし、R1の熟成が進んでいることは間違いありませんね。
PATAヤマハの2人には今後も期待です。
レオン・キャミア選手の肋骨6本骨折後で10位と8位って凄くないですか?
返信削除普通に生活するのでもかなり痛いはず。ガニエ選手も頑張ってほしい。
大久保選手はうまく言えませんが無理している感が否めないですね。1ポイントでもいいから完走しないと、いつ解雇されてもおかしくない。
コメントありがとうございます。
削除キャミアの件を完璧に取り上げるのを忘れてました!申し訳ないです。
去年はデイビスが腰椎骨折、ハスラムは脊椎骨折した12日後にレースに出てましたからね・・・
イギリス人ライダーのド根性には頭が下がるばかりです。
大久保選手について仰っしゃりたいことは何となく解ります。
しかし、大久保選手悪いライダーじゃないと思うんですよねぇ・・・・
今年に関しては、R6が以上に速いですし、プセッティもその辺を解っているはずなので考慮してくれればよいのですが・・・
F3であれだけ速かったクルーセルがホンダへ移籍してサッパリの結果でしたが、今年はR6に乗って再びトップ争いを繰り広げています。
やはり、ある程度マシンポテンシャルが均衡してないとMANパワーだけでは補いきれない部分はあると思います。
まぁレースの世界なので、過程や内容よりも結果が全てです!!
そんな中で大久保選手も頑張っていると思うので、見守ってあげようと思います。