ソフォーグル欠場!代役はあの人!WSBK 第2戦 タイラウンドについて



本日よりWSBK 第2戦 タイラウンドがチャーン・インターナショナル サーキットで開催されています。

初日の今日は、SBKクラスのFP1~FP3、SSPクラスのFP1、FP2が行われました。

SSPクラスのケナン・ソフォーグルですが、開幕戦のFP3での転倒で痛めた脚の療養のため、第2戦を欠場する事が発表されています。

その為、ソフォーグルの代役に、アズラン・シャー・カマルザマンがKawasaki Puccetti Racing Teamから参戦します。

開幕戦は終わってみれば、マルコ・メランドリのダブルWINという形で終わりましたが、第2戦の舞台 チャーン・インターナショナル サーキットでは、ドカティは勝利したことがありません。

また、チャーン・インターナショナル サーキットは、ジョナサン・レイが得意とするサーキットで、サーキットレコードを保有しているばかりか、2位以下に終わったことがありません。

ジョナサン・レイの巻き返しがタイ ラウンドから始まるのでしょか!?要注目のレースとなっています。




まずは、チャーン・インターナショナル サーキットのコース紹介から行きたいと思います。

同地に所在するサッカークラブであるブリーラム・ユナイテッドFCの系列に連なるサーキットで、当初のサーキット名称もチーム名に由来しています。
オーナーも同じネウィン・チドチョブ氏が務めるほか、立地も同チームのホームスタジアムであるニュー・アイモバイル・スタジアムの裏手にあります。
サーキットの設計はヘルマン・ティルケ氏が行い、建設費は約62億円におよびました。
国際自動車連盟グレード1Tを取得しており、コースの分割も可能です。

グレード1Tの取得によりF1のテスト走行での利用も可能となっており、当初はF1の開催は「想定していない」としていましたが、サーキットの運営会社では2014年に入りF1関連のコンサルタントと相次いで契約しており、F1開催の可能性も視野に入れているようです。
敷地内には他にドラッグレース用の直線走路や、モトクロス用のダートトラックも設けられています。
ピットエリアがメインスタンドの真下にあるため、全体的に高低差の無いコースの全景がグランドスタンドから見ることができる反面、ピットワークを見ることができません。

コース長:4.554Km
コース幅:12m
コーナー数:12 (右コーナー:7 左コーナー:5)
ホームストレート:1000m




第2戦を欠場するケナン・ソフォーグルのコメント
「オーストラリアでのFP3のクラッシュ後、去年マニクールで負傷したのと同じ箇所が痛み始めました。
私は決勝レースに出ましたが、時間が経つにつれて痛みが激しくなりました。
検査を受けると、骨にヒビが入っていました。
医師に、第2戦を休戦し治療に専念しないと将来悪化する可能性があると言われました。
体が完全に回復するためにはもっと時間が必要です。」



ソフォーグルの代役のアズラン・シャー・カマルザマンのコメント
「私はこの機会にとても満足しています。
ワールド スーパー スポーツ選手権で、このPuccetti Racing Teamのバイクに乗れる事は、私にとって夢が実現するようなものです。
トップでレースを終えるために全力を尽くします。
私をケナンの代役ライダーに選んでくれて、カワサキとプセッティ レーシング チームにとても感謝しています。」

との事です。
既にWSSPは、FP1と2が終わっています。
リザルトは以下の通りです。

WSSP 第2戦 タイラウンド FP1リザルト 
※画像クリックで拡大します

WSSP 第2戦 タイラウンド FP2リザルト 
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Yamaha Thailand Racing Teamから、ラタポン・ウィライロー デチャ・クライサート
Kawasaki Puccetti Racing teamからソフォーグルの代役で、アズラン・シャー・カマルザマン
Kawasaki Thailand Racing Teamから、ティティポン・ワロコーンと、全日本選手権やARRCでお馴染みの、アジアのスター選手達がスポット参戦しています!!
レギュラーライダーの大久保 選手は、負けずに頑張って欲しいです!
応援してます!!



WSBK 第2戦 タイラウンド FP1リザルト 
※画像クリックで拡大します

WSBK 第2戦 タイラウンド FP2リザルト 
※画像クリックで拡大します

WSBK 第2戦 タイラウンド FP3リザルト 
※画像クリックで拡大します
徐々にポジションを上げていき、FP3できっちりトップタイムをマークする所は、さすがジョナサン・レイですね!
サイクス0.06秒遅れで2番手に続いており、カワサキ レーシングチームに死角は無さそうです!
レイとサイクス選手からコメントが出ていますので、紹介したいと思います。



ジョナサン・レイのコメント
 「タイはフィリップアイランドとは非常に異なるサーキットですが、従来型のサーキットです。
バイクを仕上げるには、シャーシのバランスがよくなるようなセットと、優れたトップエンドパワーが必要です。
タイのレースは、私が得意とするトラックであり、過去に何度も勝ってきたので、楽しみにしています。
開幕戦を勝利でスタートする事は出来ませんでしたが、私はブリーラムで100%の力が出せるように努力してきました。
私は今、競争力のある週末が来ることを待ち望んでおり、フィリップアイランドよりも一歩先を目指すつもりです。」




トム・サイクスのコメント
「オーストラリアでのラウンド1にはとても満足していて、週末のパフォーマンスは素晴らしかったです。
素晴らしいセットアップができたので、私はバイクに非常に感銘を受けました。
今私はチャーンを楽しみにしています。
フィリップアイランドとは非常に異なるレイアウトですが、私たちに自信を与えてくれるサーキットです。
タイのレイアウトは、フィリップアイランドに比べると、ヨーロッパのサーキットに似ています。
2018年の新レギュレーションでエンジンの特性が去年と違いますが、より多くのトルクを持たせる様にセッティングしました。

とのコメントです。

最後にWSBK 第2戦 タイラウンドのタイムスケジュールですが、以下の通りになっています。

3月24日(
12:45~13:05 WorldSBK - FP4
13:15~13:35 WorldSSP - FP3
15:30~15:45 WorldSBK - SP1
15:55~16:10 WorldSBK - SP2
16:30~16:45 WorldSSP - SP1
16:55~17:10 WorldSSP - SP2
18:00~    WorldSBK - レース1


3月25日(
13:00~13:15 WorldSSP - WUP
13:30~13:45 WorldSBK - WUP
16:30~    WorldSSP - レース
18:00~    WorldSBK - レース2


今週末ドカティ史上、初のチャーンでの勝利を挙げることができるのでしょうか!?
また、マルコ・メランドリが3連勝を挙げるのか!? それとも、チャーンが得意なジョナサン・レイの逆襲が始まるのか!?
SSPクラスも大久保 選手を始めとする、アジア人ライダーの活躍に注目です!!




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