本日よりブリティッシュスーパーバイク選手権(British Superbike Championship)の2018年シーズンがドニントン・パークで開幕します。
MotoGP、WSBK、ARRC、全日本ロード選手権、BSBを主体に観戦しているのですが、個人的にBSBが一番好きな選手権です。
BSBは独特なコースレイアウトもそうですが、漢気に溢れていて、ドラマが多いので大好きです。
昨年の最終戦はシェーン・バーンが劇的な逆転劇でチャンピオンを獲得しました。
清成龍一 選手が日本へ帰ってきてBSBの舞台で見れないのが本当に残念です。
今年はどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか!?開幕の舞台となるドニントンパークとタイムスケジュールを見ていきましょう。
※タイムスケジュールに変更され、1日(日)にレース1が開催されることになりました。
記事最後のタイムスケジュールをご確認ください。
ドニントンパークは、2つ難易度の高いセクションが繰り返す作りになっています。
前半セクションは高速でスムーズな作り、後半のセクションは急激なブレーキングセクションとなっており、ストップ&ゴーの作りで、高速コーナーと低速コーナーの複合コースとなっています。
さらにカギを握るのは、開催日によっては気温が低くブレーキやタイヤが適正な作動温度に達するのが難しいコースとも言えます。
2015年のレース1・レース2共に、路面温度は僅か21℃しかなく、雨が振らなかったのですが、気温は14℃を超すことがありませんでした。
スチールディスクを装着しているBSBの車両ですが、ドニントンパークでの平均減速度は、カーボンディスクを使用するMotoGP全18戦中の17戦を上回っています。
最高速度ですが、近年のハイパワー化で市販ベースと言えど300km/hを越してきますが、コーナーリング性能はどうしてもMotogpマシンの方が高いので、減速度がMotoGP車両より上がり、ブレーキングがより一層カギを握ってきます。
最も難易度が高いのはターン9の始まりの部分で、転倒が多く見られます。
BSBの車両はここに270km/h以上でアプローチし、183mのブレーキングセクションの終わりで105km/hにまで速度を落とし、1.5Gの重力に耐えながら減速します。
よって、9コーナーは勝負所になってくるでしょう。
他の勝負所と言えば、ターン1もパッシングポイントで、BSB車両は250km/h以上から95km/hまで減速します。
最後に一つ外せない進入ポイントと言えば、速度差が最も大きいターン11です。
ここでバイクは176km/hの減速を行ないます。
BSBの視聴方法ですが、例年通りこちらのページに記載した方法で視聴が可能になると思います。
(フリープラクティスや予選の放送はあるか微妙ですが、決勝レースは放送されるはずです。ユーロスポーツ1か2だと思います。)
最後に、レーススケジュールは以下の通りです。
※当初の予定が変更され、1日(日)にレース1が開催されることになりましたので、ご注意ください。
18:45~19:30 FP1
23:40~24:25 FP2
4月1日(日)
18:50~19:10 FP3
19:20~19:50 予選
24:30~ レース1(20ラップ)
4月2日(月)
21:00~21:15 WUP
24:30~ レース2(20ラップ)
4月2日は月曜日開催となっていますが、キリストが処刑されて復活したことを祝う"イースターマンデー"でイギリスは祝日です。
昨年の開幕戦は、レオン・ハスラムがポールポジション、ファステストラップ、レース1とレース2を勝利し、見事な完勝劇でした。
今年も開幕のドニントン・パークで、ハスラム劇場が開催されるのでしょうか!?
開幕戦が楽しみです!
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